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宇宙旅行はエレベーターで の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/02/19

昔から宇宙エレベーターに興味があり、Twitterで宇宙エレベーターの話題を見かけて興味が再燃したところ、たまたま立ち寄った図書館で出会った本。 地球から伸びる宇宙エレベーターのケーブルの模擬図は地球を小さく描いてるのだと思い込んでいたが、実際に地球の何倍もの長さが必要と知り驚い...

昔から宇宙エレベーターに興味があり、Twitterで宇宙エレベーターの話題を見かけて興味が再燃したところ、たまたま立ち寄った図書館で出会った本。 地球から伸びる宇宙エレベーターのケーブルの模擬図は地球を小さく描いてるのだと思い込んでいたが、実際に地球の何倍もの長さが必要と知り驚いた。 自分が生きている間に実現されると思うと、とてもワクワクする。宇宙時代に向けて何かできることがないか考えたい。 2013年の本のため、2023年現在ではどのように状況が変わっているのか調べていきたい。特に宇宙エレベーターの要となるカーボンナノチューブだが、長いものを作るのが難しいという話を昔聞いた覚えもあり、どのような技術的難しさやその解決があったかを知りたい。 本の内容は非常に具体的かつ平易に書かれており門外漢でも読みやすい。しかし繰り返しの内容も多く整理されてない印象も受ける。 宇宙エレベーターの実現に向けて動いている人が書いたという事実は読む側を真剣にさせてとても良い。

Posted byブクログ

2021/08/16

「ここ10年ほどのあいだに、宇宙エレベーター構想はSFの世界から現実の世界へと飛び出し、実現可能な研究プロジェクトとして動き始めている。」(p6より) 宇宙エレベーターって、小説やアニメの中だけの言葉だと思っていました… 研究プロジェクトや企業が既に立ち上げられているそう。SF...

「ここ10年ほどのあいだに、宇宙エレベーター構想はSFの世界から現実の世界へと飛び出し、実現可能な研究プロジェクトとして動き始めている。」(p6より) 宇宙エレベーターって、小説やアニメの中だけの言葉だと思っていました… 研究プロジェクトや企業が既に立ち上げられているそう。SFの世界が近づいてきてるのか…という気持ちにさせられました。 大阪大学附属図書館では、eBOOKを購入しています。→ https://opac.library.osaka-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/MC00003974

Posted byブクログ

2019/10/20

宇宙エレベーターの基本が一般向けに解説してある本。個人的にはもう少し数式があっても良いかなと思ったが、宇宙エレベーターが建設できた暁に得られる利益や実現までの課題、対応すべき問題点など概観できた。因みに、自分が宇宙エレベーターという概念を知ったのはガンダム00(作中では「軌道エレ...

宇宙エレベーターの基本が一般向けに解説してある本。個人的にはもう少し数式があっても良いかなと思ったが、宇宙エレベーターが建設できた暁に得られる利益や実現までの課題、対応すべき問題点など概観できた。因みに、自分が宇宙エレベーターという概念を知ったのはガンダム00(作中では「軌道エレベーター」)。 ただ、論調がかなり楽観的なのが気になった。「こういう問題があるが、まぁなんとか解決できます。あ、あとこの問題も、その問題も。」と並べ立てられると、「本当か?」と疑ってしまうのが人情というもので(笑)、そうでなくても現実には難しいものがあると思う。本文で述べられているのだが、本当に20年代から30年代に運用開始まで行き着くのだろうか? それでも、「宇宙エレベーター」には夢がある。特に、人間にはフロンティアが必要で、地球上に見つかれなければ地球の外に求める他ない、という主張には納得。人の好奇心という点からも資本主義という点からも発展の余地というものが必要で、その為に宇宙に行くことを望むのなら現行のロケット打ち上げの5%の価格でペイロードを静止軌道上まで運べる宇宙エレベーターはとても魅力的だと思う。

Posted byブクログ

2015/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ケーブルは1本とのことだけど5本ぐらいにして宇宙クルーザーも五角形にしてその頂点にケーブル通せばいいじゃん。 そうすれば1本のケーブルにかかる負担も減ってメンテナンスもし易いし、より安全でしょ。 昇降システムは磁力は除外と書いてあったけどクルーザーを直接ケーブルとの摩擦力により昇降するより摩擦力で昇降する台車をつけてその台車とクルーザーを磁力で浮上固定すればケーブルの負担がかなり軽減されるんじゃないかな。あ、動いてないから無理か。 ケーブルにリニアモーターカーの様なガイドレール組み込めれば最高なんだけどね。

Posted byブクログ

2014/07/05

難しい計算とかは抜きにして、何となくの雰囲気が掴めるので、面白く読む事ができた。細かい計算がないので、そういうのがスキな人には、向かないか。 あと、なんとなく、物理学の概念(基礎的な)が掴めていないと、読むのはつらいかも。 。。。宇宙エレベータできないかな!!って思える本。夢...

難しい計算とかは抜きにして、何となくの雰囲気が掴めるので、面白く読む事ができた。細かい計算がないので、そういうのがスキな人には、向かないか。 あと、なんとなく、物理学の概念(基礎的な)が掴めていないと、読むのはつらいかも。 。。。宇宙エレベータできないかな!!って思える本。夢がある。

Posted byブクログ

2014/05/06

「宇宙エレベーター」の概念は古いもので、度々、SFや科学雑誌に登場しているが、現実に作ろうとしている方の、実際的な構想を目にしたのは本書が初めてだった。「なぜ赤道上ではいけないのか」「なぜ近年実現可能性が出てきたのか」など、面白い話が多かった。現実には、本の通りとはいかないと思う...

「宇宙エレベーター」の概念は古いもので、度々、SFや科学雑誌に登場しているが、現実に作ろうとしている方の、実際的な構想を目にしたのは本書が初めてだった。「なぜ赤道上ではいけないのか」「なぜ近年実現可能性が出てきたのか」など、面白い話が多かった。現実には、本の通りとはいかないと思うが、読んで夢の広がる本であることは確か。

Posted byブクログ

2014/02/19

○地球と宇宙に設けられたステーションを行き来する宇宙エレベーター構想。それは今の私たちからすれば空想、SFとしか言いようがないアイデアです。しかし、技術的に実現の兆しが見えてきています。著者によれば、2020年から25年には最初の宇宙エレベーターを目指して開発が進められているとの...

○地球と宇宙に設けられたステーションを行き来する宇宙エレベーター構想。それは今の私たちからすれば空想、SFとしか言いようがないアイデアです。しかし、技術的に実現の兆しが見えてきています。著者によれば、2020年から25年には最初の宇宙エレベーターを目指して開発が進められているとのこと。2030年ごろには宇宙エレベーターで物資や人が地球と宇宙を行き来しているかもしれません。ワクワクしますね。 ○宇宙エレベーターの利点は、なんといっても輸送に費用がかからないと言うことです。ロケットで数十億円かかっていた費用が、数百万円に(費用的には世界一周するようなもの、一般個人にとっても不可能ではなくなる)。そして、人間の宇宙進出を爆発的に広げることになります。現在宇宙へ行くために使うエネルギーのほとんどは、地球から脱出するために費やされているため、宇宙に拠点となるステーションができればそこから移動することが容易になるのです。月や火星に行く、あるいは月へ移住するというのも現実味を帯びてきます。さらに、宇宙関係の新しいビジネスも急増することでしょう。ただし技術的な最大の障壁となっているのは、ケーブルの素材となるカーボン・ナノチューブの製造コストと強度。 ○ただし、実際に宇宙エレベーターを開発するには、国際レベルでの合意やテロ対策などの安全確保が極めて難しいと思います。また、人間が本格的に宇宙への干渉を始めればどのような影響を及ぼすのかなどといった点については、読んでいてかなり楽観的な印象をうけました。「そこに宇宙があるから」というような好奇心には、賛同を覚えると同時に、すこし危険でもあるような気もします。 ○それでも、宇宙エレベーターの入門的な本としては、その魅力、可能性がみえてくる本ではないかと思います。 * メモ * SF小説は技術者のアイデアの源泉となってきた。空想の創作物と技術開発の関係はどのようになっているのだろう。

Posted byブクログ

2013/11/12

宇宙エレベーター/軌道エレベーターを建設することで、どんなメリットがありどんな宇宙探検/開拓が始められるか、そしてどうやったら宇宙エレベーターを建設できるかのコスト/場所/技術を一般人にも分かるように詳述した本。 ガンダム特にダブルオー(も)好きだったら読んで損はありません。 し...

宇宙エレベーター/軌道エレベーターを建設することで、どんなメリットがありどんな宇宙探検/開拓が始められるか、そしてどうやったら宇宙エレベーターを建設できるかのコスト/場所/技術を一般人にも分かるように詳述した本。 ガンダム特にダブルオー(も)好きだったら読んで損はありません。 しかし2兆円で建設できるのかぁ、オリンピックの次の国家目標にいかがだろうか?とこれを読んだ人の大半は思うんじゃないだろうか。書中では日本領海内は台風等の気象条件で宇宙エレベーターの陸上基地建設に適さないとあったけど、沖ノ鳥島近海に島の防備(中国からじゃなくて自然からの)も兼ねて建設して、沖ノ鳥島をエアポート化したらいいのではなかろうか。と適当なことを言いたくなるくらい夢の膨らむ本。

Posted byブクログ