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オーリエラントの魔道師たち の商品レビュー

4.2

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

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2024/08/19

違う魔道師が主人公の短編集。 それぞれの魔法が個性的で、程よくファンタジー。 国をひっくり返す英雄譚や革命の話(www)ではない。地味。でもじわじわ良い。下品な暴力シーンや性描写がなく、好印象。

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2019/02/09

それぞれに異なる四つの魔法にからむ、魔道師たちの物語四編を収録。『夜の写本師』で日本ファンタジーの歴史を変えた著者の初短編集。オーリエラントの魔道師シリーズ。

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2018/10/19

紐結びの魔道師、闇を抱く、黒蓮華、魔道写本師の四短編集。それぞれ、違った魔法を使う魔道師の話である。

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2016/11/30

夜の写本師以来のファン。ゲド戦記と似た、どこでもない外国の雰囲気が独特。魔法を使うのにそれぞれ独特の手順があるところが、ファンタジーなんだけど妙にリアル。

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2016/04/26
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夜の写本師から魔道士の月を経てこの本を読んだけど、むしろ短編のこの本の方が私は楽しく読めた感じ。テーマが重くないものがあったせいかもしれないけど面白かった。前2作の長編よりも登場人物の会話が楽しめる感じで良かった。

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2016/02/28
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短編4編。どの話も面白かった。「紐結びの魔道師」リクエンシス。湖畔に住むリコとエンス。「闇を抱く」苦しんでいる女性たちのために呪いを使う魔女の組織。女の嘘。「黒蓮花」これが一番好きだった。家族を殺された私の中に生まれた黒い蓮の花。蓮に群がる暗黒の蝶。復讐。蓮の根を焼く光。ラストが良かった。「魔道写本師」ギネスディンの魔法。

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2016/02/19

紐結びの魔道師、魔女たち、亡骸を使うプアダンの魔道師、ギデスティンの魔道師が各主役の短編集。紐結びの魔道師が目新しくて面白かった。

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2015/07/17

図書館で。 このシリーズ、面白いなあ。虐げられている女性を救う魔女組合というのが面白かったです。いつの世も力なきものは辛い思いをするんだろうなあ…と。確かに飲んだくれのダンナが働き者になったら良いじゃないですかね(笑) 結び紐の魔道師の話も、黒い睡蓮の話も面白かった。この独特の...

図書館で。 このシリーズ、面白いなあ。虐げられている女性を救う魔女組合というのが面白かったです。いつの世も力なきものは辛い思いをするんだろうなあ…と。確かに飲んだくれのダンナが働き者になったら良いじゃないですかね(笑) 結び紐の魔道師の話も、黒い睡蓮の話も面白かった。この独特の世界観が良いなあ。最後の写本師も一本筋が通ってていいですね。時空列順に一度きちんと読み直したいなあと思います。全部文庫化されたら買おうかなあ。

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2015/05/06

「紐結びの魔導師」「闇を抱く」「黒蓮華」「魔道写本師」の四編を収める。 本書の中で、「闇を抱く」は最も好きな物語だ。 元はそれなりに地位のあった父が、飲んだくれの暴力親父になるには彼自身の問題があった。 その父に殴られる母と子供たち。 オルシアはそれに我慢できなくなり、働きに出...

「紐結びの魔導師」「闇を抱く」「黒蓮華」「魔道写本師」の四編を収める。 本書の中で、「闇を抱く」は最も好きな物語だ。 元はそれなりに地位のあった父が、飲んだくれの暴力親父になるには彼自身の問題があった。 その父に殴られる母と子供たち。 オルシアはそれに我慢できなくなり、働きに出かけ、そして魔導師と知り合う。 助けを求められないでいる女たちを、魔法で助ける女たち。 そんな彼女たちにも、声を上げられない時期があった。 だから彼女は自分に魔法をかけたのだ、「自己主張がきちんとできますように」と。 自分を変えるのは自分自身なのよ、と魔女は言う。 自分の闇を認めてからでないと、それも叶わぬ夢ではあるが。 「魔道写本師」は努力の魔導師だ。 大きな工房で写本師の見習いをしていた頃、彼は「できそこない」だった。 あまりにも仕事ができないので辞めようと決意した翌日、一番良くできていた見習いがやめた。 仕方がなく続け、少しずつ自信がでてきた頃、新入りがやってきた。 そしてまた彼は「できそこない」に戻った。 それでも必死で彼は努力し続けた。 それがいつの間にか、大きく実った。 なんとなくできてしまう、そんな要領のいい人は羨ましい。 無駄な努力だと蔑まれることは悔しい。 永遠に思える努力。 だが、実はそうではない。 一歩一歩は小さなものかもしれない。 それでも、人生には三つ目の坂が自分を思いもよらなかった場所へ運んでくれることもある。 まさか。 それが人生を面白くしている。

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2020/03/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

「夜の写本師」という表題に惹かれて、乾石さんに出逢ったときの衝撃。こんなにハードで、シリアスなファンタジーを書くひとが現れたのかという驚き。忘れられません。あまりにハードなので、私にはどっぷりひたることのできる甘ささえ、なかったほどです。 これは、オーリエラントの世界に生きる人々の短編集。ダークな部分もありつつ、でもしたたかに生きる人々が描かれています。ここにも多彩な魔術がでてきますが、どんなところからインスピレーションを得ているのか、意外な事ががあとがきで明かされていて、それもおもしろかったです。

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