メルヘンビルダー の商品レビュー
グリムの昔話のですね。 絵は、画家のハンス・フィッシャー(1909ー1958)スイスが誇る、国民的な画家、絵本作家。 訳は、佐々梨代子さん(1927年、生まれ、児童文学者)と野村ひろしさん(1925年生まれ、ドイツ文学者)。 ハンス・フィッシャーさんは、子煩悩で、自分の子供たち...
グリムの昔話のですね。 絵は、画家のハンス・フィッシャー(1909ー1958)スイスが誇る、国民的な画家、絵本作家。 訳は、佐々梨代子さん(1927年、生まれ、児童文学者)と野村ひろしさん(1925年生まれ、ドイツ文学者)。 ハンス・フィッシャーさんは、子煩悩で、自分の子供たちのために、グリムやラ・フォンテーヌや、イソップの寓話などを題材にして、数々の作品を描かれているそうです。 一枚絵という画方で、一枚の絵の中に、物語のあらすじを描き込むという手法です。フィッシャーの時代ですから、ロマンにあふれるアールヌーボー様式のユーモアを交えた作風ですね。 もくじ ヘンゼルとグレーテル うさぎとはりねずみ 赤ずきん 「おぜんよ、したくしろ」と金出しろばと 「こん棒、出ろ」 長ぐつをはいた雄ねこ おおかみと七ひきの子やぎ しあわせハンス ならずもの 七羽のからす 解説 グリムの昔話と一枚絵 野村ひろし グリムの昔話も寓話の要素がありますから、怖い恐ろしい内容の物語ですが、この『メルヘンビルダー(メルヘンの絵)』は、子どもの心に沿うように、明るく楽しく仕立てらされています。 読んでいて、リズミカルに愉しく物語を味わえるように工夫がされていて、読後感がすっきりとしますね。まさにメルヘンを感じます。 (この本も、メメさんの本棚登録で興味を惹かれました。メメさん、グリムを愉快に味わえました。 ありがとうございます(’-’*)♪)
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【フィッシャーが描いたグリムの昔話】 〜メルヘンビルダー〜 ハンス・フィッシャー 絵 佐々梨代子/野村泫(ひろし) 訳 ハンス・フィッシャーの描いたヘンゼルとグレーテルの表紙がインパクトを放つ大型絵本になります。 『一枚絵』といわれる描き方(庶民のための絵入りの新聞のようなもの...
【フィッシャーが描いたグリムの昔話】 〜メルヘンビルダー〜 ハンス・フィッシャー 絵 佐々梨代子/野村泫(ひろし) 訳 ハンス・フィッシャーの描いたヘンゼルとグレーテルの表紙がインパクトを放つ大型絵本になります。 『一枚絵』といわれる描き方(庶民のための絵入りの新聞のようなもので、15世紀頃からヨーロッパ中に広まった)でかかれており、子どもよりも大人向けの絵本といったところでしょうか。お子さんには、絵が少なく児童書に近いので、一日一話の読み聞かせくらいがおすすめですね〜。また、ルビが振られていますが、言葉の言い回しが難しく感じられるかもしれませんので、自分で読むなら小学校高学年くらいから愉しめると思います。(*´︶`*) 【もくじより】 ヘンゼルとグレーテル うさぎとはりねずみ 赤ずきん 「おぜんよ、したく」と金出しろばと「こん棒、 出ろ」 長ぐつをはいた雄ねこ おおかみと七ひきの子やぎ しあわせハンス ならずもの 七羽のからす 解説 グリムの昔話と一枚絵 野村泫 九つのお話の後に、巻末にはこの絵本の形式について野村泫さんの丁寧な解説があります。ぜひ併せてお楽しみください。 グリム童話はよく知られていますが、あまり馴染みのない『「おぜんよ、したく」と金出しろばと「こん棒、出ろ」』のあらすじを少しだけ。 あるところにひとりの仕立て屋と三人の息子がありました。家ではたった一匹、やぎを飼っていてその乳で命をつないでいましたから、大切に育てていました。あるとき、長男がやぎに草をお腹いっぱい食べさせてもどると、たちの悪いやぎは「葉っぱ一枚ありゃしない、めえ。めえ!」と父親に嘘をつきます。息子の言うことよりも、やぎを信じた父親は、長男を追い出してしまいます。同じように、次男と三男も追い出してしまってから、ようやくやぎが嘘をついていたことに気付いた父親は、やぎも追い出して一人ぼっちになってしまいました。 さて、数年後のこと、息子たちはそれぞれ修行を終えて、修行先でいただいた素敵なお土産を持って父の元へ帰ろうとします。その道中、泊まった宿屋の主人に騙されて、父への大事なお土産をすり替えられてしまいます。そのお土産というのが、長男がもらった「おぜんよ、したく」と言うとテーブルを食べ物でいっぱいに埋め尽くしてくれる魔法の小さなテーブルと、次男がもらった『ブリックレーブリット』というとお金を出してくれるろばです。 そこで、登場するのが三男。もらった『こん棒、出ろ』と言うとこん棒が袋から飛び出し、相手をやっつけてくれるという魔法の道具で、宿屋の主人をやっつけて、無事に兄さんたちのお土産も取り戻し、また仕立て屋は三人の息子たちと安楽に日々を送りましたそさ。といった感じです。(長くなりましたが汗、やっとタイトルがわかりましたね。笑) ところで気になるのが悪いやぎがその後どうなったのか、というところですね。最後にその続きも語られていますが、まあ、良い結末にはなりませんよね。 少々お話がとっちらかった感はありますが笑、父親の後悔から学ぶこと(自分の思い込みで突発的にならず、冷静になることの大切さ)、息子たちから学べること(真面目に頑張っていれば信頼を得られるし良いこともある)、そんなような教訓が込められているように感じますね〜。(*´ω`*) 何より、お話を愉しめればよろしいかと〜(*´︶`*)
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グリムの9つのお話を9枚の絵が彩る絵本。 絵本が大きいので細々描かれた絵を隅々まで見るのが楽しい。 チビちゃんたちにはもっと絵がたくさんある絵本の方がよかったようで、飽きるのが早い。 何度か読んでみて「飽きる」というより「ヘンゼルとグレーテル」「赤ずきん」などは絵が少ない分、想像をたくましくして途中で怖くなってしまうよう。 何度も読んで話を知っている「7ひきのこやぎ」は最後まで話をきいていた。 絵が少ないってけっこう面白いかもしれない。
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教文館「こねこのぴっち」展をみにいって入手。 グリム童話から「ヘンゼルとグレーテル」「うさぎとはりねずみ」「赤ずきん」「「おぜんよ、したく」と金出しろばと「こん棒、出ろ」」「長靴をはいた雄ねこ」「おおかみと七ひきの子やぎ」「しあわせハンス」「ならずもの」「七羽のからす」の9篇のお...
教文館「こねこのぴっち」展をみにいって入手。 グリム童話から「ヘンゼルとグレーテル」「うさぎとはりねずみ」「赤ずきん」「「おぜんよ、したく」と金出しろばと「こん棒、出ろ」」「長靴をはいた雄ねこ」「おおかみと七ひきの子やぎ」「しあわせハンス」「ならずもの」「七羽のからす」の9篇のお話にそれぞれ一枚絵をつけたもの。人物はちょっととぼけた雰囲気でかわいく、動物たちは特徴がよくとらえられた躍動感があるたのしい挿絵。
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