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僕たちが見つけた道標 の商品レビュー

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2014/06/01

原発にほどちかい福島県の双葉高校は本校舎での勉強が不可能になった。避難生活により勉強は他県より遅れをとる。そこに早稲田大学のボランティアサークルWABOCのメンバーが高校生に対し勉強合宿を始めた。WABOCのメンバーは高校生と接していくなかで、自分たちの東京での生活について改めて...

原発にほどちかい福島県の双葉高校は本校舎での勉強が不可能になった。避難生活により勉強は他県より遅れをとる。そこに早稲田大学のボランティアサークルWABOCのメンバーが高校生に対し勉強合宿を始めた。WABOCのメンバーは高校生と接していくなかで、自分たちの東京での生活について改めて考え直していく。 この本に登場する高校生たちは、みんな福島のためという思いをもって将来の目標をすでに掲げている。その強い意志に同じ福島県民として感動した。被災者とボランティアの人たちの関係は難しいと思う。しかし、高校生たちは勉強合宿を通して、大学生に心を開き、今まで誰にも打ち明けられず苦しんでいた、避難生活のこと、政府や大人たちへの不信感を打ち明けたのだ。高校生たちにとって、東京という離れた土地の大学生は、不安や不満を言いやすかったのではないだろうか。このWABOCの活動は、ただ瓦礫撤去や物資支援では成せない、心の支援を行えたのではないだろうか。

Posted byブクログ

2014/01/15

早稲田大学のWAVOCによる、東北学習支援のエピソード。 支援をおこなう中で、高校生も変わるし、大学生もまた変わってゆく。 自分が当事者になることで、自分の人生に変化が生まれる。 ボランティアの本特有の冗長さはあったけど、兵藤先生の意識の高さがうかがえる部分は、とても考えさせられ...

早稲田大学のWAVOCによる、東北学習支援のエピソード。 支援をおこなう中で、高校生も変わるし、大学生もまた変わってゆく。 自分が当事者になることで、自分の人生に変化が生まれる。 ボランティアの本特有の冗長さはあったけど、兵藤先生の意識の高さがうかがえる部分は、とても考えさせられる。

Posted byブクログ