1,800円以上の注文で送料無料

カラヤン の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/04/30

KAWADE夢ムック 別冊文藝シリーズは、毎回同じフォーマットを使っているわけではないし、書き手も違うため、当たり外れの差が大きい。 文字サイズや写真などのレイアウトもさることながら、書き手は特に重要である。 本書でも、なぜこの文章を載せたのか疑問に思うものもあった。が、諸石...

KAWADE夢ムック 別冊文藝シリーズは、毎回同じフォーマットを使っているわけではないし、書き手も違うため、当たり外れの差が大きい。 文字サイズや写真などのレイアウトもさることながら、書き手は特に重要である。 本書でも、なぜこの文章を載せたのか疑問に思うものもあった。が、諸石幸生氏の巻頭文をはじめ、片山杜秀氏、宇野功芳氏など彼ら特色の出た文章、興味深かったり、超然と整理していたり、独断で面白い文章だったりと、大半が楽しめる文章で占められており、本書は当たりといって良いだろう。 書き手も「レコ芸」でお馴染みの人が多く、読み慣れていた人たちによる文章であることもプラス材料に働いたかもしれない。 複数の書き手による本なので、その書き手がカラヤンのことをどの様に思っているかによって、経歴や事実を伝えるときの表現や解釈が異なっている点をみるのも面白い。 満津岡信育氏による名盤50も、全てジャケット写真入りで、解説も適切である。 巻末の完全ディスコグラフィは文字だけであるが、自分の持っている盤を確認したり、カラヤンが何を録音していたか眺めてみるのも楽しい。 本書は、カラヤンの名前だけは知っているけど、どの様な人物だったのか知りたいという様な門外漢には向かない。カラヤンの経歴も、演奏も、評判もある程度知っている人、さらに言えば、アンチ・カラヤンではなく、どちらかといえば、好感を持っている人やカラヤンファンに向いている。 私は特別カラヤンファンという訳ではないのだが、カラヤンは録音を多く残していることもあって、相対的に他の指揮者と比べてたくさんの盤を持っているし(200枚以上はある。だが、クラシック音楽の所有盤から見れば数パーセント程度)、その音楽も嫌いではないので楽しめた。

Posted byブクログ