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そんなに、変わった? の商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2018/04/25

P40 「携帯ないって、ラクっっぽくない?」 「まじ、うらやましーわ」 いつでも誰とでも連絡がとれたら、 青い時代の恋愛は かえってつらいものになるのでは ないか。 そして私達は、日々の生活がどれほど 充実していようといまいと、 それを公開する必要もなかった P42 電話といえ...

P40 「携帯ないって、ラクっっぽくない?」 「まじ、うらやましーわ」 いつでも誰とでも連絡がとれたら、 青い時代の恋愛は かえってつらいものになるのでは ないか。 そして私達は、日々の生活がどれほど 充実していようといまいと、 それを公開する必要もなかった P42 電話といえば固定されていた時代、 私はその時に会っている人のことだけ 考えることができました。 今思うとそれは 非常に贅沢なことだった --------------------- P68 原発推進派は 「豊富な電力が無いと 国際社会に勝つことができず、 日本は衰退する」と言います。 が、それよりも人口が激減したら 未来の日本は勝ち負け以前に、 競争のスタートラインにすら立てないかも。 そして人口が激減すれば それほど電力は必要ではなくなるかも… ↑しごく、卓見! P98 「見ぬもの清し」 P123 「親を大切にしたい!それだけ!」 と自慢気に言われると 何だか他所の夫婦の性行為を 見せられているような 身の置き場所に困る気分に ↑例えが妙!

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2015/09/22

このシリーズをわりとたくさん読んでいる。ふんふん、うなずきながら、するする読める。 「『学び』と『気づき』」の章、いつも感じているこの2つの言葉に対する違和感の分析をしてもらえ、すっきりした。SNSについてもすべて同感。私も悪人だと思う。

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2014/11/29

サクサクっと読み終わった。エッセイなんて椎名誠以来ですね。最近、むつかしい本ばかりよんでたので、なんとも癒されました。 あとがきのゆっくり変わっていくのがよいという指摘はその通りだと思う。

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2014/06/09

安定感抜群です。 酒井順子さんのエッセイが大好きで、いつも勿体無いと思いつつ、ぐいぐい読んでいます。 裏切らない安定の面白さと、嫌味な感じの無いお嬢様感(笑) 感心するのは、何年も変わらない安定感です。 他にも好きなエッセイストはいますが、若い頃の何ともとぼけたユーモア...

安定感抜群です。 酒井順子さんのエッセイが大好きで、いつも勿体無いと思いつつ、ぐいぐい読んでいます。 裏切らない安定の面白さと、嫌味な感じの無いお嬢様感(笑) 感心するのは、何年も変わらない安定感です。 他にも好きなエッセイストはいますが、若い頃の何ともとぼけたユーモア感は影を潜め、マジで響いてくる愚痴と不満が、更年期障害がきついのかしらなどと、あらぬ心配をしてしまう程。 歳と共に、柔らかかった物事を感じ取るココロは硬くこわばってしまったのかと、とても残念に思うと同時に、安定感があるということはある意味向上していると言えるのだと気が付きました。 柔らかなココロを維持し続け、向上し続ける酒井さん、スゴイです。 やっぱり好きです。 このままずっと、佐藤愛子さんのようにおばあちゃんになるまで同世代の女性の気持ちを代弁していて欲しい。

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2014/04/09

もうあんまり覚えていませんけれども、いつものシリーズ物の続編ですね! ああ、そんなこともあったなぁ…という重いと共に読了しました…。 …って特に本書に関しては言うことはないんですけれども、時事ネタを取り扱って、尚且つ自分のプライベートというか、日常生活も取り入れてエッセイ仕立て...

もうあんまり覚えていませんけれども、いつものシリーズ物の続編ですね! ああ、そんなこともあったなぁ…という重いと共に読了しました…。 …って特に本書に関しては言うことはないんですけれども、時事ネタを取り扱って、尚且つ自分のプライベートというか、日常生活も取り入れてエッセイ仕立てにしている著者の力量に脱帽です! …とまではいかないまでもまあ、いつものようにリズム感のある文章で読んでいて気持ちよかったですね! おしまい…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2014/02/03

つい何時間か前までベタ甘な『別冊図書館戦争』の世界で、 堂上教官とのあれやこれやに、いちいちドキドキしていた私に、 酒井さんは現実に戻れ、お前は25歳の郁(図書館の主人公ね)じゃないんだぞと言っているみたいで、大変不快でした。笑 すぐそこにある日常の中の「ん?」を、うまく掬い上げ...

つい何時間か前までベタ甘な『別冊図書館戦争』の世界で、 堂上教官とのあれやこれやに、いちいちドキドキしていた私に、 酒井さんは現実に戻れ、お前は25歳の郁(図書館の主人公ね)じゃないんだぞと言っているみたいで、大変不快でした。笑 すぐそこにある日常の中の「ん?」を、うまく掬い上げる酒井さんのエッセイに、共感することが多々あるのですが、今回ばかりは読んだ順番が悪かった。 笑 …とは言え、現実的には共感することの多い内容ゆえに、半分くらいまで読んだ頃には、すっかり現在の自分に戻り、時には共感をこえ、ほぞを噛んでしまった。

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2013/12/19

困るほどに、そうそう!と頷きながら読了。以前他の本で、結婚とは男性のお金と女性の美貌との価値の交換とあったが、高齢者と働く若者も同じ原理とは‼ その他、所属の快感。字ギレイ顔の女。お父さんへの武士の情け。わかるなー。 究極のポイントは、キョンキョンに始まりキョンキョンに終わる。

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2013/12/07

「うん。いい塩梅にこなれてきた」 「負け犬」で一世を風靡した酒井順子さんも、いよいよ中年の仲間入り。「週間現代」の連載エッセイをまとめたシリーズの第八集。  一族の恥をさらすようですが、ある時、実家で80を越えた父のパソコンを借りたときたまたまその検索履歴を見たところそこに...

「うん。いい塩梅にこなれてきた」 「負け犬」で一世を風靡した酒井順子さんも、いよいよ中年の仲間入り。「週間現代」の連載エッセイをまとめたシリーズの第八集。  一族の恥をさらすようですが、ある時、実家で80を越えた父のパソコンを借りたときたまたまその検索履歴を見たところそこには「風俗ギャラリー」の履歴が。しかもそれが「よくアクセスするサイト」。うーん…確かに「老いてなお」という言葉はありますが、まあ、そのときの娘の気持ちとしては「父よ、お前もか」というところだったわけです。  こういう事が発覚したとき、肉親であるがゆえにそこにはある程度のショックを伴うわけですが、それはこの端末機一人一台の時代にあっては、ごく一般的なことであるらしい。癌を発症して手術をすることになった酒井さんの友人のお父さんは、それと知ってなお入院前にパソコンで女子高生のエロサイトを熱心に見ていたというツワモノ。  酒井さんはショックを受けたという友人女史への深い共感とともに「全てのパソコン所持者はエロサイトを見る。これは自明の事実」と言い切りながら、「家族に対しては絶対に『エロサイトなど見ていません』という態度を貫き通すのが共に住む者としての礼儀」といいます。  しかし不幸にして(?)発覚してしまったとき、発見した者はどうするか?そこに必要なのは「武士の情け」だというのです。ああ。この平成の世の、この曰く言い難いシチュエーションにこんなにもマッチした言葉があろうとは。  本書のテイストをそのタイトルを借りて問われれば、「酒井さん、中年としていい塩梅にこなれてきてますねぇ」といったところ。酒井さんとほぼ同世代同境遇(独身あるいは既婚子無し)の自分にとっては酒井さんの作品は「本」というよりは常に「同志」という位置づけです。中年に入りいよいよ己の末期も視野に入ってきた昨今、看取り要員のいない自らの行く末を憂い、こんな身に詰まされることも言ってくれる。 〈おひとりさま向けサービスが多様化する今ですが、自分で自分を火葬して墓に入れるサービスがあったら、大ヒットする気がしてなりません。〉 共感します。どうか今後とも末永くお付き合いください。

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2013/10/16

週刊誌のエッセイをまとめたシリーズ。 もうかなり出ているシリーズだと思うのですが、こまめにこのシリーズ読んでいるものの…正直、端折ったりしてました。 が、今回は読み通せました。著者ならではの世評が面白かったのです。今までのスタンスとそう変わってないと思うのですが、今回は、私に受け...

週刊誌のエッセイをまとめたシリーズ。 もうかなり出ているシリーズだと思うのですが、こまめにこのシリーズ読んでいるものの…正直、端折ったりしてました。 が、今回は読み通せました。著者ならではの世評が面白かったのです。今までのスタンスとそう変わってないと思うのですが、今回は、私に受け入れる余力があったのかも。 特に膝をポンと打ったのは「学び」と「気づき」の項。そうそう、私も気色悪かったのよ〜誰かに言って欲しかったのよ〜‼とスッキリしました。

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2013/10/02

相変わらずさらりと読むにはちょうどいい、それでいて味は薄くないエッセイ。ところどころ社会問題的発言を織り交ぜるようになったのには、年上の人ながら「大人になったねぇ」と親戚のおばさんのような気持ちに。

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