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脳からみた心 の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2024/05/21

2024年5月図書館で借りた。 めくったが読んでない。思ったよりサラッと読める感じではなかったので一旦返却。もう少し簡単な本から始めようと思った。

Posted byブクログ

2023/10/25

神経心理学から心のかたちを表現した面白い本だ。本書は神経心理学者である山鳥重氏によって書かれた。 心についての本はたくさんあるが、本書では神経心理学者が臨床で出会った患者との体験をもとに、疾患が引き起こす心理症状について解説する。その過程で、著者が考える心の機能に関するさまざまな...

神経心理学から心のかたちを表現した面白い本だ。本書は神経心理学者である山鳥重氏によって書かれた。 心についての本はたくさんあるが、本書では神経心理学者が臨床で出会った患者との体験をもとに、疾患が引き起こす心理症状について解説する。その過程で、著者が考える心の機能に関するさまざまな仮説が提出されていて、ユニークで面白い。たくさんの患者の事例を毎日少しずつ楽しませてもらった。 脳のある部分が活動を停止して現れる症状を見ることで、その部分の機能を明らかにしていく。完成品から部品を外してみて、なんの機能を果たしていたかを明確にしていくようで面白い。理系の方にはもってこいなジャンルだ。

Posted byブクログ

2015/01/08

これは面白かった。ラマチャンドランの本に比べてやや内容が固かった感じがするけど、紹介されている患者の症状を想像していると、脳って何?心って何?意識って何?って問いがうまれる。特に、脳梁分断されている患者のところでは「意識」というものは人間の心の一部分でしかないということを思い知ら...

これは面白かった。ラマチャンドランの本に比べてやや内容が固かった感じがするけど、紹介されている患者の症状を想像していると、脳って何?心って何?意識って何?って問いがうまれる。特に、脳梁分断されている患者のところでは「意識」というものは人間の心の一部分でしかないということを思い知らされた感じ。

Posted byブクログ

2014/08/02

多数の臨床例とともに説明がなされ、わかりやすい。 ただ、心の特徴や性質はまとめられているが、本当に読みたいのは、心とは何かだったので、残念。

Posted byブクログ

2013/07/08

なんとなく手に取った新刊文庫(と言っても原著は1985年発行だ)。タイトルや表紙デザインはなにやら初心者だましの気配を感じるが、本書の内容は意外と硬派である。脳神経学/心理学の完全な初心者がこれを手に取ったら、難しい言葉に尻込みしてしまうのではないだろうか。 失語症、認知科学につ...

なんとなく手に取った新刊文庫(と言っても原著は1985年発行だ)。タイトルや表紙デザインはなにやら初心者だましの気配を感じるが、本書の内容は意外と硬派である。脳神経学/心理学の完全な初心者がこれを手に取ったら、難しい言葉に尻込みしてしまうのではないだろうか。 失語症、認知科学について語る本書前半は、私がこれまで読んできた本に書いてあったことと変わらず、とくに新しい知見がなくて退屈だった。後半から少々面白くなった。 本書には脳神経に損傷を受け失語や記憶障害など、さまざまな症状をあらわした患者の症例がたくさん紹介されている。そんなことを患者やその家族に言ってはいけないが、精神医学や神経科の症例というのは、実に面白い。この「面白さ」は、やはり野次馬的好奇心ではあるのだが、心とは何か、人間とは何かといった問題の再考へとつながるものなので、重要だ。 この本でもあまり多くを語られなかった「多重人格」については、私にはまだわからない点が多い。いつか多重人格に関する詳しい論述を読んでみたい。

Posted byブクログ