いびつな絆 の商品レビュー
青森は暖かいです。 ってな事で、工藤明男の『いびつな絆 関東連合の真実 TOKYO OUTRAGE』 元関東連合幹部の著者による関東連合の歴史や芸能、政治、六本木襲撃事件の真相を告白。 暴走族からちょっとしたヤクザ並の力を構築した関東連合の凄さと醜さの明暗。 どんな分野で...
青森は暖かいです。 ってな事で、工藤明男の『いびつな絆 関東連合の真実 TOKYO OUTRAGE』 元関東連合幹部の著者による関東連合の歴史や芸能、政治、六本木襲撃事件の真相を告白。 暴走族からちょっとしたヤクザ並の力を構築した関東連合の凄さと醜さの明暗。 どんな分野でも組織なり生業を構築して行く力は凄いけど、表社会と裏社会それぞれでのし上がれるステージは決まってしまうんじゃろうか……。 この本の続編みたいなんも有るみたいなんで読んでみたいなw 2017年49冊目
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先に瓜田の本を読んでたので、 私の中では整合できない部分があった 真実は知らないからなんともわからん ちゃんと見比べて読めばもうちょっとわかるのかなあ ちなみに私自身は関東連合なんてほとんど知らなかったけど そんなにメディアで取り上げられてたのかしら?
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関東連合とその歴史、構成員、数々の事件 特に2012年の六本木フラワー襲撃事件の背景と人物、事件の詳細及び事件後の経緯について詳しい 芸能人との交流や六本木での豪勢で華やかな振る舞いと共に不良たちの人間関係、価値観、生存、苦悩なども窺える 事件の主犯格である見立真一の暴力と謀略と...
関東連合とその歴史、構成員、数々の事件 特に2012年の六本木フラワー襲撃事件の背景と人物、事件の詳細及び事件後の経緯について詳しい 芸能人との交流や六本木での豪勢で華やかな振る舞いと共に不良たちの人間関係、価値観、生存、苦悩なども窺える 事件の主犯格である見立真一の暴力と謀略とカリスマ性による他のメンバーの支配は印象的
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◆今は堅気の、あの「関東連合」元リーダーによる内幕暴露本。とはいえ、そもそも著者が、どこから、どのような方法で資金調達して、起業にこぎ付けたかは詳らかにはならないのだが…◆ 2014年(底本2013年)刊。 著者(仮名)は関東連合元リーダー。 どこで、またどんな方法で金を集...
◆今は堅気の、あの「関東連合」元リーダーによる内幕暴露本。とはいえ、そもそも著者が、どこから、どのような方法で資金調達して、起業にこぎ付けたかは詳らかにはならないのだが…◆ 2014年(底本2013年)刊。 著者(仮名)は関東連合元リーダー。 どこで、またどんな方法で金を集めたか定かではないが、現在、複数企業の筆頭株主で、投資・企業コンサルタントの職にあるとする著者。その「関東連合」関連の自叙伝だ。 かような殺人・傷害致死行為が、初期の段階で司法システムに捕捉されず、更正・贖罪の機会を持ち得なかった点。オレオレ詐欺など詐欺ビジネスは、詐欺であってビジネスではないとの自覚すら伺えない点。覚醒剤取締法違反の芸能人との繋がり、暴力で相手を恐怖に陥らせて反抗心を奪い去る手法への親和。あるいは、故「飯島愛」を出汁にして行うAV出演勧誘、組織的援助交際の元締めなど、性を金に換えることを上から目線で「オンナ商売」と嘯く様。 他方で、興行妨害阻止以外に、どのような利益があって彼らとつながりを持ってきたのか明瞭ではない、芸能界、相撲界といった面々。 そもそも自叙伝=自分に都合の悪いことは書いていないことを前提としても、〇〇〇悪い読後感しかなかった。 とはいえ、そもそもかような内幕暴露が皆無では、色々な事が表に出ないままに闇に葬られてしまう上、改正暴対法以降の、暴力団とシンパ的構成員(関係性に濃淡あり)、彼らが興すシンパ的フロント会社との関係性が垣間見える点は買いである。 また、いわゆる闇金融から始まる平成時代の詐欺的商法。その変遷も簡明に概観できる書ではある。
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★無軌道の背景にもう一歩★当事者の本だからポジショントークはあるだろうが、無茶苦茶さの実態が分かるのはとても貴重だ。間違いだらけの襲撃で無関係な人を以前にも殺し、喧嘩に刃物を平気で使う。敵を作って結束力を固め、いなければ身内を順に攻撃して恐怖心で縛る。少年時代に見立が5000万円...
★無軌道の背景にもう一歩★当事者の本だからポジショントークはあるだろうが、無茶苦茶さの実態が分かるのはとても貴重だ。間違いだらけの襲撃で無関係な人を以前にも殺し、喧嘩に刃物を平気で使う。敵を作って結束力を固め、いなければ身内を順に攻撃して恐怖心で縛る。少年時代に見立が5000万円を恐喝したなんて金銭感覚も想像を超える。学年の上下が絶対的な一方で、先輩も「君づけ」で呼ぶのがまさに少年の不良らしくて、ある意味でほほえましい。身長がみな低く、見立も170センチないというのは驚き。それがコンプレックスと言えば、簡単な分析にすぎるだろうが。 特攻服を着て、スキンヘッドにするか短いパンチにするかなんて明らかに時代錯誤。誘われたけれどそれが嫌だったと言う知人もいた。チーマーたちへの反発もあり、自分たちをあえて追い込む方向に走ったのか。 しかし、世田谷や杉並といったそんなに荒れていない地域の子供が、なぜこんな暴走族になったのか。そして成人後にどうやって稼ぐ術を身に着けたのか。海外に逃亡した見立がその後も影響力を保て、資金繰りはどうなっているのか、など、もう少し知りたいことも多い。
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凄腕のゴーストライターを雇ったのか、物凄く読み易い。そしてソツがない。 ホントに、こんな世界があるんだなぁ~って。「抗争」とか?マンガみたいだ。結局みんな、こ~ゆ~不良界が好きだよね。自分が実際に入るかどうかは別としてさ。だから、読み物としては凄く面白い。聞いたことある事件とか...
凄腕のゴーストライターを雇ったのか、物凄く読み易い。そしてソツがない。 ホントに、こんな世界があるんだなぁ~って。「抗争」とか?マンガみたいだ。結局みんな、こ~ゆ~不良界が好きだよね。自分が実際に入るかどうかは別としてさ。だから、読み物としては凄く面白い。聞いたことある事件とかが出て来るしね。 著者の、ちょいちょい出て来る関東連合自慢みたいのが、文句言いつつ、やっぱ好きなんだね…と、ちょっと切なくなる。過去の栄光を語りたくなるのは男のサガか…。 ちょっと女の陰湿な繋がりに近い様な「絆」は、やっぱ一時期濃厚でも、ピークを過ぎると利害が変わってきて…って辺り角田光代の書く女の友情モノの小説を思い出させた。「ツルむ」って習性のある人に、男も女もないのかもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2012年に日本中を騒がせた六本木クラブ襲撃事件についての内部告発風の内容を中心に、関東連合という組織について内側の視点から書かれた本である。著者名は仮名であり、正体は明かされていないが、そもそも著者が関東連合においてどういう立ち位置なのかが今一つはっきりしない。本書の最後の方に「私のように、少年時代には関東連合として活動していたが、現在は関東連合の活動に関わりを持たない者」という言い方をしているわりには、六本木襲撃事件直後に関係者から矢継ぎ早に連絡が入ったり、首謀者である見立容疑者やその支援者とも密に関わっている様子が描かれている。襲撃事件で殺害された方への謝罪の念はもっているようだが、基本的に自分は関わり合いはないというスタンスで、ところどころに元関東連合ということに対する自負のようなものも感じられる。途中、話があっちこっちに飛んでいる印象があるが、全体として半グレ集団の実態や、そこに関連する芸能界、有名企業社長などの関係が目に浮かぶように描かれており、興味深い一冊である。
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ここに書かれていることが全て真実とは思えませんが、この本を青春小説として読むととても面白いです。 描写がかっこよすぎます。 その文章も読みやすく、素晴らしい小説だなと思いながら読みました。これによって関東連合がわかるかどうかわかりませんけども、本書は書物として素晴らしい。 映画み...
ここに書かれていることが全て真実とは思えませんが、この本を青春小説として読むととても面白いです。 描写がかっこよすぎます。 その文章も読みやすく、素晴らしい小説だなと思いながら読みました。これによって関東連合がわかるかどうかわかりませんけども、本書は書物として素晴らしい。 映画みたいな展開にぐっときます。 名作!
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リーダーの見立が、東大はいれるくらいの知能指数が あったそうです。 こういう本って、読んでてまあ面白いのだけど 感想って書きづらいなー。
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誤解を恐れずに言えばなんとなく関東連合って「女子」っぽい。不思議なことにこの本を読みながら女子の陰湿な連れション感覚が頭を離れなかった。どう考えても真逆の位置にいるはずなのに、いろいろなエピソードから感じ取れるのは女子の陰湿な雰囲気だ。動かす金の大きさやコネクションは巷間言われて...
誤解を恐れずに言えばなんとなく関東連合って「女子」っぽい。不思議なことにこの本を読みながら女子の陰湿な連れション感覚が頭を離れなかった。どう考えても真逆の位置にいるはずなのに、いろいろなエピソードから感じ取れるのは女子の陰湿な雰囲気だ。動かす金の大きさやコネクションは巷間言われているような「暴走族」の枠は超えていると思う。けれど足の引っ張り合いや嫉妬、権力闘争…もろもろの始末がいちいち女子っぽいのだ。血なまぐさいのだがいびつ。実態が分からない。暴力団ともDQNとも違う。今までいなかった新しいかたちの不良集団だ。座敷で家族揃って焼肉を食うわけでもなく、ハイエースを乗り回すでもない。これからそろそろ中年を迎えるであろう彼らがどんな年の重ね方をするのかが気になる。
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