おうちのひみつ の商品レビュー
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えええっ!? という感じ。 古い作品だからなのかな。作家さんご自身があとがきでも言っていたように、いわゆるBL的作法というものからは外れている。いや、まさか、こいつとくっつかない展開だとは思いもしませんでしたよ……。 そして、あらすじから嫌な予感がしたとおり、兄弟ものだった。書き出しが別視点だったから油断した。兄弟もの苦手なんだよぅ。
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あ、そういう展開なのか。 途中まで読んで「どうなっちゃうの?」って思ったらそうなってた!!w モヤっとしないわけではないけれど……う〜ん、そういう結末か〜……まぁ、受けの思いが報われてよかった……んだよね?モヤっとするけどさwwwww
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どうなることかと思ったけれど、ハッピーエンドでよかったよかった。 『蜜月』みたいな2人がもっともっと読みたい~
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作家買いなので買い!って思って予約してたけれど、あらすじみてちょっと悩んでしまった1冊です。 そして・・・、読んでいて気づいてしまった!改題の文庫版だったんですねぇ。 あ~!読んだ事あると、しかも結構苦手な部類の本だったということに・・・。 でもラストに”蜜月”という書き下ろしが...
作家買いなので買い!って思って予約してたけれど、あらすじみてちょっと悩んでしまった1冊です。 そして・・・、読んでいて気づいてしまった!改題の文庫版だったんですねぇ。 あ~!読んだ事あると、しかも結構苦手な部類の本だったということに・・・。 でもラストに”蜜月”という書き下ろしがとっても甘かったのでちょっと救われたというか、 前半の苦手な部分もそこで昇華された感じがしました♪
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【観点別評価】構成☆1、オリジナリティ☆4、作品としての質☆1~2、個人的嗜好☆3 【総合評価】テーマ設定は美味しい。独特で実験的ではあるが、視点人物の切り替えに問題あり。☆2 渡海さんは小説を書くのが上手なかたなので、読んだときは正直驚いたが、実はこれ「98年の初ノベルズ+関連作+書き下ろし」なのだとか。なるほど。 描かれているのは実の兄弟間の近親相姦とDV(弟→兄)。本編の視点人物は、兄(受)と兄に横恋慕する親友がメイン。複数の視点人物を据えるBL作品の場合、通常は攻と受を視点人物にするのだが、敢えて受と当て馬をメインにしたところは面白いと思う。ただ、それを活かしきれなかったのが惜しい。当て馬が悶々ドロドロを経て受に対する恋心に気づくのだが、気づいた「あと」があまりにもあっさりとしすぎていて、それ以降の彼の存在はその他大勢と同レベルになる(いやきちんと行動はしているんだけど)。むしろ大事なのは恋心に気づいた「あと」だろう……と思ったり思ったり思ったり。 視点の問題はもう二つあって、その一つがこれ。基本的に本編は「兄視点」「当て馬視点」で進むのだが、他にも色々な視点が実は存在していて、「当て馬に恋をする女友達視点」なるものが短いながらも存在する。これも他のBLではあまりないことなので、面白いといえば面白い。彼女がその後どうなるかを含めると、やはりその辺のBLらしからぬ結末になっているので、BLにありがちなミソジニーで終わらなかったところは独特だし良い点だと思う。思うのだけれどなんだろう、どうにもこうにも萌えない悶えないハマらない。やはり多くのBLがミソジニーなのは、しかるべき理由があるのですね……。女性視点を採用するなら、もうひとひねり欲しかった。 もう一つの問題が、まさかの「神の視点」。クライマックスの中でも最も重要なところ、いちばんやってはいけないところで、突然「神の視点」が導入される。ここまで、視点人物が切り替わるときには、改行したうえで◇◇◇で区切られているのだが、クライマックス(見送りに行く~別れ)で極端に視点がぶれているのだ(実はそれまでも一行あけたうえで別の人物の視点を挿入する場面があったのだが、あまり目立たなかった)。別れたあとの最重要場面で、前述の「一行あけて他の人物の視点に移る」という視点切り替えが高速で行われ、最早「神の視点」といってよいレベルになっている。 では、その何がいけないのか。最もいけないのは、「当て馬視点」では不可知なものであった兄の〈空白〉の科白を、その直後に唐突に「弟視点」を挿入して暴露してしまうことで、呆気なく読者に開示してしまった点。これは小説の書き方としてはどうなのだろう?本編がそのあとすぐ終わってしまうので、速攻暴露しなければならないというテクストの要請(大人の事情?)があるとはいえ、あまりにもあっけない。兄弟以外には不可知な科白という、彼らの関係性の閉鎖的性質の象徴のような小道具を、どうしても盛り込みたかったのなら、潔くあの科白は〈空白〉のままにすべきだったのでは。そしてもともとすぐに開示するつもりだったのなら、最初からメインの視点人物に弟を加えておくべきだった。でもやっぱりあれはすぐに明かしたらダメだと思うなあ……さほど重要でも意味深長でもない科白だったせいだろうか(失礼)。だったらなおのこと、秘密にしておいてほしかった……! テクストレベルでいうと、弟の兄に対する執着と狂気、そして彼の人間としての脆弱さが、兄以外には開かれないものであることを、読者でさえもそこから締め出されることを、弟視点の排除という形で描くという手法は有効だと思う。だとしたら尚更、あの別れのシーンで弟の内面に入り込んだ「神の視点」は失策だったのでは……と、余計なことばかり考えてしまった。 「正しい小説の書き方」なんてものはないし、もしそんなものがあるとしたらそれを逸脱した方が絶対に面白い。だが、それが「面白い」のはその逸脱が「効果的」である限りにおいてなのであって、ただ逸脱しただけ、あるいはテクスト自体をつまらないものにしてしまうのであれば、小説の「お作法」は守るべきなのだ。展開を見ても、やはり見送りに行く~再会の流れが非常に不自然。どうにもついていけなかった。 近親相姦やDVという設定は個人的に大好物ですし、兄と弟がくっつくという結末も嫌いではないですが、うーん……実験的な作品として捉えればよいのでしょうかね……。
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勉強がつらいからってお兄ちゃんにDVしたりエッチなことしていいと思ってんのか!甘えんじゃねえ!!!(感想) 弟×兄~
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あらすじを読んで兄弟ものだと歓喜していたのですが、話が塚本視点で始まっていてそこに感情移入してしまった為、兄弟でくっついた結果にもやもやしてしまいました。 兄弟と同時に女の子も交えた三角関係を書きたかったんだろうな、とは思うけど、兄弟にもう少し重点を置いてほしかったなあ。
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『おうちバイバイ』 1998-01大洋図書(SHY novels 11) 改題の上文庫化。 雑誌掲載の関連作・書下ろしを収録。
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