四つの署名 の商品レビュー
ホームズとワトソンの分岐点ともなる事件が収められた長編。変装の才能、感情より理性を重んじる発言や、人の善と悪、明と暗が対比される描写などなど盛りだくさんで、大好きな一冊。
Posted by
この長編は必ずしも「ホームズの推理が冴え渡り、事件解決」ってわけじゃないようだ。 少々行き当たりばったりで、007のような派手な水上アクションや毒の吹き矢など、エンタメ要素も多い。 代表的な出来事はなんといっても“ワトソンの恋” 戦争帰りで傷ついたワトソンが青春を取り戻した感が...
この長編は必ずしも「ホームズの推理が冴え渡り、事件解決」ってわけじゃないようだ。 少々行き当たりばったりで、007のような派手な水上アクションや毒の吹き矢など、エンタメ要素も多い。 代表的な出来事はなんといっても“ワトソンの恋” 戦争帰りで傷ついたワトソンが青春を取り戻した感がある。 物語には“セポイの乱”や“アヘン”が登場する。 19世紀のイギリスによる植民地支配を象徴する二つのことは、この先のミステリー小説がその国の社会情勢を背景とする先駆けの一つかもしれない。 “行動する探偵”ホームズの一面が見られた物語だった。
Posted by
翻訳が現代風で、読みやすかった。 ホームズのイメージが変わった。思っていたより優しくて人間味がある。短編も読んでみたい。 これを読み始めたきっかは、アンソニー・ホロヴィッツのホームズが読みたいから、なんだけどね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1ページ目から主人公がコカイン注射してる小説ってなかなか見ないし相変わらずブッ飛んでるなというのが率直な感想(褒めてる) 対して、170頁のワトスンとモースタンのやりとりこそが、この作品の「宝」だったのではないかと感じた 改めて2人の男のバランスが絶妙だと感じ入る
Posted by
『絹の家』を読んで、未読のホームズ作品が読みたくなった。 私はKADOKAWAのオススメしている順番に読み進めていて、この作品で4作目。 訳はヘレン・マクロイ作品でファンになった、駒月雅子さん。 冒頭から物語にすっと引き込まれた。 スラスラと流れるように読みやすくて、それでいて...
『絹の家』を読んで、未読のホームズ作品が読みたくなった。 私はKADOKAWAのオススメしている順番に読み進めていて、この作品で4作目。 訳はヘレン・マクロイ作品でファンになった、駒月雅子さん。 冒頭から物語にすっと引き込まれた。 スラスラと流れるように読みやすくて、それでいて古典らしい雰囲気も残っている。 登場人物たちが自然に動き出すから、すっと物語に入っていける。 きっとそう感じられるように、細やかな工夫をたくさんされているんだろうな。 駒月さんの文章は、読者に優しいだけじゃなくて、登場人物にも優しさを感じる。 ホームズとワトソンも生き生きしていて、ふたりの信頼関係が心に伝わってくる。 冒険シーンも臨場感たっぷりで楽しかった。 訳者あとがきも嬉しい。 旧訳にも興味はあるけど、やっぱり駒月さん訳で全部読みたくなる。 今回はワトソンにまつわるちょっと特別なエピソードが。ワトソンの熱い想いを読者は知ってるだけに、思わずニンマリしてしまった。 今週はバタバタ続きで、まとまった読書の時間がなかなか取れず(/_;) 大好きな『刑事コロンボ』に癒やされてます。
Posted by
シャーロック・ホームズ 2作目! 財宝を巡っての事件です。 今回の犯人には1ミリも同情できなかった。 地位と名誉とお金に目が眩んで 周りが見えなくなった人の末路だと思った。 個人的には緋色の研究の方が好き。 ホームズとワトソンが同じ方向を向いて 事件解決を目指している様子が前...
シャーロック・ホームズ 2作目! 財宝を巡っての事件です。 今回の犯人には1ミリも同情できなかった。 地位と名誉とお金に目が眩んで 周りが見えなくなった人の末路だと思った。 個人的には緋色の研究の方が好き。 ホームズとワトソンが同じ方向を向いて 事件解決を目指している様子が前作にはあったが 今作はワトソンはメアリーに夢中。 ホームズは事件に夢中。 …なんだかチグハグだなぁと感じた。 メアリーの存在が今後どう2人に影響してくるか そこはそこで楽しみです!
Posted by
ワトソン博士の人間らしさとホームズのホームズらしさの対峙がわかりやすく、興味深い。謎解きよりも、2人の当時の雰囲気が伝わって来て面白かった。
Posted by
長編2作目。角川文庫版は初。 読みやすいけど、やはりちょっと入り込み難いなと思いながら読んでいた。セリフに感嘆符とかリアクションが大きいからかな。 ホームズの異端さとワトソンの結婚という2人の分かれ道が描かれていた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホームズとワトソンのキャラをより深く理解できた。ホームズについては、今作でも探偵力の高さに魅せられ、加えて、ボクシング、料理、バイオリン、変装もできる意外な一面にも楽しませてもらった本作。何においても超人的な才能を持つ一方で、コカイン中毒や感情的な面(恋愛観)では、普通の人間(ワトソン)とは違う孤独さ・哀愁も漂ってきて、また見え方が変わった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シャーロック・ホームズ シリーズ2作目。 長編といいつつ200ページちょいで読みやすい。 冒頭いきなりホームズがコカイン注射に耽っていたりと、今では驚きな設定の存在にびっくり。 ホームズとワトスンの恋愛感の違いを語ったり微笑ましい場面を経て、不気味な洋館で起きる事件、白熱の追跡劇とどんどん展開します。 ベーカー街不正規隊やシャーマン老人と犬のトービーなどなど、ホームズの推理を助ける存在とのやり取りも微笑ましいし、探偵の七つ道具のように駆使する様子は流石の名探偵なのである。
Posted by
