人外境ロマンス の商品レビュー
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短篇6作からなる、切なかったり微笑ましかったり寂しかったりする、人と人ならざる者の淡い恋の話。 表題作はないが、文庫化した際には「つめたい転校生」となっていた。 北山先生は、ほわっとした掴み所のない魅力を持つ男の人の描写が上手い。見つめる女性の視点を書くのが上手いというべきか。 ミステリー色が濃いのは「つめたい転校生」と「はかない薔薇」
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タイトルからはどこか一抹のおどろおどろしさを感じるかもですが、中身はとてもでポップで純粋な、人と人でないものの、恋の短編集。 ほんのり悲しかったりさびしいお話もありますが、トータルの印象はとてもあたたかで、優しい雰囲気だったな…。 すきです。
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まさにタイトル通りの内容。短編集でどの話も良かったけれど「いとしいくねくね」が一番印象に残った。オチは何となく想像していたが、最後の一行が非常に切ない。「ちいさなピアニスト」はまさかまさかの展開。良い意味で期待を裏切られたけれど、ほのぼのしていて良かった。
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タイトルの通り、「人間でないもの」と「人間」のロマンスの短編集。かわいいキュンキュンから、少しゾワっとくるものまで、同じロマンスという題材でも、とても幅広い。私はきちんと読んだのは2編だけで、あとは流し読みしてしまいました。この作家さんの文章は好みだし、「人でないもの」もいいので...
タイトルの通り、「人間でないもの」と「人間」のロマンスの短編集。かわいいキュンキュンから、少しゾワっとくるものまで、同じロマンスという題材でも、とても幅広い。私はきちんと読んだのは2編だけで、あとは流し読みしてしまいました。この作家さんの文章は好みだし、「人でないもの」もいいのですが、恋愛ものが苦手というのが所以。
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『私たちが星座を盗んだ理由』が面白かったので似たようなミステリ短編集かと思いきや若干のミステリ風味って感じだった。まさに人外境ロマンス。読み終わってから表紙見ると美しさにため息が出る。 でもこういうのに出てくる人外って結局美形しかいないんだよな。こんなところでも※は健在。じゃない...
『私たちが星座を盗んだ理由』が面白かったので似たようなミステリ短編集かと思いきや若干のミステリ風味って感じだった。まさに人外境ロマンス。読み終わってから表紙見ると美しさにため息が出る。 でもこういうのに出てくる人外って結局美形しかいないんだよな。こんなところでも※は健在。じゃないと綺麗な物語にならないからかな。 ・かわいい狙撃手 オチに驚く。これを読んでみて好きなら読み進めても楽しめそうだし、収録作品の最初にふさわしい。 ・つめたい転校生 切ない。某女王がチラついた。 ・うるさい双子 本筋と関係ないところが切なくてつらい。 ・いとしいくねくね 何故くねくねは恐ろしく見えたんだろう。オチの予想はついてしまった。 ・ちいさいピアニスト あからさまなミスリード、なんだかずるい。
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人と人ならざるものとの切ない恋のミステリー。 ジャンルはファンタジーかミステリーか迷うところ・・・ ちょっと怖い感じもあり面白かった! 一番好きなのは「いとしいくねくね」かな。ラストにうわぁ・・・ってなっちゃいました。
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人じゃない何かが出てくる短編集。いとしいくねくねが一番よかった。初めて読む作家さんでしたが、名前からすると男性ですが、すこし女性っぽい感じの文体。他のも読んでみたい。
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するりと読める短編集。タイトルの通り、人外と人とのロマンスがメインなわけですが、それぞれその人外なりのドラマがあっておもしろかったですよ。
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人でないものをすんなり受け入れてしまうありそうでない短編集。はじめはロマンチックなファンタジーと思いきやちょっと怖いものもあったり。こういうの好き。
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☆つめたい転校生 ほほう、そのラストはちょっとばかり拍子抜けした。 ☆うるさい双子 その人のいない現実でとぼとぼ生きるより、その人のいる夢を見ていた方が彼女にとっては幸せなんだ。 たとえそれがどんな悪夢でも。 人間はそういう不可解なところがある。 ☆いとしいくねくね ひょー! 主人公に一言、気づけ!
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