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図書館に通う の商品レビュー

3.2

19件のお客様レビュー

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2013/11/02

出版業界に携わっていた割に、図書館への期待は高い。 図書館のヘビーユーザーとしては、歴史を少し垣間見たという点では読んでよかった本です。

Posted byブクログ

2013/10/04

出版に携わっていた人でも、図書館への理解度ってこの程度(良い意味でも悪い意味でも)だったのかと目から鱗。紹介されている『フェルトリネッリ』が読みたい。うちにあったような気がしたんだけど見つからない。

Posted byブクログ

2013/08/17

リタイア後の公立図書館通いを綴った随筆。 だが、ただの図書館利用記録でも読書日記でもない。 公立図書館への「公立無料貸本屋」批判を背景に置き、折々に図書館から借りて読んだ本とそれにまつわるエピソードと図書館利用者として思うところがたくみに絡み合わさって一編一編がまとめられていく...

リタイア後の公立図書館通いを綴った随筆。 だが、ただの図書館利用記録でも読書日記でもない。 公立図書館への「公立無料貸本屋」批判を背景に置き、折々に図書館から借りて読んだ本とそれにまつわるエピソードと図書館利用者として思うところがたくみに絡み合わさって一編一編がまとめられていく。 図書館はむしろ「公立無料貸本屋」であってよく、そういうものとしていっそう充実すべきインフラであると著者は言う。 同時に地域(著者によれば街)の図書館が立派な?「公立無料貸本屋」になるために、今後、図書館と出版、作家とがすべきこととして述べられていることも示唆に富んでいる。 自分のなかでは、最近、書店や出版社の方々とお会いして話したことともつながった。 出てくる本も読みたくなる。

Posted byブクログ

2013/08/09

「当世公立無料貸本屋事情」という副題が示すとおり、最近その運営方法が各地で大きく見直されてきている公立図書館の「過去と現在」を対比させながら論じたエッセイ集。 主として雑誌「みすず」に連載されたエッセイ「『点と線』と書評の役割」を中心に17編を収録。 出版界に身を置きながら、...

「当世公立無料貸本屋事情」という副題が示すとおり、最近その運営方法が各地で大きく見直されてきている公立図書館の「過去と現在」を対比させながら論じたエッセイ集。 主として雑誌「みすず」に連載されたエッセイ「『点と線』と書評の役割」を中心に17編を収録。 出版界に身を置きながら、老年に至って初めて公立図書館を日本のエンターテインメント小説を中心に利用し始めた著者の視点から、「目からうろこ」の驚きに満ちた図書館事情が伝えられる。 著者は海外翻訳小説を主体に仕事をしてきた関係もあって、面白本の発掘と合わせて、図書館の購入する本の選び方やその予算額などに興味をもって調査を進めていく。 そこで明らかになっていくのは、日本の図書館の特殊な成立事情だ。第二次大戦終了後、米軍の占領政策を経て整備された公立図書館のことなど全く知らんかった、、、

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2020/07/27

図書の収集の基準などを考えながら図書館をキーに図書館のあり方についてを語ったエッセイ。◆文庫は買うというスタンスという。◆◆異聞浪人記を偶然ラジオドラマで聞いて読もうとしたところは、作者と親近感がわく。◆私も図書館は本の販売を助けると思うが、どうなのだろう。◆◆銃・病原菌・鉄の文...

図書の収集の基準などを考えながら図書館をキーに図書館のあり方についてを語ったエッセイ。◆文庫は買うというスタンスという。◆◆異聞浪人記を偶然ラジオドラマで聞いて読もうとしたところは、作者と親近感がわく。◆私も図書館は本の販売を助けると思うが、どうなのだろう。◆◆銃・病原菌・鉄の文庫は読むか。

Posted byブクログ

2013/07/28

図書館に通う著者が、図書館についての様々なことと、本についての様々なことをテーマを決めて書いている本。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4505859.html

Posted byブクログ

2013/07/11

長年の業界経験、老いてからの利用者としての目線が絡まり、極めて実践的、実用的な提言の書になっていると思う。 大活字本としての電子書籍、といったアイディアはぜひ実現すべきだと思う。

Posted byブクログ

2013/07/09

副題は『当世「公立無料貸本屋」事情』。こう書かれて、反応しない図書館関係者はいないだろう。 著者は出版会OBとしての経験を交えながら、図書館の複本をして「公立無料貸本屋」と非難すべきではない、と論じて複本を肯定している。 自らを「隅の老人」「後期高齢者」と何度も貶めつつ、文章から...

副題は『当世「公立無料貸本屋」事情』。こう書かれて、反応しない図書館関係者はいないだろう。 著者は出版会OBとしての経験を交えながら、図書館の複本をして「公立無料貸本屋」と非難すべきではない、と論じて複本を肯定している。 自らを「隅の老人」「後期高齢者」と何度も貶めつつ、文章からは、本に関わって仕事してきた者特有のプライドや本へのこだわりが滲み出ている。氏の歩んできた出版の歴史などは興味深くためになるものが多かった。 個人的な希望が多いに入っているが、私自身は「好き勝手をいっている」という気はせず、図書館への提案や印象は、利用者の目線として響くものもあった。 図書館側の者とそうでない者、また、本への愛着の度合によって、読んだ印象や感想が大きく異なるだろう。 この本が話題になり、多くの人が「図書館」について自分のものとして考えるきっかけになればいい。図書館をとりまく状況に新たな可能性を感じた一冊。

Posted byブクログ

2013/06/19

 「娯楽としての読書を求めて,図書館に通いはじめ,公共図書館が公立無料貸本屋であってなぜいけないのか」という主張に,図書館関係者はどのように答えるのだろうか。  「話題の本ぐらい,自分のお金を出して,買ってよ」。その通り。そうすると,図書館で借りるのはどんな本になるのだろうか。...

 「娯楽としての読書を求めて,図書館に通いはじめ,公共図書館が公立無料貸本屋であってなぜいけないのか」という主張に,図書館関係者はどのように答えるのだろうか。  「話題の本ぐらい,自分のお金を出して,買ってよ」。その通り。そうすると,図書館で借りるのはどんな本になるのだろうか。また,型崩れした本を貸し出す図書館は少なくない。いったい,図書館は何をサービスするのだろうか。

Posted byブクログ