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書物奏鳴 の商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2020/09/10

書物狩人シリーズ、7作目。 今作は4話編成の短編集。前回が長編だったせいか、今回の短編集の方がテンポ良く進んで読みやすく感じた。あまり腹の内を見せず、表情に乏しいル・シャスールだけれど、今回は少々大人びた男の子や可憐な女性を相手にして、人間味のある優しさが滲み出ていたように思う...

書物狩人シリーズ、7作目。 今作は4話編成の短編集。前回が長編だったせいか、今回の短編集の方がテンポ良く進んで読みやすく感じた。あまり腹の内を見せず、表情に乏しいル・シャスールだけれど、今回は少々大人びた男の子や可憐な女性を相手にして、人間味のある優しさが滲み出ていたように思う。そしてマスケット銃を難なく装填してしまうル・シャスール!その姿を想像して笑ってしまった。次回で完結ということで、ミスター・クラウンとも漸く決着が着くのかな。近現代史の謎と稀覯本との絡め方がいつも秀逸なので、ネタが続く限り、読み続けたかったのですが。

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2016/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世に出れば、国を、政治を、歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて入手する、書物狩人。 蝶にまつわる希少な図鑑を譲るにあたっての三つの条件。 ド・ゴール暗殺を防いだ計略に触れた機密文書。 そして宿敵・書物偽造師が仕組んだ奇想天外な罠―。 書物狩人が、稀覯本に秘められた謎に挑む! (アマゾンより引用) このシリーズあんまり面白くない(`ε´)

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2015/01/12

少し前に読んで登録忘れ。 同じような感じで少し飽きもありましたが、この主人公の博識を読むのは面白い( ^ω^ )

Posted byブクログ

2013/08/26

第4話の「狩られた狩人」。現在進行形の事件を扱っているのですが、そんなニュースは全く知りませんでした。いや、別に常に海外情報とかに、目を光らせているわけではないのですが。それでも、これって大きなニュースだよね、と思ってからは居心地が悪い。 あとがきで作者も同じこと書いてましたね。...

第4話の「狩られた狩人」。現在進行形の事件を扱っているのですが、そんなニュースは全く知りませんでした。いや、別に常に海外情報とかに、目を光らせているわけではないのですが。それでも、これって大きなニュースだよね、と思ってからは居心地が悪い。 あとがきで作者も同じこと書いてましたね。 今までは、新しい・最近といっても一昔前の事件だったりしてたので、単純に歴史フィクションのような感覚だったんですが、現在進行形となると、キナクササが急に増してきます。 ルパンのテレビスペシャルのような、エンターテイメントが楽しみだったんだけどなぁ。 今回は、違う意味でぞくぞくさせられました。

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2013/08/24

赤城のル・シャスールの新作。安定感のあるストーリー展開は何時もながら安心して楽しめる。 この作家の研究熱心には、驚かされる。謎解きもスリルに溢れた秀作です。

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2013/08/10

語学の天才で若白髪の書物狩人が、書物にまつわる謎を解いて行く話。 狩人のありえない万能ぶりに、少女マンガを読んでいるような気持ちになります。 ビブリア古書堂の話と違うのは、実在しない稀覯本が出て来ること。 実在する稀覯本の話と絡めて出て来るので、ただのおとぎ話に留まらず、世の書痴...

語学の天才で若白髪の書物狩人が、書物にまつわる謎を解いて行く話。 狩人のありえない万能ぶりに、少女マンガを読んでいるような気持ちになります。 ビブリア古書堂の話と違うのは、実在しない稀覯本が出て来ること。 実在する稀覯本の話と絡めて出て来るので、ただのおとぎ話に留まらず、世の書痴たちを面白がらせたり苛つかせたりすることと思います。 私は書痴ではないので、おとぎ話として楽しめる一冊でした。

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2013/06/18

2013/06/18:購入しようと思ったときに書物輪舞をすっとばしていることに気づきorz それはさておき、今回も面白かったです。

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2013/06/15

 米国では現在、情報機関「米国家安全保障局」(NSA)によるテロ対策を名目にした電話の通話記録やインターネットのメール送信などでの極秘の個人情報収集プログラムが暴露されメディアを賑わせている。  書物狩人、今回の舞台は、日本、北米、ヨーロッパ。対象は個人から国家にかかわるものまで...

 米国では現在、情報機関「米国家安全保障局」(NSA)によるテロ対策を名目にした電話の通話記録やインターネットのメール送信などでの極秘の個人情報収集プログラムが暴露されメディアを賑わせている。  書物狩人、今回の舞台は、日本、北米、ヨーロッパ。対象は個人から国家にかかわるものまで幅広いが、どれもフィクションだと言い切れない不気味さを湛えている。

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