オバマと中国 の商品レビュー
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・
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【アジアへのチェンジ】中東におけるテロとの戦いから距離を置き、アジアへのリバランスを図ったオバマ政権の対アジア政策を、当事者の一人が回顧した作品。台頭する中国を念頭に、いかにアジアと向き合ったかの一端が明かされています。著者は、オバマ政権で国家安全保障会議(NSC)のアジア担当上...
【アジアへのチェンジ】中東におけるテロとの戦いから距離を置き、アジアへのリバランスを図ったオバマ政権の対アジア政策を、当事者の一人が回顧した作品。台頭する中国を念頭に、いかにアジアと向き合ったかの一端が明かされています。著者は、オバマ政権で国家安全保障会議(NSC)のアジア担当上級部長を務めたジェフリー・A・ベーダー。訳者は、米中関係に関する著書も出版している春原剛。原題は、『Obama and China's Rise: An Insider's Account of America's Asia Strategy』。 対日本、対中国、対インドネシア......といった二国間関係について得られるところも多いのですが、アメリカがアジアという地域をどのように大きな画で捉えていたかを知ることができる作品でもあると思います。政権とメディアの確執なども描かれており、外交プロセスを考える上でも参考になるかと。 〜最大の課題は、中国と敵対し合うことは避けられないという仮説と、中国国内の良識派がその未来を決めるという仮説のどちらにも基づかない政策を作っていくことである。〜 振り返るためにも☆5つ
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オバマ政権のもとアジア外交を担当していた外交官による、今までのオバマ政権において各国に示してきた姿勢や政策の背景を、機密に触れない程度で触れられている書。本人が「これからの歴史研究において用いられたら幸い」と書いていたように、国ごとに米国の姿勢が要人の発言やおおまかな交渉過程など...
オバマ政権のもとアジア外交を担当していた外交官による、今までのオバマ政権において各国に示してきた姿勢や政策の背景を、機密に触れない程度で触れられている書。本人が「これからの歴史研究において用いられたら幸い」と書いていたように、国ごとに米国の姿勢が要人の発言やおおまかな交渉過程など詳しくかかれている。アメリカにおいても政府は先導的なメディアに時折揺さぶられ、時には憮然とした態度をとっていた。また普天間基地移転問題でゴタゴタが起きた鳩山政権をかなりこき下ろしており、この部分については個人的に痛快であった。
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オバマ政権の外交アドバイザーとして最前線に立ったジェフリー・ベーダー氏による外交の記録。各国別にどのような姿勢で外交に臨んだかまとめられている。 オバマ政権は民主党政権であるから親中、一方の共和党は親日といった、大分簡略化され(そして不正確でもある)図式でアメリカの外交を見ていた...
オバマ政権の外交アドバイザーとして最前線に立ったジェフリー・ベーダー氏による外交の記録。各国別にどのような姿勢で外交に臨んだかまとめられている。 オバマ政権は民主党政権であるから親中、一方の共和党は親日といった、大分簡略化され(そして不正確でもある)図式でアメリカの外交を見ていた人にとっては、このような図式を見直す契機となる書になるだろう。私自身、マスコミの簡略化された図式が、頭の中に残っていたため、この点が覆された点が大きな成果であった。よくよく考えれば、このような簡単な図式は成立しないのは、明白である。マスコミの報道を鵜呑みにしてしまいがちであるが、実際に書かれている構図が正しいのか、と考える癖を常に持ちつつ、日々の報道に向き合わなければならないと思った。(そう思ったのは、この本が説得力を持つからである。)
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