女子会2.0 の商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2014/01/31

ただの女子会トークかと思ったらとんでもない! 女性の仕事、結婚、出産に関して歴史的な変移から知ることができてすごく面白かった。 みんな思うことは同じなんだなと。 すべて欲張りたい! もっと気楽に生きれるようになればいいのに!

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2013/12/27

これから社会に出ようとする若い女性に有用であることは言うまでもないけれど、それ以上に懐古的に過去を賛美する高齢層(あるいは社会的強者)にぜひ読んでもらいたい本。あなた方の言う家族観は戦後のごく短い時期にたまたま誕生したものであって、別に日本人の正義などとは関係のない概念だと悟って...

これから社会に出ようとする若い女性に有用であることは言うまでもないけれど、それ以上に懐古的に過去を賛美する高齢層(あるいは社会的強者)にぜひ読んでもらいたい本。あなた方の言う家族観は戦後のごく短い時期にたまたま誕生したものであって、別に日本人の正義などとは関係のない概念だと悟って欲しいよ、もういい加減、この本読んで。

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2013/10/28

フェミ系というか、社会における現代女子の生き方をめぐる考察本。いや、鋭いところをズバズバ切り込んでいて面白かった。ぬるくない議論は読んでて気持ちいい。 今の日本社会のしくみでは女子は仕事しようが結婚しようが出産しようが幸せに人生を歩める道筋がまったくない。それは事実だし、読んでる...

フェミ系というか、社会における現代女子の生き方をめぐる考察本。いや、鋭いところをズバズバ切り込んでいて面白かった。ぬるくない議論は読んでて気持ちいい。 今の日本社会のしくみでは女子は仕事しようが結婚しようが出産しようが幸せに人生を歩める道筋がまったくない。それは事実だし、読んでると不幸な時代に生まれたかのような気もしてくるが、それって言葉のあやで、それ言ったらじゃあ幸せが保証されてる時代なんかかつて一度でもあったのか?と思ってしまう。 昔の価値観と次の価値観はいつのときも同じ時代の中でぶつかり合っていて、結局どっちも同じくらいハイリスクなら早めに次の価値観っぽいほうに移行してたほうがお得そう。なんとなくね。

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2013/08/28

こゆい女子による座談会。生む私と働く私を同一線上に考えられたことがなかった自分にハタと気づかされる。

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2013/08/18

一見、女子の苦悩によりそうような構成だけど、その実、「それなりの大学いって、それなりの企業の正社員にならないと」男の選択肢なんてないんじゃん?w みたいな、意地悪さをかんじましたけど、ひがみかもしれません。

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2013/08/05

残念ながら未だ女子会なるものに参加したことがない。この女子会には古市憲寿さんがオブザーバー参加しているが、参加者もいうような彼の持つ女子っぽさは僕にもあるので、入れてもらえないかのう…。 というのはさておき、女子会の、というか現代女子の恐るべき実態、というか可哀想な現実がつづられ...

残念ながら未だ女子会なるものに参加したことがない。この女子会には古市憲寿さんがオブザーバー参加しているが、参加者もいうような彼の持つ女子っぽさは僕にもあるので、入れてもらえないかのう…。 というのはさておき、女子会の、というか現代女子の恐るべき実態、というか可哀想な現実がつづられていきます。キーワードは「恥」かなあ。みんな恥をかきたくなくて女子力の切れ味を磨きすぎて妖刀化させ、そして自分をも騙すのが女子力の高さ、と。女子の慣れ合いにそまらないことがモテと非モテの境界なのでは、みたいな話です。いろいろデータなんかも引っ張りだされていて、思ったよりもなかなかに重苦しい本。ともあれ、女子のみなさん、悩み過ぎじゃないの? 男子よ、妖刀にビビっていないで、これを読んで女子を少しでも楽にしてやれ。

Posted byブクログ

2013/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ページを開くと、一番最初に「この恐ろしい本ができるまで」というタイトルが出てくる。 この本を読んでいると、まさに「恐ろしい」という感想を持つ。なぜかと言うと、「現実はそんなに甘くない!」という事を統計やアンケートからまざまざと見せ付けられた気分になるから。 この本が一番言いたいところは、「現代女性は自分の将来像を自分の母親と重ねてはいけない」というところだと思う。 高度経済成長期に結婚した夫婦モデルは、父親は外で働き生活費を稼ぐ、母親は就職した会社で結婚相手を見つけ、職場結婚をしたら専業主婦になり、子どもがある程度大きくなったらパートに出る。というものだった。日本の会社も今ほど不安定ではなく、一度社員になったら年功序列制で給料は上がり、終身雇用で将来も安泰だった。だからほぼ父親の収入だけで一家が十分暮らせていた。 でも今の時代、このモデルは通用しなくなってきてる。現代男性が結婚相手に選ぶのは、共に生活費を稼いでくれる女性。更に、結婚する時点で、自分と同水準の収入がある女性。 そんな男性達の希望とは逆に、現代の女性は、正規雇用社員になれずに派遣社員やアルバイト生活をしている人も多く、思ったような収入を得られていない人が増えている。そして生活水準の高い男性と結婚して、自分の生活水準を向上させる事を望んでいる。 この男女間の考え方の差は、これからますます未婚率を上げていくと本では語られる。 この本でモヤモヤ女子と名づけられる、現代女子の6割は、モヤモヤのまま、「稼げず」「産めず」にいる。 最終的にこの本に出てくるアラフォー女子達から、現代を生きるモヤモヤ女子に対してのアドバイスは、結婚してもしていなくても「自活力」を付けなさいという事だ。まずは稼げる女子が増える事で、社会も潤い、女性の社会的地位も今より高くなり、何より結婚を女性が自分で選べる時代になるという。 現代に生きる女性ならみな、興味を持つ内容だと思う。 男性もこれを読んでみたら、現代女性の持つ悩み、考えが分かるのではないかな。

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2013/05/30

”磨き過ぎた『女子力』はもはや妖刀である。” この半期の個人的ベスト帯コピー! 唯一の男性にして女子会のオブザーバー、社会学者の古市憲寿氏の前書き「この恐ろしい本ができるまで」がこの一見恐ろしげな女子会を更にスパイシィなものに仕上げている。 過去をふまえて女子は今後をどう生き...

”磨き過ぎた『女子力』はもはや妖刀である。” この半期の個人的ベスト帯コピー! 唯一の男性にして女子会のオブザーバー、社会学者の古市憲寿氏の前書き「この恐ろしい本ができるまで」がこの一見恐ろしげな女子会を更にスパイシィなものに仕上げている。 過去をふまえて女子は今後をどう生きるべきか。 育児と仕事の両立もしんどければ、専業主婦もしんどい。独身でいてもそれはそれで何かとしんどい。 どの道を選択したところで女子にモヤモヤはつきまとう。 結婚して子供を産み育てることが最大の存在意義とされたひと昔前に比べれば、今は結婚するしない、子供を産む産まない、を自身で選択できるようにみえる。 しかし選択肢が多いイコール自由かと思いきや、選択肢が多いと逆に選びきれない不自由さに見舞われる。 過度な自由はもはや自由でなく、目の前に一見広がる、でも重いコールタールのような海をえっちらおっちら泳ぐしかないのだろうか。 とかく渡世とはしんどきもの。 女子会とはこのしんどさをデトックスする場であり、知らず「同志」が集まる場でもあり。 そしてモヤモヤを浄化すべく今宵も女子は、パンケーキやシャンパン片手にサバトを繰り広げるのだ。 男子にこそ読んで欲しい1冊。女子のすべてが詰まっています。

Posted byブクログ