ITエンジニアのための人と仕事を動かす11の実践的トレーニング の商品レビュー
▼メモ------------------------------------------------------------ ・能力を向上させる為に最も効率的なのは、「ダメなところを見つけて、そこを改善することだ」 ★・主体的な行動ができない理由の一つに「主体的に行動するの...
▼メモ------------------------------------------------------------ ・能力を向上させる為に最も効率的なのは、「ダメなところを見つけて、そこを改善することだ」 ★・主体的な行動ができない理由の一つに「主体的に行動するのは面倒、考えるのはおっくう」という心理があります。確かに自分であれこれ調べて行動するのは大変ですし時間もかかります。しかし自分で考えて行動すると主体的に考えたおかげで失敗の回避も出来るようになります。このように「主体的に動くことが自分を薬にする」と考えられるようになると、行動に主体性が出てきます。 ・仕事は時間を切らなければ意味がない。「仕事があって時間がどれくらいかかる」では無く、「時間が決まっていて仕事のやり方を決める」。そうでなければ仕事を計算する事が出来ない。 ・いつも正しいことを言って、正しい行動をしている人のことは、だれも否定できない。 ・仕様変更について:「御社はお客様ですが弊社を選んで頂いている以上、我々はダメのものはダメと言わなくてはならないのです。そして御社がお客様だからこそ我々システム開発の専門家は、プロジェクトを失敗させるリスクを取り除かなくてはならないのです」。 ・優秀な人間であれば何気ない文章や普段の会話を具体的にかつ論理的に分かり易く書いたり話したりするものです。これに対して優秀でない人がかいたものは、例え真剣に書いた場合でも、抽象的かつ非論理的で分かりにくくなってしまいます。だからこそ私は「書いたもの(ドキュメント)は、人のスキルを映す」と考えます。
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151107 中央図書館 題名はITエンジニアを冠しているが、内容は普遍的なもの。どちらかといえば自分の仕事範囲だけに没頭する人が多そうなIT分野のワーカーにとっては、特に、相手・聞き手の立場から見て「伝わっているか」を自省することが大事なのだろう。
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ITエンジニアだけではなく、どんな職種にも通じるような内容。ネガティブ特性(ダメな点)を明らかにして、直す手順を、部下に指導する視点で書いてあるけど、自分も不十分な点が多いなと。 基本は、主体性、考える力、伝える力になると思う。
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【目的】 広く社会一般、どの会社でも通用する仕事の能力を向上させるためのポイントについて解説する。 【収穫】 自身にも共通するネガティブ特性を発見することで、どのように仕事の仕方を改善していけばいいかを理解できた。 【概要】 本書では、企業内だけで通用する能力ではなく、どの会...
【目的】 広く社会一般、どの会社でも通用する仕事の能力を向上させるためのポイントについて解説する。 【収穫】 自身にも共通するネガティブ特性を発見することで、どのように仕事の仕方を改善していけばいいかを理解できた。 【概要】 本書では、企業内だけで通用する能力ではなく、どの会社でも通用する能力を、11の基礎力に分解して解説する。基礎力の背景には、それぞれに対応した「仕事で評価されない人が持つ11のネガティブ特性」があり、それが何故だめか、いかにして改善するかという論旨にて語られる。11の基礎力とネガティブ特性は以下。 ①主体的行動力 → 主体性がない、受け身である ②思慮深力 → うっかりが多い、思慮が浅い ③責任力 → 逃げずに責任を持ってやりきる ④先読み力 → 先を読まない、深読みしない、刹那主義 ⑤本質理解力 → 本質が語れない、理解が浅い ⑥ひと言表現力 → ひと言で語れない、話が冗長 ⑦具体化力 → 抽象的、具体性がない、表面的 ⑧伝える力 → 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 ⑨説得・納得させる力 → 説得力がない、納得感が得られない ⑩タイミング力 → 駆け引きできない、せっかち、期を待てない ⑪仕事マネジメント力 → 仕事が進まない、放置体質 【感想】 ITProのサイトにて連載されていた著者のコラムを読んで興味を持ち購入。内容的には同連載をベースに編集したもの。本書で書かれているポイントはエンジニアに限ったものではなく、普遍的な内容だが、SEが仕事において直面するような事例を多く取り扱っているため、同じ職種の方が共感によって理解が深まると思う(私自身そう感じた)。
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