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事業再生の法務と税務 の商品レビュー

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2014/10/13

DES(デットエクイティスワップ)について仕事で質問があったので本書で学習。債務を資本に振り替えた時、債務の額面で評価するのか(券面額説)、債務の実質的な返済可能額で評価するのか(時価評価説)の対立があり、税務上は、後者の方法を採用することとなっている。しかし、会社法上は券面額説...

DES(デットエクイティスワップ)について仕事で質問があったので本書で学習。債務を資本に振り替えた時、債務の額面で評価するのか(券面額説)、債務の実質的な返済可能額で評価するのか(時価評価説)の対立があり、税務上は、後者の方法を採用することとなっている。しかし、会社法上は券面額説で資本化しても資本充実の原則に反しないそうだ(東京地裁民事8部検討結果)。だから、会社法ベースでDESを検討すると、のちに税務でしっぺ返しを受けることとなる。すなわち、券面額と時価評価額との差額について債務免除益を認定されるのだ。気をつけたい。 その他、会社分割・事業譲渡による債務の切り離し、すなわち、第二会社方式の解説が詳細になされている。あと認定支援機関のところは今後実務で広がるのだろうか?自分は経験ないのでなんとも言えない。おいらも認定支援機関になろうかな。

Posted byブクログ