訳詩集 葡萄酒の色 の商品レビュー
活字が読みやすい。翻訳がそれほど古くは感じられない。翻訳についての解説も丁寧である。これだけを読んでも価値がある。
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ソネットの訳に胸打たれる。原文をガッとつかんで、そのエッセンスを読み手の心に響く言葉で自由に表現する、そんな翻訳ができたらと思わずにいられない。
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基本的に読み終わってから、ブクログの本棚に登録することにしている。しかし、こういう訳詩集であり、パラパラ捲って、気に入ったことろを読んでいるので、終わりが決まるはずもないのである。 タイトルが如何にも酒呑みの著者らしいが、復刻されたデザインも良いと思う。 シェイクスピアのソネッ...
基本的に読み終わってから、ブクログの本棚に登録することにしている。しかし、こういう訳詩集であり、パラパラ捲って、気に入ったことろを読んでいるので、終わりが決まるはずもないのである。 タイトルが如何にも酒呑みの著者らしいが、復刻されたデザインも良いと思う。 シェイクスピアのソネットから、T.S.エリオットの荒地まで、英仏の様々な詩が選ばれている。ゆっくり、ゆっくり読んでいこうと思う。
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吉田健一の訳詩集。 収録されているのはシェイクスピア、バイロン、エリオット……等々。巻末の付録は『飜訳論』。 基本的に無粋な人間なので詩のことは正直よく解らない。しかし、『君を夏の一日に喩へようか』という日本語がこの上なく美しいことは解る。ひょっとすると、詩とはそういうものなのか...
吉田健一の訳詩集。 収録されているのはシェイクスピア、バイロン、エリオット……等々。巻末の付録は『飜訳論』。 基本的に無粋な人間なので詩のことは正直よく解らない。しかし、『君を夏の一日に喩へようか』という日本語がこの上なく美しいことは解る。ひょっとすると、詩とはそういうものなのかもしれない。 『飜訳論』は吉田健一の翻訳に対する姿勢が垣間見える小論。こちらもなかなか興味深い。
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