西洋人の神道観 の商品レビュー
ヨーロッパやアメリカの歴史と対比して日本人のアイデンティティーを説明しておりわかりやすい部分のあるが、現代の日本人のアイデンティティを説明するには、神道による説明があまり合致していないと思います。 ただ日本人さえ気づかない、ふとした行動の中に我々のアイデンティティが生きているの...
ヨーロッパやアメリカの歴史と対比して日本人のアイデンティティーを説明しておりわかりやすい部分のあるが、現代の日本人のアイデンティティを説明するには、神道による説明があまり合致していないと思います。 ただ日本人さえ気づかない、ふとした行動の中に我々のアイデンティティが生きているのも感じることができた。
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西洋人?と思って読んだが、西洋人の目を持った日本人ということで、凄く解り易い仕上がりになってるなぁと、面白く読んだ。
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私の今持っている神道の感覚はこの本に書いてあることに一番近いように感じた。ラフカディオハーンへの興味が強くなった。
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フランス人向けに日本の神道(と、その周辺)を説明した講義をベースに日本人向けに組み直した、という本。 神道は宗教としては初歩的すぎるし、そのうち消えてなくなるだろう、と西洋の研究家にこき下ろされたものの、ラフカディオ・ハーンはその精神を多大な優しさをもって理解した、というのが話の...
フランス人向けに日本の神道(と、その周辺)を説明した講義をベースに日本人向けに組み直した、という本。 神道は宗教としては初歩的すぎるし、そのうち消えてなくなるだろう、と西洋の研究家にこき下ろされたものの、ラフカディオ・ハーンはその精神を多大な優しさをもって理解した、というのが話の結構な部分を占める。 神道には清らかさと寒さがあり、しかし日本式の「無宗教」には、そこまでの鋭さはない、としても、なんらかの宗教観(というと、嫌がる人が多いだろうけど)があるのだと思う。もっとも西洋の人たちには、それは宗教観に映らないのであろう。 ちょっと本筋とは違うかもしれないが、「物の怪」は仏教等によって退治されるのでグレードが低い話、なのかどうか、というあたりが大変に興味深いのだった。
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