生活保護リアル の商品レビュー
あまりなじみのなかった生活保護がよくわかった。 精神疾患などで働きたくても働けない人はいる。 そういう人にとって、生活保護は命綱。 憲法でも保障されている。 しかし実情をよく知らない(私もそうだった)人間に叩かれがちな生活保護を、自身車椅子生活の著者が、わかりやすく伝えてくれる。...
あまりなじみのなかった生活保護がよくわかった。 精神疾患などで働きたくても働けない人はいる。 そういう人にとって、生活保護は命綱。 憲法でも保障されている。 しかし実情をよく知らない(私もそうだった)人間に叩かれがちな生活保護を、自身車椅子生活の著者が、わかりやすく伝えてくれる。 根底には、当時の安倍政権をはじめとする、政治への怒りがある。
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生活保護を受けるための条件を詳細に説明している。 また、受ける側、役所側、それぞれからの実例を挙げている。 これらから生活保護の実態がわかるように構成されている。 現場の話を見るほど読んでいて辛くなる。あれほどマスコミに叩かれた芸能人も、実際は違反は無かったなどの話もあった。 ...
生活保護を受けるための条件を詳細に説明している。 また、受ける側、役所側、それぞれからの実例を挙げている。 これらから生活保護の実態がわかるように構成されている。 現場の話を見るほど読んでいて辛くなる。あれほどマスコミに叩かれた芸能人も、実際は違反は無かったなどの話もあった。 生活保護費の削減に、あれほど煽って来たマスコミは、やはり信用ならないな、と痛感させられた一冊。
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とりあえず読了。第7章「江戸川中3勉強会」二十五年目の夏、というところで中3勉強会を思い出してタイムリー。あとはやっぱり読んだだけじゃ入ってこないのでOJT。
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生活保護の実態を、丹念な取材で描いていきます。 不正受給や、受給者の生活ぶりのバッシングばかりがクローズアップされていますが、実態はかなり違うようです。 国の取り組みにも問題がありますが、私たちの認識も変える必要があるでしょう。
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生活保護受給者の実態だけではなく、ケースワーカーの立場や制度そのものへの解説もある。 しかし厳しいな。自分も一歩間違えば、転落するかも知れないという恐怖は常につきまとう。
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生活保護がらみの話はとても難しくて,なんといっていいかわからずだけど…支える側にも時間的にも経済的にもゆとりがないので,バッシングが起こってしまうのだとは思う。事例として紹介されていたケースについてはなかなか共感は難しかった。この本に登場する人は不正受給とは程遠く真摯にその生活を...
生活保護がらみの話はとても難しくて,なんといっていいかわからずだけど…支える側にも時間的にも経済的にもゆとりがないので,バッシングが起こってしまうのだとは思う。事例として紹介されていたケースについてはなかなか共感は難しかった。この本に登場する人は不正受給とは程遠く真摯にその生活を脱却をめざしている人たちで,そういう話を率直にしてくれるというのは素晴らしいことには間違いないとは思うのだけど。
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帯文:”この本が差し出す様々な「リアル」は、生活保護への憎悪という濃霧を吹き払う一陣の風となるだろう。 本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)” 目次:はじめに、第1章 生活保護制度とはなんだろう? 第2章 妻の浮気,服役,ホームレス,そして生活保護へ、第3章 燃え尽きた公...
帯文:”この本が差し出す様々な「リアル」は、生活保護への憎悪という濃霧を吹き払う一陣の風となるだろう。 本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)” 目次:はじめに、第1章 生活保護制度とはなんだろう? 第2章 妻の浮気,服役,ホームレス,そして生活保護へ、第3章 燃え尽きた公務員ワーキングプア、第4章 希望は「もう一度納税者になること」 第5章 ゆるやかに,しかし着実に自立へと歩みつつ、…他
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2012〜ダイヤモンド・オンライン連載をベース。生活保護に至る経緯、受給、自立への歩みを丁寧に辿る。支援者や担当者の現場の現状。 本当に困っており、生活保護により助けられた人たち。問題は、ここには書かれない部分にあるのでは?
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とりあえず生活保護=不正受給、のイメージはぬぐえた本。 生活保護の仕組み自体なんかもっとよくならないのかなあ。 ベーシックインカムとまではいかなくても、・・うーん、考えてみよう。
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ダイヤモンド連載の生活保護該当者及びシステムのリポート。不正受給者はわずかであり、実際の声を拾い上げようとしている。出てくる人物たちは、事故や犯罪に関わった人たち、あるいは障害や母子家庭などの不可抗力と思われる人が多いとする。生活保護だけでは、自立するだけの貯金ができず、次のステ...
ダイヤモンド連載の生活保護該当者及びシステムのリポート。不正受給者はわずかであり、実際の声を拾い上げようとしている。出てくる人物たちは、事故や犯罪に関わった人たち、あるいは障害や母子家庭などの不可抗力と思われる人が多いとする。生活保護だけでは、自立するだけの貯金ができず、次のステップの資金がないためぎりぎりの生活のままで過ごしてしまう可能性が高いとしている。そのため、経済の低迷に伴い、生活保護受給者あるいはその該当者の数だけが増えて行くことになる。
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