声をきかせて の商品レビュー
いろんなことを詰め込み過ぎている感じ。 香道、近所、性同一性障害、えん罪などなど。。。 特に香道のことはとても詳しく描かれていて、興味深く読んだが、この物語のテーマはとか、著者が伝えたいことは何?とか、いろいろ考えちゃいました。 幼馴染の悠が不登校になった理由を砂凪たちが「聞い...
いろんなことを詰め込み過ぎている感じ。 香道、近所、性同一性障害、えん罪などなど。。。 特に香道のことはとても詳しく描かれていて、興味深く読んだが、この物語のテーマはとか、著者が伝えたいことは何?とか、いろいろ考えちゃいました。 幼馴染の悠が不登校になった理由を砂凪たちが「聞いてみる?」とか相談しているときに、祖母が「そんなの聞かなくても考えたらわかる」といったことを言った場面が印象的でした。
Posted by
中学2年生の砂凪(さなぎ)、珠季(たまき)、蒼太、悠介は小学生の頃からの仲良し4人組だった。 砂凪の祖母はお香屋をやっていて、両親は店を継がないけれど、砂凪は祖母からお香についていろいろ教えを受けていた。お香は好きだけど、香りを``聞く``ことができない砂凪。 ある時、金魚の掛...
中学2年生の砂凪(さなぎ)、珠季(たまき)、蒼太、悠介は小学生の頃からの仲良し4人組だった。 砂凪の祖母はお香屋をやっていて、両親は店を継がないけれど、砂凪は祖母からお香についていろいろ教えを受けていた。お香は好きだけど、香りを``聞く``ことができない砂凪。 ある時、金魚の掛け合わせがうまくいかなかったからと、トイレに流されかけたランチュウの稚魚をもらい受けて育てることにした。出来損ないの自分とランチュウを重ねてみるように。 そんなある日、小学校の時に4人で埋めたタイムカプセルを掘り起こすために忍び込んだ幽霊屋敷で、ある老人と出会う。かつてはその家に住んでいた老人だが、ある事件をきっかけに、この街を出た老人。耳が遠いし死神みたいな風貌だが、タイムカプセルと引き換えに意外なある事を頼んできた。 個性というには、まだあまりにもでこぼこな中学生たち。 積み重なる時間。 タイトルと装丁で、恋愛ものか?とも思ったけれど、青春成長物語でした。
Posted by
香道は、これまで知らなかった世界なので興味深く読めた。 でも、性同一性障害の友人や冤罪となった住人、化石の発掘、と盛り沢山すぎた感じがする。 「ぼくたちの骨」のほうが、ピントが定まっていたように思う。 この作品も、先が気になりながら読み進められたのは、作者の力だとも思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
可愛い表紙だったので思わず手に取ってみた。 中学生の女の子が主役で、 お家は昔から続くお香関係のお店。それだけでも知らない世界で興味が沸くのに、 土地柄か化石の話もあって、 そして怪しい死神じじぃとか不登校の同級生の話だったりとか、 ほわんとした中にもぴりりとしたものがあって、 なかなかサクッと読むには面白いお話でした。
Posted by
4人の中学生。昔は仲良しだったけど思春期を迎えてギクシャクして、でも皆で埋めたタイムカプセルとか、自分達の生活とかを相手に先へと進んでいく青春物語
Posted by
- 1