図解 貴婦人のドレスデザイン1730~1930年 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ドレスの外観だけでなく、構造まで図解スケッチされている。 例えば、どうやってあの後ろ襞を成型するのだろうと思っていた18世紀のポロネーズは、上見頃につけた紐で裾に付けた留め具を結び持ち上げていた。 それだけで、あのふんわりした形が保てるのかと意外だった。 200年の長きにわたるドレスの変遷をこの本の一冊で追うことができる。 巻末の1890年のサイクリングは興味深く読んだ。当時は、女性がズボンを履いていることを理由に入店や、乗合い馬車の利用を当然に断られる社会だった。スカートで自転車に乗り、スカートが絡まることによる事故が多発した。しかし女性がズボンで自転車に乗ることは、盛大な冷やかしを免れなかった。 私はドレスが好きで憧れも持っている。なので、当時の女性が楽しむことなく、社会の抑圧により理不尽にドレスを「着せられていた」としたら悲しい。 現在、先人たちの努力により好きな服や合理的な服を自由に選び、身に付けられることに感謝します。
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借りたもの。 寸法や記事の素材まで記されているドレスデザイン資料集! 色の指定もされているけれど、カラー挿絵とかではないから、イマイチイメージが掴みづらいような…… ちょっと線が洗いデッサン調の資料だけれども、伝わるリアリティと細部。細かい特徴も文字で解説がついている。その情報量...
借りたもの。 寸法や記事の素材まで記されているドレスデザイン資料集! 色の指定もされているけれど、カラー挿絵とかではないから、イマイチイメージが掴みづらいような…… ちょっと線が洗いデッサン調の資料だけれども、伝わるリアリティと細部。細かい特徴も文字で解説がついている。その情報量も多い。
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1730年代から1930年代という魅力あふれる時代の衣装を自ら詳細にスケッチ、そのサイズを小物まで克明に記してある本。 趣味が高じて、らしいのですが、趣味が合う合う。 こんな本を出しちゃう人がいるとはねえ。 元になった服の写真は相当数、見覚えあります。 手持ちの本に掲載されてい...
1730年代から1930年代という魅力あふれる時代の衣装を自ら詳細にスケッチ、そのサイズを小物まで克明に記してある本。 趣味が高じて、らしいのですが、趣味が合う合う。 こんな本を出しちゃう人がいるとはねえ。 元になった服の写真は相当数、見覚えあります。 手持ちの本に掲載されています。 服飾史が趣味なので‥ そのサイズってどう測るのかなあ。 写真からどうにかして推測しているのかも。 博物館で見られるものも多いと思うけど。 ここまで凝る人には道が開けるのだろうか。 なかなかすごい本ですよ。
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力作。ちょっと見づらい点を差し引いても、これだけドレスの膨大な資料はあまり見かけない。ヴィクトリア朝の私服についても知りたかったのだが、ドレスに特化してるため市井の人びとの服装がイマイチわからないのが難点。でもいい本です。
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絵画を参考に、女性の服飾の歴史を読み解く本。 縫製から材料から下着から・・・とにかくよく調べているのだけれど、 いかんせん、デッサンのタッチの絵なので見にくいのが難。 それでも、ギャザーの取り方とか裏の始末とかがわかって、参考になりました♪
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帯文:”黄金期ヴィクトリア朝時代を含む、英国200年間の華麗なるドレスの特徴・変遷を熱意あふれるスケッチで詳細に解決!!” ”歴史資料としてはもちろん、作画資料、舞台衣装やドール衣装制作の参考に!” 目次:はじめに、謝辞、第1章 1730~1800年、第2章 1800~1835...
帯文:”黄金期ヴィクトリア朝時代を含む、英国200年間の華麗なるドレスの特徴・変遷を熱意あふれるスケッチで詳細に解決!!” ”歴史資料としてはもちろん、作画資料、舞台衣装やドール衣装制作の参考に!” 目次:はじめに、謝辞、第1章 1730~1800年、第2章 1800~1835年、第3章 1835~1870年、第4章 1870~1900年、第5章 1900~1930年、付録 -1806/1814/1913年のドレスのさらなる詳細研究、1890年代のサイクリング、参考文献、索引、用語集
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ドレスからボンネットなどの小物、その構造までを網羅した充実の一冊。資料としてはもちろん、眺めるだけでも楽しい一時を過ごせます。 (院生アルバイトスタッフ)
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