将来木施業と径級管理 その方法と効果 の商品レビュー
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持続可能な林業経営のための一つの手法。 考え方は非常にシンプル。 大径材を生産するための決まりごと(というより決めたこと。)が 本書に記してある。 将来木施業を実践すればきっと山を歩くのが楽しくなるだろう。 ただ、まだ確立されていない施業のため今後、多くの検証や予測が 必要だろう。 特に、重要な研究はやはり天然更新の手法についてだろう。 この手法の確立が将来木施業がうまくいくことの後押しになるはず。 他にも大径材の利用推進、大径材の生産が環境へ貢献していることに対 する付加価値化、劣勢木も含めた間伐材の利用推進、大径材を搬出する ための基盤整備等、一側面だけの取り組みではなく、多角的・総合的な視 野をもった取り組みが必要になるだろう。 林業に取り組むすべての人たちが一致団結してこの苦境を解決しなくて はならない。 そういう感想を持った。
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