考えすぎた人 の商品レビュー
くだらない。 ソクラテスで始まりサルトルで終わらせるのもありきたり。 笑いどころがわからなかった。
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清水さんの久々のユーモア短編小説集。テーマは哲学者の紹介。難しい材料をさすがの筆致力でどれも楽しく読ませて頂きました。 カントの一遍は清水さんの「筑波の恋」の文系版とも言える内容で、あの作品を思い出しつつクスリとできました。
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久々に清水義範氏の著作を読んだ パスティーシュにイカれていたので期待値が高すぎた 文学部哲学科唯野教授 とか出ないかな
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ヘーゲルのことを書いている本を探していたらこれに出会った。 ヤツは41歳のときに20歳の女性と婚約した。いや僕はヘーゲルのそんなことを知りたかったわけではない。だがこの文章をみただけで、なんかあちら側のヤツだったのか、みたいな気になってしまった。しかもリア充っぷりを友人に手...
ヘーゲルのことを書いている本を探していたらこれに出会った。 ヤツは41歳のときに20歳の女性と婚約した。いや僕はヘーゲルのそんなことを知りたかったわけではない。だがこの文章をみただけで、なんかあちら側のヤツだったのか、みたいな気になってしまった。しかもリア充っぷりを友人に手紙で自慢したりしている。 ところが40過ぎた屁理屈男とうら若きかわいい(手紙による)女子だ。うまくいくわけがない。 私もうあなたとはやっていけないかもしれない。そういう局面でヘーゲルは弁証法を編み出す(いや違うけどな)。否定されたものはもう一度否定される。まさにこのレビューのように。 つう具合に、偉人の偉人でないところを、しかし偉人が偉人たる所以を紹介している。 偉い人も馬鹿で安心した。つまるところ僕も偉い人であろう。もっと考えすぎよう、とマジで思ったね。
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笑う分には好みに合わず、哲学に目を向けるには引用そのまま過ぎて、人物像は脚色が過ぎてあやふやだった。 笑いどころ0ではなかった事だけ読後に安心した。
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面白いものとそうでないものがはっきりしている。 ソクラテスなんかよかったけどね。たまに、単なるその人の人物紹介になっちゃっているところも。 こういった類の本は、どうしても『現代思想の遭難者たち』と比べてしまうなあ。いや、悪くないんだけどね。
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清水義範の作品は日頃フォローしているわけではないのに、忘れた頃に目にとまり、結局結構読んでいるような気がする。何を読んだかは思い出せないのだが。で、今回の作品はヒットだと思う。自分は今まで、哲学の入門書を何冊も読み、その都度、わかったようなわからないような、ありがたいんだかめんど...
清水義範の作品は日頃フォローしているわけではないのに、忘れた頃に目にとまり、結局結構読んでいるような気がする。何を読んだかは思い出せないのだが。で、今回の作品はヒットだと思う。自分は今まで、哲学の入門書を何冊も読み、その都度、わかったようなわからないような、ありがたいんだかめんどくさいんだか、とにかくもやもやした感じを拭うことのできない経験を積んできたわけだが、清水はまさに「その感じ」を言葉にしてくれている。しかも、有名な思想家がどんな人でどんなことを考えた人なのかを、かなりうまい具合に紹介していてくれる。そして素直に、ここまでしかわからない、と言う。あるいは、この哲学者にはここまでしかつきあえない、と言う。それが実に自分の実感に近くて、うれしくなる。ひとつの作品でひとりの哲学者を扱っているが、それぞれの設定に趣向がこらされていて飽きない。
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哲学者の名前は知っている。 その内容はよく分からない。 でも、わかりたい。 といっても、気が狂うほどに本気でわかりたいわけではない。 という私には、とても楽しい本でした。 項目ごとに作者の語り方が違うのですが、 プラトンの項は特に笑えました。 気軽に読み切れます。 そして今ま...
哲学者の名前は知っている。 その内容はよく分からない。 でも、わかりたい。 といっても、気が狂うほどに本気でわかりたいわけではない。 という私には、とても楽しい本でした。 項目ごとに作者の語り方が違うのですが、 プラトンの項は特に笑えました。 気軽に読み切れます。 そして今まで「すごく」モヤッとしていた哲学者達の言っていたことが モヤッとレベルまでわかったような気にさせてくれました。 そこがまさに、「自分もわかってない」と何度も繰り返す作者が狙っていることだと思います。
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