冥玉のアルメイン(Ⅰ) の商品レビュー
王国を舞台にした権謀術数もの。キャラクターをあっさり使い捨てられてしまうが、謀略を楽しみたい自分にとっては逆に良かった。それでいて主人公を取り巻く人物は魅力的なキャラ付けがされていて、今後どう動いてくるのかワクワクさせられる。続きがとても楽しみ。
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黒幕が意外すぎてびっくりした。いや、途中からそうかなー? という気はしていたんだけども。まさかね……。次が楽しみです。 流れとしては、私的にはすごく好み。 ただ、文章からのイメージとイラストが合っていないかなーという印象。イラストはすごく可愛くていいんだけど、18歳男子ならもうちょっとこう、鋭角的なんじゃないかなーって。まあ、でも、そんなことは気にならないくらい内容が好みだったので、無視できる範囲。悪いイラストじゃないし、モノクロで一気に崩れるというわけでもないので。
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良かったところ ・文章は徹頭徹尾安定していて、非常に読みやすい。 ・設定は頑張っているんだけど…… 悪かったところ ・全体的にメリハリにかけ、流れが一貫して淡白すぎる。 ・非情な展開が起こってもそれが表現という面で生かされる事はなく、ただ綺麗なだけのダンスを見ているに近い。 ・...
良かったところ ・文章は徹頭徹尾安定していて、非常に読みやすい。 ・設定は頑張っているんだけど…… 悪かったところ ・全体的にメリハリにかけ、流れが一貫して淡白すぎる。 ・非情な展開が起こってもそれが表現という面で生かされる事はなく、ただ綺麗なだけのダンスを見ているに近い。 ・全体的にキャラの濃度が低い。設定こそ凝っているが作中での表現は薄すぎる。 良かったところと悪かったところが紙一重です。 文章に関してソツがないとは思いますし 私好みの非常に綺麗な文章なのですが、ソツがなさすぎる。 アクがなさすぎて面白いとは言えず「文章は綺麗だし設定もいいんだけどね……」が正直な感想。 この作品の登場人物は全員が特殊な性癖を持っているのですが、なんで登場人物は特殊な性癖に至ったのか? という説明は一切されず、ただ行動の原因でしか用いられないのが作の薄っぺらさを加速させています。 キャラクターの表現をされぬまま退場するキャラが多すぎて、キャラクターの存在がただの『事項』としか扱われていません。 またキャラクターは全体的に生気に乏しいです。 行動原理はあっても煮えたぎるほどの感情や生存欲求が表現される訳ではなく、ただ作者の意のままに踊る綺麗な人形、といった感想が強い。 いや欲求やキャラの強さはちゃんと『設定』されているんですが、作者がそれを表現出来ていないため設定のもち腐れです。 すべての設定は物語のためにあるべくしてあったものとしか思えず、お互いのキャラの強さがぶつかり合った結果の物語には見えません。 思うにキャラ付けの強さとかそういうのは編集部か知人あたりに吹きこまれたのではないでしょうか。 作者が理論的すぎて、本体の文章で全く扱えてないようでしたが……。 設定はいいのに表現力が後一歩、という感じです。とりあえず素養はあるので3.5評価で。
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