シゴトの渋滞学 の商品レビュー
感想 流量を最大にする。アクセルを踏みすぎず不要なブレーキを避ける。全体の流れを見て適切な熱量で仕事に取り組むことで効率は高まる。
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教授の専門である渋滞学をベースに、「仕事」の詰まりを解消する方法を提案する。東大や企業の無駄トリ改革に取り組んだ経験からの話が多く、科学的な根拠はほぼ示されていない。新奇性は薄い。 後半、教授の研究者としての歩みや目指すところが最も面白い。ここを先にもってくると良いのに。 評...
教授の専門である渋滞学をベースに、「仕事」の詰まりを解消する方法を提案する。東大や企業の無駄トリ改革に取り組んだ経験からの話が多く、科学的な根拠はほぼ示されていない。新奇性は薄い。 後半、教授の研究者としての歩みや目指すところが最も面白い。ここを先にもってくると良いのに。 評価や感想がバラバラということは、文章の流れが不安定ということでしょう。
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西成さんのお話をラジオ番組で聞いたことがあり、高速道路の渋滞を緩和する実証実験をされた話を伺い、そこで興味を持ちました。少しずつでもやるべきことを進めることが、全体を進める最良の方法であると学びました。
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自動車による渋滞の理論は仕事にも適用できる。 適度な距離(余裕)をもって,少しずつでも流れ続けることが大切。
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おもしろい。この人の人生の有り様がおもしろいのだ。 数学的な研究が、社会と結びつかないという苦悩と 社会に結びつくために、渋滞をテーマにしたことだ。 『渋滞』を クルマの渋滞だけでなく、 会社のシゴトにまで、渋滞をつきつめていくのは、着想がいいのだ。 渋滞を解決するには 車間距...
おもしろい。この人の人生の有り様がおもしろいのだ。 数学的な研究が、社会と結びつかないという苦悩と 社会に結びつくために、渋滞をテーマにしたことだ。 『渋滞』を クルマの渋滞だけでなく、 会社のシゴトにまで、渋滞をつきつめていくのは、着想がいいのだ。 渋滞を解決するには 車間距離を適切にする という 極めて単純な解決方法を示されて、驚いた。 そんなことで、解決するのだ。 それは、数学的な見知からも解明できるとか。 数学って 意外とシンプルな結果を出すものだ。 暴走老人にとっては、車間距離など殆どないものだと思っていた。 結局は 自分の手前しか 見ていないのだ。 中国で 渋滞が多いのは 車間距離を守ろうとする 意思がないことが、多いと思う。 自分中心主義で、遠慮や譲り合うと言う美徳は 文化大革命で 撲滅されて以来、中国には、 もはや永遠にこないモノかもしれない。 つまり、クルマが多いから渋滞と思い込んでいるが 実は、車間距離を保っていないということの方が大きいのだ。 結局 中国人のせっかちな性格によって、渋滞が起きている。 シゴトの渋滞学においても、 同じように、独りよがりで、暴走してはいけないそうだ。 自分のチカラを 90%くらいに しておいて、 まわりも同じようなチカラを発揮すると、 チームワークが保てるというのだ。 まさに、日本的な解決の仕方のようにも見える。 パレートの法則などは 渋滞学から どうやって、説明するのだろうか? 格差社会も渋滞学が解明してくれるのだろうか。 ムリは 渋滞を起こす原因であり、 ムダは 渋滞の本質かもしれない。 とにかく、車間距離を保って、運転しよう。
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第三部後半からの、スケールの大きい話が非常に面白い、意外性ある本だった。どうしても隙間時間に片づけるべき、すぐ終わる雑務に気を取られてしまうのが、まだ解決には至っていないが、90分 x 4 を日々の仕事の基本時間割としてやってみると結構うまくいくことが判明。やってみるとまた色々...
第三部後半からの、スケールの大きい話が非常に面白い、意外性ある本だった。どうしても隙間時間に片づけるべき、すぐ終わる雑務に気を取られてしまうのが、まだ解決には至っていないが、90分 x 4 を日々の仕事の基本時間割としてやってみると結構うまくいくことが判明。やってみるとまた色々気づいて面白い。ええとしこいて面白がってる場合ではないが、ゲーム感覚で仕事が進むのは面白いものだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
物理学に基づく『渋滞学』の仕事への応用。 予定表に隙間を作る、仕事は限界の7割、個人が目いっぱいに力を使うのではなく、目指すべきは「0.9+0.9+0.9=5」(0.1の力を他人のために使う事で、組織効率の最大化を達成)、等々目からウロコの方法紹介
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本書を読んでの気付き。仕事における慣性ということ。動いているものは動き続ける。いったん止まると、動かすのが大変。チームで働くときはそれぞれが90%くらいの力で働いた方が全体としてはプラスになるということ。情けは人のためならずということ。誰かの役に立つ、世の中のためになる、そういう...
本書を読んでの気付き。仕事における慣性ということ。動いているものは動き続ける。いったん止まると、動かすのが大変。チームで働くときはそれぞれが90%くらいの力で働いた方が全体としてはプラスになるということ。情けは人のためならずということ。誰かの役に立つ、世の中のためになる、そういうシゴトがやはり自分にとっても有意義なのでしょう。そして、やはりほめることが大事ということ。どうしてもほめ上手になれない。とくに「ほめてほしい」オーラを出しまくっている生徒はほめられない。良いことをしていればほめることもあるのだけれど、「どう僕こんな良いことをしたよ」なんて言われてしまうと、ほめることができなくなる。それでも、今の若者たちはほめられたいのだろうなあとは思う。この通りシゴトに活用できそうなことはいくつかありましたが、それ以上にこの本の値打ちは、実は、西成さんが院生のころどんな生活をしていたか、どうやって渋滞の研究に入っていったのか、その辺の裏話が聞けるところにあると思います。
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渋滞というと道路で数珠繋ぎになる車の渋滞を思い浮かべますが、それがシゴトとどう繋がるのかこの本を読むまでいまいちピンときませんでした。しかし、西成先生が研究をしてみて社会はほんとうに渋滞だらけと実感されているように、世の中の現象は渋滞だらけ、流れの詰まり、よく表現されるように上手...
渋滞というと道路で数珠繋ぎになる車の渋滞を思い浮かべますが、それがシゴトとどう繋がるのかこの本を読むまでいまいちピンときませんでした。しかし、西成先生が研究をしてみて社会はほんとうに渋滞だらけと実感されているように、世の中の現象は渋滞だらけ、流れの詰まり、よく表現されるように上手く回っていかないことが問題となっていることが殆どなんだなあということに思いあたりました。 シゴトや勉強における作業効率のムダ。人やモノ、作業手順などの流れの詰まり=渋滞を色んな学問、主に物理や数学の分野をやってきたサイエンティストの視点で解消するという様々な提案は、複雑な計算問題がすっと解けてしまったというような分かり易いものでした。 個人の(シゴトの)渋滞から始まって部内の渋滞、社内の渋滞を解消する策と範囲を拡げていきますが、「交代で利益を得ることが集団全体の利益を最大にしてくれる」譲りあう社会こそが集団全体の利益のが最大になる。車の運転では自分のことばかり考えて、車間距離を詰めてしまうことが渋滞を招くことが実証されているというように、道徳的な観念と科学がマッチしていることが面白いと思いました。組織の理想は「0.9+0.9+0.9=5」0.1の力は他人のための配慮に使うことで成果があがる。というように示唆に富んだ内容が沢山あります。 長年不遇の研究生活を続けてきて、個人が社会につながるためには「社会の難問を解決すること」だということに気づいたというエピソードからも魅力ある中身になっています。
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仕事に終われないためのノウハウ本。道路上の渋滞は、車間不足により前車の減速が後続車に伝播して生じる。筆者の持論を仕事にも展開、仕事も前後の仕事の間にゆとりをとらないと渋滞が起こる。仕事の小間割りとゆとりを持ったスケジューリングが仕事の渋滞解消法と説く。一部、仕事に対する姿勢やマネ...
仕事に終われないためのノウハウ本。道路上の渋滞は、車間不足により前車の減速が後続車に伝播して生じる。筆者の持論を仕事にも展開、仕事も前後の仕事の間にゆとりをとらないと渋滞が起こる。仕事の小間割りとゆとりを持ったスケジューリングが仕事の渋滞解消法と説く。一部、仕事に対する姿勢やマネジメントの要諦もコメントされており、その部分のほうがむしろ刺さった。
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