何のために働くのか の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルの通りの我が悩み事の解決の一助になればと手に取った。 正直はじめににおける著者の論理、すなわち母の愛や先祖を例に出し私たちはこの世に生かされてるので日々を大切に生きなければいけない、という論理は言ってることは正しいと思うのだが甚だタイトルからの逸脱が激しく当たり前のことを回りくどく、それも度々古い歌を例に出して説明されても共感しがたいので先を読むのが思いやられたのだが、我慢して読み進めると1章以降はなるほどという内容が展開される。 1章 さすが現役の学長というだけあり就活生や新卒の気持ちをスカッとするほど的確に代弁してくれている。やれ個性を伸ばせと教育されても現実は社会に出たら所詮は代えがきく歯車としての扱いしか受けられないのである。しかし落胆しているだけではダメだ。または青い鳥を探しているだけでもダメだ。具体的に起こすべき行動が次章に書かれている。 2章 生きがい・やりがいは探すものではない。創り上げるものだ。この両者の違いは大きい。前者は目の前の物事からの逃げの思考、後者は目の前の物事に向き合い、その中から喜びを発見する姿勢だ。何事も一生懸命やらないと、その先のものは掴めない。 3章 驚くべきことに、前の2章よりも面白かった。のれまで著者がどういう人間か分からずに読み進めて来たのだが、著者の生い立ちや学生時代や会社に入ってからの体験談を読むにつれ共感を得た。著者が持つ特異な思想と成功体験は純粋に励みになった。そして未来の自分と重ねたい姿に思えた。 4章〜6章、おわりに 4章では21世紀の課題について触れている。それ以降の章ではもう1度タイトルの話題に戻って話を展開している。結論から言えば何のために働くのか、その答えと答えに対するアプローチは人によって違う。万人に共通の解決策など無い。ただ、5章には少々耳が痛い話も乗っている。近頃の若者は就職面接で福利厚生などの質問は一切せず、企業にどう自分を育ててくれるのか、その辺りを追求する傾向があるらしい。私個人的にはそれ自体は成長したいという気持ちの現れなので悪いこととは思わないが、著者に言わせれば求めるばかりで、どう貢献するかが抜けている、だそうだ。
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働く目的は「カセギ」(経済的自立)と「ツトメ」(社会参画) 内村鑑三の名言「誰もが後世に遺せるものは、高尚なる生涯である」(『後世への最大遺物』より)
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欧州統合 エラスムス構想 欧州で取得した単位を相互に認定しあうシステム 2012 日中韓で実験的に始まる 日本から10校 信用金庫活用法
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【働くことで悩んでいるすべての人に】どうすれば、やりがいのある仕事に出会えるのか? 商社マンとして世界を見る眼を鍛えてきた著者が「働くこと」の極意を伝授する。
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何も残されていないように見える焼け跡にも、希望の芽は必ず残されている。 自分の頭で考える。 メディア、産官学の境界に立ち、そのシナジーを生かす。マージナルマン(境界人)であることにこだわる。基礎z九している組織の抱える課題には全力で取り組む。 自分が属する組織社会にきちっと貢献し...
何も残されていないように見える焼け跡にも、希望の芽は必ず残されている。 自分の頭で考える。 メディア、産官学の境界に立ち、そのシナジーを生かす。マージナルマン(境界人)であることにこだわる。基礎z九している組織の抱える課題には全力で取り組む。 自分が属する組織社会にきちっと貢献して評価される。 与えられた仕事に挑戦することで自分というものが見えてくる。 IT革命とは冷戦後にアメリカが主導した軍事技術のパラダイム転換だった。 日本は技術も金も人もあるのに、それをうまく組み合わせて大輪の花を咲かせるアイディアを思いつかない。英語でいうところのアジェンダセッティング、つまり的確にプロジェクトを設定して、課題を解決する力が弱い。 情報とは情けに報いると書く。
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For enjoying my life and to make my family happier.
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後から読み直してレビューを書こうとしたときに 話をまとめづらく、どのように書こうか悩ましい処。 しかしながら、筆者の自伝が面白いのと 随所にいいことが書いてあると思う。
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サンデーモーニングで解説者をしている寺島実郎氏の著書。 要約すると、しのごの言わずにまずは与えられた仕事や環境に全力で向き合い、その中で自分の成すべき事や理想を発見すべし。みたいなこと。 その他、今現在の世界の流れや今後どのような時代が訪れるのかについても述べられている。 ...
サンデーモーニングで解説者をしている寺島実郎氏の著書。 要約すると、しのごの言わずにまずは与えられた仕事や環境に全力で向き合い、その中で自分の成すべき事や理想を発見すべし。みたいなこと。 その他、今現在の世界の流れや今後どのような時代が訪れるのかについても述べられている。 日頃からニュースなどできちんと情報収集をしている人なら読みやすいと思う。
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・「何のために働くのか」という難しいテーマに対し、若者への熱いメッセージが込められた1冊。「我が人生を振り返って」で振り返っているように(P73)、様々なできごとや出会いをとおして、筆者は自分や時代と向き合ってきた。 ・働くことはカセギ(経済的自立)とツトメ(社会参画、社会貢献)であり、「働くことを通して、世の中や時代に働きかけ、歴史の進歩に加わること」(P48)それが、働くこと、生きることの意味だと筆者は言う。そして、自分らしい仕事を探すのではなく、仕事を通じて自分の可能性を懸命に探求していけば、おのずと「これをやるために生まれてきたんだ」と思える仕事に出会える」(P51)とのこと。なるほど。 ・時代を切り拓いた先人の特徴を3つあげており、興味深い。①あらゆる物事には、歴史的な背景や理由がある。その構造変化を注視し、いかなる可能性を自分にもたらすのか深く考えている(P57)。②時代の潮流を掴むための「気づきと行動力」「使命感の自覚」がある(P60)。③人間力、一点の素心を持っている(P64)。 ・「いま、どんな時代を生きているか」を知ることが必要であり、筆者による時代認識の解説がある。①グローバル化と全員参加型秩序、②アジアダイナミズムとネットワーク型の世界観、③IT革命の本質、④食と農業の未来、⑤技術と産業の創生とTPP、⑥エネルギーパラダイムの転換。について。 ・働くことの意義を考えるきっかけとして、刺激を与えてくれる一冊だと思う。
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七月十一日読了。 多摩大学の学長という事で購入。最初の稼ぎと務めの話はわかりやすかったが、途中からよくわからない方向にいき、最後無理矢理まとめた、という印象。 どうせならもっと徹底的に突き詰めて仕事とは何ぞや、という事を書いても良かったのでは?
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