グランドマンション の商品レビュー
同じことが何度も書かれ、途中何度も読むのをやめようと思った。ごちゃごちゃしすぎでこれもミステリーなのかなと疑問。作者の本を読んだのはこれで2作目だが、前回読んだ「侵入者」も今ひとつで、自分には少し合わない。
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1番始めの音の正体は面白かったが、後のは面白いんだけど、何回か読み直さないと辻褄があっていかないような感じで、読んでいて何回も寝てしまっていた。
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短編ばかりを集めて全て繋がっているトリックミステリー。グランドマンションの住人たちが問題を起こす予想通りの内容で面白かった。
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仕掛けをかけ過ぎて、こんがらがったのを読者にほどかせるのは、如何なものか… 「読み返す」作業は、意表を突かれた場合は嬉しいものだったりするけれど、この作品での「読み返す」作業は自己満足のお付き合い感覚で疲れました。 2014/9/7読了
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これぞ折原一の真骨頂といった作品でした。 個性豊かなマンション住人たちが織りなす、8つのショートストーリーで構成されていて、どれも奇想天外な結末を迎える、叙述トリックミステリーです。 「叙述トリックだから」と割り切れば、現実味の無さも、いわゆる本格ミステリーのそれよりは楽しめます...
これぞ折原一の真骨頂といった作品でした。 個性豊かなマンション住人たちが織りなす、8つのショートストーリーで構成されていて、どれも奇想天外な結末を迎える、叙述トリックミステリーです。 「叙述トリックだから」と割り切れば、現実味の無さも、いわゆる本格ミステリーのそれよりは楽しめます。 年齢や時系列、場面の繋がりの錯誤を狙ったトリックがあり、毎回、意外な結末で「やられた!」と思わされます。 各ストーリーが個々に完結する形式のため、後半の方は、ある程度、オチを予想できるようになり、楽しめると思います。 叙述トリックは、映像作品ではできない面白さがありますが、最後の方は若干、食傷気味になるかもしれません。
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【収録作品】音の正体/304号室の女/善意の第三者/時の穴/懐かしい声/心の旅路/リセット/エピローグ
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集合住宅、隣は何をする人ぞ・・・で、 知っているようで知らない人達。 知らないようで、というよりも見たこともない隣人。 戸建の家だって同じようなものかも・・・・ 住んでいた人が引っ越して 住人が入れ替わると、誰だかわからない、というのが 今、なのかもしれない。 人の秘密を知って...
集合住宅、隣は何をする人ぞ・・・で、 知っているようで知らない人達。 知らないようで、というよりも見たこともない隣人。 戸建の家だって同じようなものかも・・・・ 住んでいた人が引っ越して 住人が入れ替わると、誰だかわからない、というのが 今、なのかもしれない。 人の秘密を知って、自分の秘密は隠して、 そして、人がまた入れ替わっていく。 盗み聞きにコソ泥、 ネグレクトにDV、 振り込め詐欺、ストーカー、年金不正受給。 あるある、どこにでもある。 あってはいけないのにどこにでもある。 だから、余計にドキドキする。 おー、こわ。
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面白かったー! 視点がころころ変わりながら紡がれていく連作短編。 読み手を欺く仕掛けも多く、まんまと騙されたりと油断の出来ない作品でした。 都心の集合住宅の稀薄な人間関係が巧く描かれていて、一癖も二癖もある住民達の様々な思惑により事件が次々と…。 ここには住みたくないなぁ(笑) 騒音、年金不正受給、高齢化、オレオレ詐欺等の社会問題が巧く組み込まれていて、飽きずに読ませるところは流石の一言ですね。 ただの高齢者だと侮るなかれ。 捻りの効いたブラックさも感じさせ、エピローグの幕の引きかたもお見事。 読後感も良いです。
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都会のマンション(アパート)の中で起こる事件のアレコレ。。。 4階建て賃貸マンション(アパート?)のグランドマンション一番館の目の前では、分譲10階建てグランドマンション弐番館が建設中。 虐待に不法侵入に年金不正受給に殺人にストーカー、オレオレ詐欺、挙句は火事!!あとなんだっけ?(笑) とにかくいろんなことがあり過ぎる一番館。 高齢化の進む一番館に集まる管理人やら民生委員やらを筆頭とする珍妙な面々。 そのリアリティのない不可思議でざらっとした感じにはまるかどうかが読書のポイントですな!!
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この人の作品久しぶりに読んだけど、らしい連作短編集だった。どんでん返しの作り方もあーこの作家こういう感じだったよな…と思った。ワンパターンとかそういうことじゃなく、いい意味でこの人らしさを感じられて面白かった。
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