体感する数学 の商品レビュー
日常生活に置き換えて数学を体感させてくれる本。 それそのものが数学というより、イメージはそんな感じといった具合に、ざっくりとした理解には役立つ。 数式がほとんど出てこないのは読みやすさで言ったらメリットですね。
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虚数、ラジアン、…など一つの項目を数ページで解説。 項目解説の始めに、何かにたとえるくだりがあるのだが、それがとにかくわかりにくい。何のためにこれをやっているのかというほどわかりにくい。編集者とライターに、もっとわかりやすいものを、的なことを言われて、よりぶっとんだ例えをするよう...
虚数、ラジアン、…など一つの項目を数ページで解説。 項目解説の始めに、何かにたとえるくだりがあるのだが、それがとにかくわかりにくい。何のためにこれをやっているのかというほどわかりにくい。編集者とライターに、もっとわかりやすいものを、的なことを言われて、よりぶっとんだ例えをするようになったらしいのだが、正直、ずれているように思う。 その後の解説は、平易な文章で具体例などもまじえてポイントだけ押さえているように思える。それでも物足りなさが残る。 数学が苦手?な人が対象っぽいのに項目を詰め込みすぎて一つ一つの解説が少なすぎる。 取り上げた項目の選定基準がよくわからない。 結果的に、項目を絞り、一つの解説ページを増やして、その数学の具体的な使い方を平易に解説した方が良かったように思う。数学のわかりにくさは、それはどういうために使うのか、どういうことが理由で考えられたのか? そこなんだと思う。
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数学の幅広い分野が、日常と結びつけて誰でも読めるように書かれていた。ポアンカレ予想がなぜ宇宙の形を予測できるのかがわかった。しかし、例が具体すぎてあまりピンとこないものもあった。
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"数学の世界を日常生活の現状にたとえて、その概念をなんとなく理解させてもらえる本。 ラジアンとは、角度を測るもので、円の周り孤で計るもの。孤度とも言われている。 これをケーキを6等分するとき、私たちはラジアンで角度を測り6等分しているといえるとある。 本書では30ほどの...
"数学の世界を日常生活の現状にたとえて、その概念をなんとなく理解させてもらえる本。 ラジアンとは、角度を測るもので、円の周り孤で計るもの。孤度とも言われている。 これをケーキを6等分するとき、私たちはラジアンで角度を測り6等分しているといえるとある。 本書では30ほどの数学の世界で活用されているものを紹介している。 はじめて学ぶ人にこんな風に教えれば理解が深まるという教科書として読むこともできる。もちろん、一例を紹介している本なので、もっと上手に説明できる人がいるかもしれない。中学生、高校生が読むと、とても刺激を受けるのでは!!"
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小難しい数学の公式を具体的な言動に置き換えて説明してくださる一冊。詳細な解説部分は途中頭が追いつかず、“やっぱり数学って訳がわからない”と思ってしまった箇所が多数有り。しかしながら実生活にあまり必要無いと思われがちな数学という学問の有り難みを甚く感じた。文明の発達に数学は不可欠で...
小難しい数学の公式を具体的な言動に置き換えて説明してくださる一冊。詳細な解説部分は途中頭が追いつかず、“やっぱり数学って訳がわからない”と思ってしまった箇所が多数有り。しかしながら実生活にあまり必要無いと思われがちな数学という学問の有り難みを甚く感じた。文明の発達に数学は不可欠です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書で竹内薫さんが目指したのは、数学を「体感」すること。 「数学を “体感する” とはどういうことでしょうか。 数学は冷徹な論理の世界ですが、数学をやるのは、 あくまで人間です。数学が得意な人が、紙と鉛筆で数学の問題を 解くときは、コンピュータみたいに機械的に数字を印字して いくわけではありません。その人なりの “感じ方” で 数学を楽しんでいるのです。」 本書は、数学上の概念が、日常生活で体験する どんなことに近いかを示した数学の雑学本です。 Part1では、日常生活の中で、実際にやってみて体感できる 数学用語が取り上げられています。 登場するのは、素数、無理数、乱数、四元数、キス数、 微分積分、二次方程式、デルタ関数などの18個の数学用語です。 Part2では、日常生活の中で、偶然出くわしてしまうような 状況の中から、数学用語に置き換えられるものが紹介されています。 登場するのは、ラジアン、因数分解、階乗、行列、 数学的帰納法、波動関数、ガウス分布などの12個の数学用語です。 計算したり、完全に理解することができなくても、 それがどういうことなのか、概念だけでもザックリと知りたい。 本書は、そんな数学に対する知的欲求を満たしてくれます。 「パンダの絵が描いてある小さめのセーターをムリヤリ着てみよう。 するとどうなる? 絵が左右に伸びてフクザツな顔に変形するものの、 パンダであることはわかる、と思った瞬間! その “絵がパンダだとわかる” = “固有値” だ!」 固有値とは、線形変換という現象が起こった時に現れる数。 線形変換をここでは、セーターに描かれたパンダの絵が 歪むことに例えています。 セーターのパンダの絵は、全体に均一に伸びません。 しかし、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられて伸びるわけでもありません。 身体にフィットするように伸びて、パンダの顔は歪みますが、 部分的なヒントから、それがパンダであることはわかります。 その部分的なヒントとなるのが、元の絵とベクトルが変わらず、 大きさだけが変わった箇所です。 それが、「固有値」のイメージのようです。
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【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&m...
【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11500801
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ジョークにこういうのがある。 物理学者曰く、 「数学者の言うことは抽象的すぎてよくわからん。もっと具体的に説明してくれ」 数学者曰く、 「物理学者の言うことは具体的すぎてよくわからん。もっと抽象的に説明してくれ」 或いは工学者と理学者だったかもしれない。 数学用語を日常生活の中...
ジョークにこういうのがある。 物理学者曰く、 「数学者の言うことは抽象的すぎてよくわからん。もっと具体的に説明してくれ」 数学者曰く、 「物理学者の言うことは具体的すぎてよくわからん。もっと抽象的に説明してくれ」 或いは工学者と理学者だったかもしれない。 数学用語を日常生活の中でフィーリングで捉えてみようというコンセプト。 具体的すぎてわかりにくいと感じる箇所があったのは私だけではないでしょう。 一般論を学んでいるからこそ本書で日常へ向けての解釈を楽しめるのであって、強弁のフィーリングだけぽんと与えても果たしてどうなのだろう。図や絵は乏しい。勉強を教えつつ先生がこういう話をすればよいだろうなあ。 理系的な難しい説明は回避し縦書きで読みやすいのはいいですね。歴史的な裏話も豊富で読み物として面白い。 あくまで感じ方の一つの提案です、としっかり予防線を張っているあたり、筆者も手探りで書き進めたもののよう。
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読んで良かった。こういう、何でもかんでも、こじつけアナロジーは、楽しければ、大好きです。楽しかった。挿絵がとても良い。
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