アルツハイマーという奇跡 の商品レビュー
アルツハイマーを患った母を介護した父が亡くなり、父の残した記録と自身の状況をふりかえるもの。 内容としては非常に良かった。正直なところ、つらくて読むのがきつかった。しかし、当事者になったらこれは受け入れなくてはいけない。 筆者は母のアルツハイマーを受け入れられなかったというのも理...
アルツハイマーを患った母を介護した父が亡くなり、父の残した記録と自身の状況をふりかえるもの。 内容としては非常に良かった。正直なところ、つらくて読むのがきつかった。しかし、当事者になったらこれは受け入れなくてはいけない。 筆者は母のアルツハイマーを受け入れられなかったというのも理解できる。 母は息子が結婚することで、それまでの息子への思い入れがなくなり、その空白がアルツハイマーのきっかけとなったのではないかとしている。 アルツハイマーは障害認定で行政のサービスが受けられると知るまでに4年がかかっている。 アルツハイマーが小康状態になり、話せるようになった時に父が妻に聞いたこと。「私のことを愛してますか?」それに対しての妻の答え。「そんなこと言えないわよ。」 こういったエピソードが父の日記には記されていた。
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