公務員のシゴトが楽しくなる48の話 の商品レビュー

山本雄司【著】

2013/10/22

現役の公務員である著者が、雑誌などのコラムとして連載したものを書籍化したもの。
いろいろな視点で描かれていて、公務員のかたはもちろん、関係する人ならうなずいてしまう内容かもしれません。

最後に書かれていた著者の言葉を引用します。

「役所の仕事が、自分を成長させてくれたと思っている。一社会人として必要なマナーはもちろんのこと、技術的な住民への説明力だったり、交渉力だったり、また部下への指導方法ということも課長になって本格的に考えるようになった。また、自分の短期で怒りっぽい性格にも対峙せざるを得ないこともあった。人間的にも体型的にも、一回り大きくなった気がする。よく「立場は人をつくる」というが、いろいろな職場、立場にあったからこそ、それだけいろいろな経験をさせていただき、自分を見つめ直すこととなった。役所は住民からも、マスコミからも格好の批判の的になる。それでも言おう。役所は素晴らしい、と。」

＜目次＞
第1講 役所の人間模様
第2講 ああ、住民のみなさま!?
第3講 役所の年中行事
第4講 課長の席にすわってみると
第5講 自治体の社会学