もう、猫なしでは生きていけない。 の商品レビュー
安部譲二さんがその生涯で出会った猫たちとの思い出や猫への愛情を綴ったエッセイ。テレビに出られていた頃に見知っていただけで著作を読んだことは無かったのですがあの風貌であの声の大人が自分のことを「僕は」と言うのが印象に残っていました。息子さんがアメリカに一年行く間に猫を預かるというエ...
安部譲二さんがその生涯で出会った猫たちとの思い出や猫への愛情を綴ったエッセイ。テレビに出られていた頃に見知っていただけで著作を読んだことは無かったのですがあの風貌であの声の大人が自分のことを「僕は」と言うのが印象に残っていました。息子さんがアメリカに一年行く間に猫を預かるというエピソードでやや乱暴な考えが書いてあってビックリしましたが、それ以外はとてもお行儀がよく丁寧で上品な文章でありました。去年(2019年)お亡くなりになったそうですが、今頃は歴代の猫たつちと再会していらっしゃるのかもしれない、と思いました。
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1937年生まれ、安部譲二さん「もう、猫なしでは生きていけない」、2013.6発行です。著者の人生は猫と共にと言っても過言ではないでしょう。著者の猫への愛がいっぱい詰まった作品です。一息に読み終えました。楽しい話、とてもいい話ばかりではないです。けなげな話、悲しい話もあります。そ...
1937年生まれ、安部譲二さん「もう、猫なしでは生きていけない」、2013.6発行です。著者の人生は猫と共にと言っても過言ではないでしょう。著者の猫への愛がいっぱい詰まった作品です。一息に読み終えました。楽しい話、とてもいい話ばかりではないです。けなげな話、悲しい話もあります。それにしても著者はいろんな人から子猫を押し付けられてます。そして「ノー」と言えないんですね。ものすごい数の猫たちとの関わりに驚きました。猫がいると家が平和だし、外出しても「待ってる猫」を思うとすぐ帰宅しますね(^-^) 私も猫なしでは生きていけないですw。
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「あの」安部譲二さんが、こんなに猫好きだったなんて! 同じく大の猫好き、特に縞猫好き(今、一緒にいるコは黒キジ白とサバトラ白)として、うなづける部分が多々ありました。 ショボの下りは涙ナシでは読めません! 全ての猫飼いさんが、安部譲二さんのように 「猫をお店で買わな...
「あの」安部譲二さんが、こんなに猫好きだったなんて! 同じく大の猫好き、特に縞猫好き(今、一緒にいるコは黒キジ白とサバトラ白)として、うなづける部分が多々ありました。 ショボの下りは涙ナシでは読めません! 全ての猫飼いさんが、安部譲二さんのように 「猫をお店で買わないで、雨で濡れた仔猫を拾ってくる」 ようになったら・・・いえ、 「猫を捨てる」 という行為をしなくなったら、どれだけ幸せな社会になるのだろう。
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猫好きなら頷ける話ばかり。 強面の作者が、ゴロニャンと猫を可愛がっている様子を想像するだけで癒されます。猫は飼う物のではなく、お世話させて頂く生き物です。
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筆者が人生の折々に出会った猫とのエピソードを詰め込んだ一冊。 同じ作者の他作品は全く未読ですが、この本から窺える猫溺愛ぶりと、どうやらヤクザをしていたらしい事実がうまくリンクしない。それほど、動物愛あふれる文章でした。 奥さんと二人して、警戒心の強い野良猫を餌付けしつつ見守る話...
筆者が人生の折々に出会った猫とのエピソードを詰め込んだ一冊。 同じ作者の他作品は全く未読ですが、この本から窺える猫溺愛ぶりと、どうやらヤクザをしていたらしい事実がうまくリンクしない。それほど、動物愛あふれる文章でした。 奥さんと二人して、警戒心の強い野良猫を餌付けしつつ見守る話が特に印象的でした。警戒は解かれずともそれなりの信頼関係がゆっくりと築かれ、ご近所の住人からも「あの野良猫の世話をしているのはこの家」といつのまにか窓口的な扱いになる。「あの猫、うちで子供を産んだよ!!」とお知らせが飛びこんでくる話は、可笑しい。実際は笑い事だけではないのだろうけど、「たかが猫一匹」(しかも懐いていない)に一喜一憂させられ、振り回され、時に利用され、しかしそれを楽しんでいる夫婦の様子はほほえましく思えます。 図書館の新着本のコーナーでタイトルを見て手に取り、そのまま一気読み。
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