1,800円以上の注文で送料無料

余命1年のスタリオン の商品レビュー

3.6

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/09/13

死の恐怖や生を見つめ直すあたりは上手く書けているな、と思う。 前半だと星四つくらいだったのだが。

Posted byブクログ

2022/07/08

流石に手慣れた感じで軽妙洒脱、巧みな展開で本の厚さを感じず読み進めた。ちょっと男の願望が見え隠れして、主人公の女性に対する都合よさは否めない。映画の『種馬の人生』って題名も酷いがストーリーも、これでロマンチックコメディって有り得ない。私なら見に行かない。本筋のお話は良かった。

Posted byブクログ

2019/10/02

石田衣良さんの物語 肺がんにかかって余命1年を宣告された当馬が死ぬ気で遺作となる映画を撮る話。 まぁ、特に奇想天外な展開もなかったけど、 やはり文章は読みやすく集中して読めた。 あっという間に読めてしまうのも作者の才能だと思う。

Posted byブクログ

2018/10/12

動物の話か・・・と思って借りてしまったが、余命を宣告された35歳の若手(2枚目?)俳優の生き様の話。主人公当馬の生き様はもちろん、とりまく人たちが個性、愛情あふれていてとても素敵。特に、ご主人に先立たれ、またここで息子に先立たれようとしている母親の姿には心打たれるものがあった。何...

動物の話か・・・と思って借りてしまったが、余命を宣告された35歳の若手(2枚目?)俳優の生き様の話。主人公当馬の生き様はもちろん、とりまく人たちが個性、愛情あふれていてとても素敵。特に、ご主人に先立たれ、またここで息子に先立たれようとしている母親の姿には心打たれるものがあった。何度も電車で泣きそうになったし、最終的に短い人生になったであろうことは変えられなかったけれど、読後感は素敵に心あったかい。

Posted byブクログ

2017/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルで馬の話かと思ったらちがってて、種馬王子のキャラで芸能界で生きる主人公当馬の主演映画と肺がん闘病の話だった。映画の成功のために自分の病気まで賭ける当馬の執念。要領が悪い新人マネージャーも、生意気な事務所の後輩も、だんだん親しみやすくなってくる。石田衣良さんの人への温かさを感じる話だった。

Posted byブクログ

2017/04/05

がん患者さん、患者家族、がん関係者全ての方に読んで欲しい素晴らしい本でした。 仕事もプライベートも順風満帆で、女好きで軽さが売りの俳優が、小細胞肺がんになって残された人生を全うする話です。 告知された時の心境、衝撃・不安定・適応、患者同士の共感、幸福の敷居の高さ、差別、副作用の辛...

がん患者さん、患者家族、がん関係者全ての方に読んで欲しい素晴らしい本でした。 仕事もプライベートも順風満帆で、女好きで軽さが売りの俳優が、小細胞肺がんになって残された人生を全うする話です。 告知された時の心境、衝撃・不安定・適応、患者同士の共感、幸福の敷居の高さ、差別、副作用の辛さ、がんになったから出来た事、見えたもの。治療や緩和ケアへの移行期、その時々の心情や状況、環境がよく書けています。患者自身が書いたのかって思う程。 1人のがん患者の幸福な「がん人生・がんとの付き合い方」が1冊に集約されてました

Posted byブクログ

2016/11/29

「種馬王子」の異名通り、仕事も性も奔放な俳優ががんで余命宣告を受け本当の幸福を知っていく話です。 私的には当馬は城田優か小栗旬でイメージしました(初期の興味のない他人への軽薄さを出せそう)。 展開的にはありがちで予想はできたのですが石田さんの文章のせいか惹きこまれつつさくさく読...

「種馬王子」の異名通り、仕事も性も奔放な俳優ががんで余命宣告を受け本当の幸福を知っていく話です。 私的には当馬は城田優か小栗旬でイメージしました(初期の興味のない他人への軽薄さを出せそう)。 展開的にはありがちで予想はできたのですが石田さんの文章のせいか惹きこまれつつさくさく読めました。 助かってほしいような助からないんだろうなという微妙な気持ちでした。 作中ドキッとする言葉が度々あって胸をつかれました。 一番残っているのは「生に怠けている」(だったかな?)。 確かに毎日怠惰に過ごしているかも。 読み返すと確かに後半は急ぎ足気味かな?とは思いますががんの進行速度と当馬自身が感じている時間速度を現している、と解釈しています。 ただあかねちゃんはいい子なんだろうしスケジュール管理もできるんだろうけれどあんまり好きじゃない。

Posted byブクログ

2018/01/17

イケメンだけど下ネタキャラ(チュートリアルの徳井さん風?)の俳優が、30代半ばでがんになる話。重いテーマで分厚い本だけど、石田衣良さんらしい爽やかな作風でさらさらと読めた。フィクションではあるが、がんなどの重い病気にかかるリスクは誰にでもあるものだと思い知らされた。

Posted byブクログ

2015/11/20

がんに侵されて余命1年と宣告を受けた俳優のお話。 皆さん仰るように最後があまりにも駆け足でブツ切りの印象を受けましたが、それまでの登場人物たちの心の変化が面白くて引き込まれました。

Posted byブクログ

2015/10/30

内容はタイトルの通り。肺がんにより余命1年を宣告された俳優、小早川当馬が自分が主演する映画に全身全霊をかけて臨む話。 闘病を取り扱った小説だけど、あまり重すぎず、読みやすかった。暗い場面もあるものの明るい場面の方が印象に強い。あと1年というタイムリミットを与えられた主人公は、誰よ...

内容はタイトルの通り。肺がんにより余命1年を宣告された俳優、小早川当馬が自分が主演する映画に全身全霊をかけて臨む話。 闘病を取り扱った小説だけど、あまり重すぎず、読みやすかった。暗い場面もあるものの明るい場面の方が印象に強い。あと1年というタイムリミットを与えられた主人公は、誰よりも力強く輝いていた。小説の終わり方が良かった。 読むと、若干お話が上手く行き過ぎなんじゃと思う人もいると思う。でも、逆に考えて欲しい。がんになったからといって、必ず不幸な展開や結末にまみれるとは限らないだろう。辛いことよりも嬉しいことの方が多くて何がいけないのだろう。この小説はそれを暗に伝えたいのだと思う。

Posted byブクログ