彼女になる日(1) の商品レビュー

小椋アカネ(著者)

2016/07/21

人口の男女比調整のために「羽化」が起こるという世界で、突如男子高校生から女子高生になってしまった間宮と、彼の幼馴染の同級生三芳の関係の変化が爽やかに描かれていて引き込まれました。

ファンタジーのベールがかかってるけど、所々でドキッとさせられるほどジェンダーものとしても深く考えさせられるものがありました。
親友でライバルだった相手が女に変化したからといって、恋心を感じたり性的に意識するのはおかしなことなのか、逆に女になった相手に今までどおり変わらない友人関係を求めるのは本当に正しいことなのか…？三芳のとまどいを通して、読者も迷い悩んでしまうことに。

三芳の困惑ぶりに思わず見落としがちな間宮の心情ですが、気丈に女としての自分を受け入れてるように見えて、実はとても傷ついたり不安になったりしていたんですよね…
ずっと間宮のそばにいた三芳はすぐに気づいていて、男だから女だからというくくり抜きで間宮の事を大事に思ってる気持ちにぐっときました！
ラストもよかったです。

2015/07/01

ある日同級生の男が女に変わってしまう、そんなことが普通にありえる世界の話。設定自体は面白いと思ったけれど、元々男友達だった2人が恋愛関係に変わっていくさまは、BLマンガと捉えればいいのか、終始微妙な感じで読み進めていた。とにかくインパクトがあるマンガだった。

2015/03/09

幼なじみの奴が、女になった!!
三芳と間宮はあらゆる事で競い合うライバルだったが、ある日突然、間宮は女の身体に。伸びた髪、曲線的な体を目の当たりにし、戸惑う三芳。女嫌いの三芳と、女になった間宮の関係は…!?

面白かった。

2014/05/28

大好きな！小椋アカネ先生が！BLを描いた(違う)！！
Twitterでサンプル読んでからもう買うと決めていました。
一冊まるまる書き下ろしって、花ゆめ初の試みらしいですね。良いと思います。
舞台がまさかの現代ファンタジーでちょっとびっくりしたけど、まあBLもファンタジーだからとあっさり納得。
アナザーも出るらしいので楽しみー！

2014/04/15

タイトルから想像していた話と全く違っていたので恐る恐る読んだけど、意外と普通の少女漫画だった。面白かった。

2014/04/11

女嫌いな男子高校生と「羽化」して女性になってしまった元男子高校生のお話。ある意味BLなんだけれど、すっごく面白かった。他は何も変わらないのに、異性同士になっただけで感じてしまう感情。これは恋愛感情ではない友だち同士でなければいけないんだという葛藤。二人の葛藤がたまらなくて、とても美味しかった。少女漫画読みも腐女子もみんな読めばいいよ。

2014/04/09

あ、合法的な（？）少女漫画的ＢＬですね、ごちそうさまです（合掌）。

冗談はさておき、小椋先生のスタイリッシュですっきりした線画が光る画面です。キャラクターたちの性格も立っていますね。わたしは間宮くんとお友達になりたいです。三芳くんは……からかいたいですね、みんなでからかいたい子だ。

「羽化」という性転換現象を取り扱ったファンタジーなのですが、なかなか複雑な心模様を爽やかに、しかしきちんと悩むように展開していくので、読み応えがあります。難を言えば、ラストで紙が不足したのか（枚数指定とかあるんでしょうか？）急に終わる印象があります。それでも描き下ろしだし、内容が十分だし、腐っていない人も腐っている人も楽しめるすごい漫画です。

ぜひご一読くださいませ♪

2014/02/15

男の子が女の子になっちゃう話。どうせなら本当に男の姿でも愛せるのか見せてほしかった(おっとこれは少女漫画でした)
そして突如として最後のアレはファタジーすぎる。

2013/12/26

女体化といえど最終的には男女になってるけれど、かなり上質なＢＬ。友情か恋愛かで揺らぐのは羽化がきっかれであるけれど、そうじゃなくて愛なんだと思えた。あと、羽化て表現が最後にちゃんと結びついているのも好きです。

2013/12/12

良きライバルで友達だった男がある日突然女になった！
どこかでありがちな設定ですが花とゆめコミックスですからオチは少女マンガでした。
でも、途中までは精神ＢＬですよネ(笑)
ＢＬ苦手だけどこれは読めた。男と女だからか？
タイトルに２つの意味があって秀逸だなぁと思った。