二重葉脈 の商品レビュー

松本清張【著】

2022/09/12

とにかく長い長編小説。1966年から讀賣新聞に連載された作品。世はオリンピック景気が終わった時代で、企業倒産が増え、大型倒産、それに伴う下請け業社の連鎖倒産が多かった時代。会社更生法で救われる会社。一方、前役員は答弁することもなく、会社の資金を横領し雲隠れ。そこで起こる元役員の連続殺人。最後に真相が遺書から明らかになる。

2015/02/09

1966年〜67年読売新聞に連載。
大手のイコマ電器が倒産し、下請け零細企業の怒りが噴出するが、生駒社長ほか幹部は雲隠れしていた。
文庫本約670ページとボリュームがあるが変化は緩やか。
登場人物も多くなく犯人の予想はつくが、それでも面白ろかった。