1,800円以上の注文で送料無料

サリー・ジョーンズの伝説 の商品レビュー

4

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/21

サリージョーンズと一緒に世界中を旅した気分。 地球儀をそばに置いて読んでみた。 19世紀植民地時代のエキゾチシズムの香るなかで、怪盗あり、大航海あり、友情と裏切りと、いろんな要素が詰まってて飽きさせない。 冒険活劇かと思いきや、サリーの悲哀が胸に迫ってきて、大人が読んでもおもしろ...

サリージョーンズと一緒に世界中を旅した気分。 地球儀をそばに置いて読んでみた。 19世紀植民地時代のエキゾチシズムの香るなかで、怪盗あり、大航海あり、友情と裏切りと、いろんな要素が詰まってて飽きさせない。 冒険活劇かと思いきや、サリーの悲哀が胸に迫ってきて、大人が読んでもおもしろい。 リズムがいい文体なので、少し長いけど、読み聞かせにもいいと思う。

Posted byブクログ

2022/08/30

書評で高評価だったので、読んでみました。 今から百年前、アフリカの熱帯雨林でゴリラの女の子が生まれました。名前をサリー・ジョーンズといいます。サリーは長老によって、数々の不幸にみまわれるだろう、との予言をうけたのでした…… 長老の予言通りに物語はすすみます。 いやあー、これは...

書評で高評価だったので、読んでみました。 今から百年前、アフリカの熱帯雨林でゴリラの女の子が生まれました。名前をサリー・ジョーンズといいます。サリーは長老によって、数々の不幸にみまわれるだろう、との予言をうけたのでした…… 長老の予言通りに物語はすすみます。 いやあー、これは辛いわ。 出てくる人、みんな悪人じゃんか。 悪人のオンパレード! 最終的には、ハッピーエンドだけれど、もう少しサリーにオアシスがあってもいいのにね。 全てをのりきったサリー・ジョーンズは素晴らしい。それにしても、幸・不幸というものは、出会いに大きく左右されるものなのだなぁ、と人生(ゴリラ生?)の不条理にしばし呆然といたしました。

Posted byブクログ

2022/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アフリカから連れ去られ人間社会の中で翻弄される雌ゴリラのサリージョーンズ。その賢さ優しさで危機を乗り越えて唯一の人間の友人機関士のチーフと人生を歩む。 絵も雰囲気ピッタリで良かったです。

Posted byブクログ

2022/03/19

賢いゴリラ、サリー・ジョーンズは、密猟され、その賢さ故に運命に翻弄される。 登場人物は、ほぼ悪人。 そんな中、機関士のチーフとの硬い友情だけが救いです。 お互いに良き相棒なのです。

Posted byブクログ

2021/01/23

評判がいいのに、未読でやっと(๑˃̵ᴗ˂̵) サリー・ジョーンズと名付けられた雌ゴリラの名前。 天才的な頭脳を持つサリーの数奇な運命の物語。 幸せと絶望が交錯するサリーのジェットコースターのような人生。 捨てる神あれば拾う神あり、もうダメと思っても、運命は彼女を見放さず、翻弄...

評判がいいのに、未読でやっと(๑˃̵ᴗ˂̵) サリー・ジョーンズと名付けられた雌ゴリラの名前。 天才的な頭脳を持つサリーの数奇な運命の物語。 幸せと絶望が交錯するサリーのジェットコースターのような人生。 捨てる神あれば拾う神あり、もうダメと思っても、運命は彼女を見放さず、翻弄させられる中でもその類稀なる能力で生き抜くサリーの逞しさ、潔さに、脱帽。 絵もすごくいい。 絵本と児童書の間にあり、読めるのは小学生以上かな。

Posted byブクログ

2019/09/16

人間に翻弄されるゴリラの一生のおはなし。 ちょっと子供には話が長いけど、映画にできそうな深いお話でした。

Posted byブクログ

2019/01/12

類人猿の中で、チンパンジーは嫌い。 オランウータンはイマイチ。 ゴリラは好き。 これは、賢く勇敢なゴリラの子どものお話。 表紙に魅せられ手にとった。 雰囲気のある絵がステキ、短いお話ですが内容も面白い。 2014/02/06 借りて読み始め、一気に読み終わる。 内容と著者は ...

類人猿の中で、チンパンジーは嫌い。 オランウータンはイマイチ。 ゴリラは好き。 これは、賢く勇敢なゴリラの子どものお話。 表紙に魅せられ手にとった。 雰囲気のある絵がステキ、短いお話ですが内容も面白い。 2014/02/06 借りて読み始め、一気に読み終わる。 内容と著者は 内容 : 原タイトル:Legenden om Sally Jones 100年前の嵐(あらし)の夜、アフリカの熱帯雨林で生まれたゴリラの女の子は、数かずの不幸にみまわれるだろうと予言された。 やがて人間に捕(と)らえられ、「サリー・ジョーンズ」としてイスタンブールに連れてこられたゴリラの子は、 動物愛護家の女性に育てられるが、彼女(かのじょ)の命令で盗(ぬす)みに入ることになり…。 数々の不幸にみまわれると予言されたサリー・ジョーンズ。 彼女を待ち受ける数奇な運命を描く。 著者 : 1966年スウェーデン生まれ。国立芸術工芸デザイン大学で学ぶ。94年作家デビュー。ストックホルム在住。 作品に「曲芸師ハリドン」がある。

Posted byブクログ

2017/06/30

面白かった! ひゃーとか、ほぇーとか、もうとにかく感心しながら、おもしろおかしく、テンポよく読み進みました。 まるでちょっと長めのグリム童話のドタバタ話みたい。 不幸と、幸福と、絶望と小さな望みとが交互にサリーに降りかかる。この子はいつ、幸せになれるの?孤独が良く似合い、不...

面白かった! ひゃーとか、ほぇーとか、もうとにかく感心しながら、おもしろおかしく、テンポよく読み進みました。 まるでちょっと長めのグリム童話のドタバタ話みたい。 不幸と、幸福と、絶望と小さな望みとが交互にサリーに降りかかる。この子はいつ、幸せになれるの?孤独が良く似合い、不幸はすぐに忘れ、学んだことを生かして前に進むサリー、時々絶望的になりながらも、私も希望を捨てずに読みました。良かったね、サリー・ジョーンズ(・∀・) それなしても、すごく素敵なデザインの絵本でした。本の形も、イラストの飾り枠とか。一つ一つの絵を、額に入れて、シックなバーの壁にでもかけておきたいような。

Posted byブクログ

2014/11/23

『失われた名前』を読んだ時も思ったけど、一番邪悪なのは人間。動物は騙したり裏切ったりしない。 愛を求める孤独なゴリラ、サリー・ジョーンズが、利用され、虐待され、捨てられるのを読むのは辛い。 フィクションならではの楽しさももちろんあるが、絵本にしては長いこの物語を読む間、サリー・ジ...

『失われた名前』を読んだ時も思ったけど、一番邪悪なのは人間。動物は騙したり裏切ったりしない。 愛を求める孤独なゴリラ、サリー・ジョーンズが、利用され、虐待され、捨てられるのを読むのは辛い。 フィクションならではの楽しさももちろんあるが、絵本にしては長いこの物語を読む間、サリー・ジョーンズが(きっと最後はそうなると信じてはいても)本当に愛し愛される相手、安心して暮らせる土地に巡り合えますようにと祈らずにはいられなかった。 印象的な絵も相俟って、心に残る絵本。 大人にも読んでほしい。 ヴェゲリウスという作家にも注目したい。

Posted byブクログ

2013/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵が、とにかく素晴らしい。 とはいえ、絵本と思って開いてみると意外と文字が多く、ページ数もそこそこ。捕らわれたゴリラの赤ちゃん(サリー・ジョーンズ)が人間に捕らわれ…なんてベタな話だし、これは読むのかったるいかな、と思いきや。 サリーの運命は二転三転どころではなく、あれよあれよという間に物語に引っ張られて気がついたら読み終えてた。 すごいなこの作者、と思ってプロフィールを確認したら、「曲芸師ハリドン」の作者だった! ものすごく、納得。

Posted byブクログ