人類とカビの歴史 の商品レビュー
専門家の口から「家庭のカビの原因は7割は家の構造か環境にある」とあって、少し安心したと同時に引っ越ししたくなった。 多くのカビには強い毒性はなく、カビが全くない場所はカビも住めないほどの(乾燥しすぎな)場所とも言えるので、我々はカビに対して潔癖になりすぎているかもしれないとも思っ...
専門家の口から「家庭のカビの原因は7割は家の構造か環境にある」とあって、少し安心したと同時に引っ越ししたくなった。 多くのカビには強い毒性はなく、カビが全くない場所はカビも住めないほどの(乾燥しすぎな)場所とも言えるので、我々はカビに対して潔癖になりすぎているかもしれないとも思った。 抗生物質のペニシリンがカビから発見されたのは知らなかった。 恩恵を受けている部分も含めてカビのことをよく知れた。
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詳細は、こちらをご覧ください あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1227.html 面白い。 カビと 菌と 病原菌と・・・。どう違うの? そんなことが スッキリわかります。 暮らしの中...
詳細は、こちらをご覧ください あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1227.html 面白い。 カビと 菌と 病原菌と・・・。どう違うの? そんなことが スッキリわかります。 暮らしの中でのカビ 心配になりますね。 洗濯機・エアコンなどの家電も カビでいっぱいらしい。その調査研究についても書かれています。 浴室・窓際・・・、 身の回りのカビのことが 理路整然と わかります。
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洗濯機はカビが生える。たくさん洗うほどカビがついている。欧米では60度の湯で洗うのでカビは死滅。クリーナーをつかうべし。 浴槽は乾燥機付きがよい。浴室のカビは耐熱性がある。 食器洗い機でも一部カビが生えることあり。
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カビは、細菌が生きることができない酸性環境下でも生育できる。カビは2日間は胞子を作らず、胞子ができるとネズミ算式に増える。 発酵は食品保存に利用された。牛肉を岩塩で漬けたものがコンビーフ。豚肉を乾燥、塩漬け、燻製などの処理を組み合わせたものが、ベーコン、ソーセージ、ハム。ブドウ...
カビは、細菌が生きることができない酸性環境下でも生育できる。カビは2日間は胞子を作らず、胞子ができるとネズミ算式に増える。 発酵は食品保存に利用された。牛肉を岩塩で漬けたものがコンビーフ。豚肉を乾燥、塩漬け、燻製などの処理を組み合わせたものが、ベーコン、ソーセージ、ハム。ブドウの果実にはたくさんの野生の酵母が付着しているため、果実をつぶすだけでワインができた。 洗濯機は、使用半年後にカビが増える。カビは界面活性剤を栄養源にして、脱水槽の上部に多く付く。カビ対策は、乾燥させること、洗濯槽クリーナーを使うこと。エアコンでは、運転を止めた後に結露が発生してカビが増殖するため、スイッチを入れたり切ったりするのはよくない。浴室に生えるカビは、洗濯機に生えるカビと似ている。対策には塩素系カビ取り剤が用いられる。 ペニシリンは、ブドウ球菌を生やした培地に偶然アオカビが発生したことで、1929年にフレミングが発見した。その10年後、培養液からペニシリンの抽出に成功し、生産量を向上させる方法が研究されて大量生産されるようになった。結核の抗生物質ストレプトマイシンは、放線菌の培養液から分離された。 草食動物の糞には、様々な糞性菌が遷移する。最初に糖分を栄養源とするケカビやミズタマカビが、2週間後にセルロースを栄養にするケタマカビが、1ヶ月後にヒトヨタケなどのキノコの仲間が生える。
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全自動洗濯機やエアコンの中のカビなど、伊東家の食卓?的な裏ワザっぽい知識やノウハウが一杯でてくる。それはそれで面白いんだけれど、タイトルからもうちょっと俯瞰的な人類とカビの付き合いとか、生態の不思議とかを期待していたので、ちょっと肩透かし。カビの生態なんか誰も興味ないのかなあ。種...
全自動洗濯機やエアコンの中のカビなど、伊東家の食卓?的な裏ワザっぽい知識やノウハウが一杯でてくる。それはそれで面白いんだけれど、タイトルからもうちょっと俯瞰的な人類とカビの付き合いとか、生態の不思議とかを期待していたので、ちょっと肩透かし。カビの生態なんか誰も興味ないのかなあ。種が空中を漂ってどこにでも生えてくるなんて、不思議な生き物だと思うんだけど。
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菌類はおそらく存在するうちの10%程度しか見つかっていない。 身近なカビはソトから入ってくるのだろうと放っておいたら、違うカビだったのだそうで。 カビはなぜ生鮮食品ではなく保存食品に生えるのか。栄養が豊富な生鮮食品の場合、カビより先に細菌が頑張っちゃうから。つまり腐っちゃうから。...
菌類はおそらく存在するうちの10%程度しか見つかっていない。 身近なカビはソトから入ってくるのだろうと放っておいたら、違うカビだったのだそうで。 カビはなぜ生鮮食品ではなく保存食品に生えるのか。栄養が豊富な生鮮食品の場合、カビより先に細菌が頑張っちゃうから。つまり腐っちゃうから。言われてみればあたりまえ。細菌ほどにカビは強くないのだとか。 かつお節なんかは、カビづけが重要だけど、昨今の生活では、カビはとにかく単なる敵になっていて、カビとともに暮らす知恵を失っている。設備に頼る家の換気しかり、食べ物の保存やカビの除去しかり。 人とカビは、まさに闘いながら共生しなければならないのに。人とカビの関係に限らず、そういうのがどんどん二極化していくのを思い、ちょっとイヤになっちゃう本。本が悪いんじゃないけど。
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第1章 カビとは何か 第2章 食品とカビ 第3章 住居とカビ 第4章 カビと健康 第5章 カビと人の関わりの変遷
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子どもの頃、箱でみかんを買っていたときに、最後の方でみかんにカビが生えていたことを思い出す。酸性の食品は細菌は増殖しにくいが、カビはそんな環境でも生きられる好例なのですね。水虫は白癬菌というカビが原因なのですが、地球と人類の関係を人間とカビの関係に投影した野坂昭如氏の作品を引用し...
子どもの頃、箱でみかんを買っていたときに、最後の方でみかんにカビが生えていたことを思い出す。酸性の食品は細菌は増殖しにくいが、カビはそんな環境でも生きられる好例なのですね。水虫は白癬菌というカビが原因なのですが、地球と人類の関係を人間とカビの関係に投影した野坂昭如氏の作品を引用してきたあたりは思わずうなってしまった。
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