醤油と薔薇の日々 の商品レビュー

小倉千加子【著】

2013/09/29

のっけからガチガチな『ジェンダー』とか『フェミニズム』なのだけど
難しい話ではなく「なるほど」とか「そうだよね」と頷ける。
それを越えて後半は学問色が薄れて普通のエッセイとして読めるけど
ひょっと「ジェンダー」が顔をのぞかせたりして
そういう構成が私には面白かったです。もちろん内容も。

いやぁ、「幻の大魚」なりたいですねぇ。いや、ならなければ(笑)

2013/07/29

帯に引かれて、購入。

著者の小倉千加子さんは、心理学者。
女性学を専門とするらしい。

エッセイ集なので、基本的には、縦横無尽、感じたまま、思うままに綴られている。
そのため、少々、偏見ではないかな？とか、偏り過ぎた交友関係があるのではないか？と思える箇所もある。
が、内輪話とか、飲み友達と好き勝手いいながら飲むときのいい加減な感じみたいで、とても面白い。

真剣に読まなければならないとか思わずに、ああ、こんな考えの人もいるのね、とか、、そう感じる人もいるんだとか、ちょっと余裕持って話を聞いてみる感じで読んでいると、とても楽しい。
同感！って思うところもあるし、それっていい過ぎ～！っていいたいところもあるが、それがいい。

たぶん直接話すと、ますます面白い深い考えの人なんだろうなあ。

でも、残念なことに、彼女と直接会えることなどない私は、このエッセイ集で、彼女との時間を満喫したいと思う。