銀の匙 Silver Spoon(VOLUME8) の商品レビュー
激震の8巻。 駒場、お前はこうなることがわかっていながら、エラーの雨竜さんに、すっきりした顔で感謝の言葉を送れるのか。 なんて男だ。 八軒に言わせると、そんなところも「大っ嫌い」ということになるんでしょうか。 夢を追うこと。夢を持つこと。 夢に向かって、努力することが大事。で...
激震の8巻。 駒場、お前はこうなることがわかっていながら、エラーの雨竜さんに、すっきりした顔で感謝の言葉を送れるのか。 なんて男だ。 八軒に言わせると、そんなところも「大っ嫌い」ということになるんでしょうか。 夢を追うこと。夢を持つこと。 夢に向かって、努力することが大事。でも、努力の行き先が捻じ曲がって、夢を持つため、追うための努力が目的となってしまって、ひしゃげ折れた中学生の八軒。 そのリハビリ、リセットで入学したエゾノーの生活で、自分の夢や可能性に、抑圧なく向き合える状況まであと少し。 そんなところで出会ってしまった、夢の強制終了。 本人の希望や実現する可能性。 未来の可能性は無限。といっても、そこへ進むべき現在が確かでなければ、無惨なほど断ち切られる未来への道。 八軒どうする? この現実突きつけられて、何を考え、どんな道を進むのか? 今の答えは、目をそらさずに向き合うのみ。 豚丼のときと一緒です。きっと八軒はいつでも、そうするんでしょう。 最大の難関は、父親ですが。 なにはともあれ、雨竜さんには、駒場を後悔させてやってほしいです。
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夢が消えていくことほどつらいことはない。それが自分の手でつかみとれなかったことこそ。でもそこから始まる物語もある。
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学祭の余韻も過ぎて、秋から冬へと転回していきます。 で、こう来ましたか、、正直重いです。 夢を失ったもの、夢をあきらめなかったもの、 そして、夢を見つけたもの、人それぞれです。 そして、事業を続けるということは重いな、とも。 北海道の冬は長くなりそうで、、次巻も楽しみです。
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最近の漫画の中では安定の読み応えなので、オススメは?ときかれると「銀匙」って答えています。 ただどうしてもリアルな現実を感じてしまう内容なので、苦しさもともなっていると思う。 まぁ判ったところで私達の食べ物に対する態度が劇的に変わるかというと難しいわけですけどね。 もっとお金を払うべきだと分かっていても、安いものを選んでしまうわけだし、農作物だって有機だのなんだのいって選べばいいってものでもない。 商売である以上どれが良くてだめだなんて言えないんだなぁ。 まぁそういうことを考えさせてくれる漫画です。 この巻は一つの農家の倒産(離農)を軸に農業の崖プチを伝える内容です。
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いっちゃんは亡くなったお父さんの代わりに、アキは一人娘で跡取りとして、自分の夢を抑え込んでいたんだ。今回は経営の厳しさが堪える巻だった。
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夢が無い者、夢が散った者、夢を我慢する者。 そんな三人の若者の違った背景が印象的。 夢散った友の後ろ姿に八軒が思いのたけを吐露するシーンは感慨深い。 現実は厳しいけど、諦めなければ 今からでも遅くはない。真剣に向き合うこと大切だ。
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今回は重い話しがメインです。 実家を含め身内に自営業者が多いから気持ちが分かり過ぎてシャレにならんですよ… 父方の祖父は実際に保証人になって家屋敷なくしてるしね〜…
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今回の話は読んでて辛かった。駒場さん家の牛が売られていく場面で泣いてしまった。御影さん家のおじいちゃんが馬を売るって決めた後にその馬達を撫でてる場面でも号泣。
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納豆菌最強な話…… ではなく、既刊中一番シリアスな話。 挑戦できる人、出来ない人。出来ない事が、必ずしも不幸に繋がる訳ではないとわかってるけど、切ないものは切ない。 八軒の決意に、肩がざわついた御影父がカワイイ♪
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今回はぐっと重い話。 牧場経営の厳しさ。借金。 どうにもならない現実に無力さを感じながらも、なんとか自分にできる形で友達をさ支えようとしてる八軒。頑張れ。
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