マルクス の商品レビュー
マルクスの生い立ち。歴史。各論文(共産党宣言・経済学批判要綱・資本論・剰余価値理論・ゴーダ綱領批判など) の解説がある程度わかりやすく書かれてある内容でした。 ただ、それでもやはり難解な部分もあり読み進むのに時間がかかりました。欧州の歴史や共産党関連の歴史をもっと勉強していればよ...
マルクスの生い立ち。歴史。各論文(共産党宣言・経済学批判要綱・資本論・剰余価値理論・ゴーダ綱領批判など) の解説がある程度わかりやすく書かれてある内容でした。 ただ、それでもやはり難解な部分もあり読み進むのに時間がかかりました。欧州の歴史や共産党関連の歴史をもっと勉強していればよりわかりやすいのだとおもいます。 完全に理解できているわけではないのですが、「マルクスは死んだ」わけではなく、現在だからこそ彼の論理が生きてくるのだろうと思います。 もう少しマルクス関連の書籍を読んで理解していきたいと思う内容でした。
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論文や研究書ではなく、大衆向けの解説書であるようだ。しかし、もう既に原文でマルクスを読み始めている私でも発見がいくつかあった。「マルクス経済学」や「マルクス主義」という点にこだわらず、マルクスはこういう人でこんなことを考えていたんだぜ、という説明を優しくしてくれている。 また...
論文や研究書ではなく、大衆向けの解説書であるようだ。しかし、もう既に原文でマルクスを読み始めている私でも発見がいくつかあった。「マルクス経済学」や「マルクス主義」という点にこだわらず、マルクスはこういう人でこんなことを考えていたんだぜ、という説明を優しくしてくれている。 また冒頭でダニエル先生が書いた通り、マルクスは死んだと言いつつもマルクスは偉大だとする風潮が、学問的な意味でのマルクスを過度に肯定し、彼の本質がどこかへ行ってしまうという点は確かにあると思う。彼の分析したものと目指したものから目を逸らしてしまうことは、きっと彼自身も望まないだろう。
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一般向け入門書で、歴史上の思想家としてではなく今日的意義に重点を置いて書かれている。活動家であり続けたベンサイドの姿勢が偲ばれる。 挿絵の漫画が、笑いのツボが微妙にずれていて興味深い。
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