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田中正造 の商品レビュー

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2014/02/18

少し前、話題になった田中正造という人はどういう人なんだろうか?とふと手に取った本。 言うまでもなく足尾銅山鉱毒事件で被害地となった谷中村に住み、 経営主である古河(現、古河機械金属株式会社)や時の政府と、住民とともに闘った人。 天皇への直訴でも有名。だが、天皇直訴のみが注目されて...

少し前、話題になった田中正造という人はどういう人なんだろうか?とふと手に取った本。 言うまでもなく足尾銅山鉱毒事件で被害地となった谷中村に住み、 経営主である古河(現、古河機械金属株式会社)や時の政府と、住民とともに闘った人。 天皇への直訴でも有名。だが、天皇直訴のみが注目されていて、彼の思想は現在は語られるのは少ないのではないだろうか。この本は「直訴」にはほとんど重きをおいておらず、彼の思想を体系立てて紹介している。 彼の思想・言葉は3.11以降の日本においても十分示唆に富んでいる。

Posted byブクログ

2013/09/17

没後100年に当たるらしい。 1991年の東京新聞に「尾引く『足尾問題』今も微量の銅流出。11年ぶ許容限度超す」とある。 著者もまた福島原発に触れる。 田中正造の人生哲学をあらためて学ぶ必要性もあるのでしょう。 「山」という漢字が「川」の下に一本線を引いていることから、川の水をせ...

没後100年に当たるらしい。 1991年の東京新聞に「尾引く『足尾問題』今も微量の銅流出。11年ぶ許容限度超す」とある。 著者もまた福島原発に触れる。 田中正造の人生哲学をあらためて学ぶ必要性もあるのでしょう。 「山」という漢字が「川」の下に一本線を引いていることから、川の水をせき止めるのが山の役割というのはおもしろい発想だと思った。

Posted byブクログ