レイヤー化する世界 の商品レビュー
この本が2013年に既に書かれていたことに驚く。2023年の今、まさにこの流れで動いている。 歴史を読み解くところから始まって、その上で今後の世界の動向について語っています。最初から最後まで大変読みやすい文章でした。 世界の動きをダイナミックに語ってくれています。 地球の上の人間...
この本が2013年に既に書かれていたことに驚く。2023年の今、まさにこの流れで動いている。 歴史を読み解くところから始まって、その上で今後の世界の動向について語っています。最初から最後まで大変読みやすい文章でした。 世界の動きをダイナミックに語ってくれています。 地球の上の人間たちの動き、思考の変化を宇宙から見たら面白いんだろうなぁなんて思いました。 【読み取った概要】 ヨーロッパ中心の経済の社会が終わろうとしている。ずっとヨーロッパが世界の中心だと思っていたけど、イスラムが中心の時代があったとして知ってびっくりしている。その頃のヨーロッパは辺境で野蛮なイメージ! 国家と言う概念も、最近のもの。昔は大きな帝国の中で多民族、宗教もいろいろでゆるい枠の中で暮らしていたらしい。 これからの時代は、インターネットのベースがあって、その上に趣味や特技でつながる構造(レイヤーと佐々木さんは呼んでいる)になる。そこにはもはや国家は関係しない。
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中世・近代における世界の歴史を紐解きながら、現代・未来の世界システム(国民国家・民主主義の崩壊、古くて新しい権力構造)を説いています。佐々木さんの本は、参考本リストが豊富で嬉しい。
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世界の文明が発達していく経緯を大雑把に紹介しながら、これから世界がどうなっていくかを予想している本。 現在では欧米がリードしているが、中世まではイスラム、中国の方が世界をリードしていた。昔は国という概念もあまりなかったようだ。 現在では国家という考えが当たり前だが、この先は労働力...
世界の文明が発達していく経緯を大雑把に紹介しながら、これから世界がどうなっていくかを予想している本。 現在では欧米がリードしているが、中世まではイスラム、中国の方が世界をリードしていた。昔は国という概念もあまりなかったようだ。 現在では国家という考えが当たり前だが、この先は労働力の流動化により、国境は徐々に意味がなくなってくる。労働の報酬は安い地域に合わせることにより、全体がさがってくるらしい。
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本書は3部構成。レイヤー化は第3部にて言及されている。レイヤーという表現とニュアンス。「人の多面性」=「多層化」と表現しているように感じた。「層=レイヤー」であり、同じ層の人同士だとうまくコミュニケーション取れる。まるでOSI7階層モデルのように。
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2016年10冊目 めちゃくちゃ面白かった。本書は中世にさかのぼり世界の変化から未来予測に繋げている。 前回読んだメイカーズ進化論とも共通するような事が書かれていて、 モノづくりのあり方が今大きく変わっている。本書ではそれだけなく、金融や教育、公共サービスなどもInternetの基盤の上に気づかれた環境により既に世界が変わりつつある事を教えてくれる。 今起こっている「第三次産業革命」は仕事を増やさず、企業は人を雇わない。 そして、世界中の仕事の給料はだんだん均等にならされていく。 そんな世界でどう生きていくか? それを教えてはくれないが、考えるきっかけを与えてくれた本でした。
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【要約】 ・文明の発展を概観した上で、これからの世界はネットを中心とした「場」での活動が中心になり、国の境界はなくなっていくというのが本書の骨子。国家という枠組みを強固なものにした西欧文明も、かつては辺境のマイノリティだったわけで、今また、それが移ろっていっても不思議ではない。本...
【要約】 ・文明の発展を概観した上で、これからの世界はネットを中心とした「場」での活動が中心になり、国の境界はなくなっていくというのが本書の骨子。国家という枠組みを強固なものにした西欧文明も、かつては辺境のマイノリティだったわけで、今また、それが移ろっていっても不思議ではない。本書では、帝国全盛の時代から国家と民主主義の興隆への変遷を紹介することでそう主張している。 ・「レイヤー」というのは、属性が分解されて、それぞれがそれぞれのつながりを持って広がっていく、というイメージ。これまでが縦割りのパッケージだったのに対して、これからは各人が持っている色々な側面が、それぞれ薄く横につながっていく、というようなものだろうか。 ・「不安だけど、アメーバのようにくねくねと動き回りながら、自分の居場所を見つける努力を一生続けること(P268)」というのは示唆的だが、今の日本で、こういう考え方がマジョリティになるにはもう少し時間がかかるのではないかと感じた。
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これまでの歴史を中世から振り返ると、世界が決してずっとアメリカ中心の自由主義経済や民主主義社会でやってきたというのがいかに幻想かというのが、当たり前だがより自然に理解出来た。 その昔、ヨーロッパが世界の辺境の地であり「陸」の時代の頃は中国やペルシャ、地中海の人々が中心であった。...
これまでの歴史を中世から振り返ると、世界が決してずっとアメリカ中心の自由主義経済や民主主義社会でやってきたというのがいかに幻想かというのが、当たり前だがより自然に理解出来た。 その昔、ヨーロッパが世界の辺境の地であり「陸」の時代の頃は中国やペルシャ、地中海の人々が中心であった。そして「海」の時代へ変わるきっかけになったのは、新大陸を発見することが出来たからだが、それには海洋技術の発展も大きかったのではないか。そこから地理的に辺境であったヨーロッパが世界の中心の軸となり繁栄を手にすることが出来た。 そして確か自分が学生だった20年ほど前には、その当時経済の面で落ち込んでいた中国が、「これからは中国の時代が来る」というのをよく聞いた。その時はここまでの凄い発展を想像していなかったが、今や覇権を握る大中国になり、そしてさらに超国家主義的な意思を持つ巨大企業が列強国の規模を遥かに超える資産や影響力を持つ社会が現実になっている。この本は2013年に書かれた本であるが、今現在2018年には、いわゆるGAFA(Google.Apple.Facebook.Amazon)の時代である。 今後どうなるか、またいくらでも覇権を争う企業があとからあとから出てくる可能性はあるが、この本で言及されている通り、相対的に国の力が小さくなることはその通りだと思う。 僕たちに出来ることは、技術を使いこなせるようになり、とりあえず乗っかって複数の弱いつながりを作りながら、自分で自分を助けるセーフティネットを作るという、この著者の意見に全く同意する。 場=プラットフォームを利用しながら利用されながら小さくたくさんを稼いで、それを賢く運用しながら生きていく。ワンチャンスにかけながら生きていく落合陽一の言う通り百姓の時代かも知れない。
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場の概念について 地球に住む人類がどんな歴史を踏んで、生きてきたのか、 そしてこれからどんな世界が待っているのか、筆者が主張する世界はそう遠くない未来にあぐらをかいで待っているように感じた。
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第三の産業革命の中で生きていく私たちは、「場」の中で、利用されつつも利用し、柔軟に考え方・働き方・生き方を変えていく必要がある。
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