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もういちど読む山川日本近代史 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/08/20

図書館で借りた。 歴史の教科書で有名な山川出版社の社会人に向けた「もういちど読む」シリーズ、個人的には5冊目の日本近代史である。ペリー来航から、詳しく日本の近代史が書いてある教科書だ。「現代史」ではないので、戦争敗戦の1945年でこの本は終わる。 いきなり「近代史評価」についての...

図書館で借りた。 歴史の教科書で有名な山川出版社の社会人に向けた「もういちど読む」シリーズ、個人的には5冊目の日本近代史である。ペリー来航から、詳しく日本の近代史が書いてある教科書だ。「現代史」ではないので、戦争敗戦の1945年でこの本は終わる。 いきなり「近代史評価」についての議論で、ゴリゴリの「歴史学」だ。個人的にはそんなacademicな議論はどうでもいいなぁ~。もっと低レベルな「あんせいのたいごく…っていつの、何だっけ?」くらいの話を"もういちど読み"たいのに、歴史学の最新研究な議論がある。本題に入れば、そのような議論は少ないが、どちらにせよ「ただ歴史的事実が並んでいるだけの教科書」ではないので、読んで解釈するにはカロリーが必要な印象だ。 社会人向けの教養って、何なんでしょうね、と問い直したくなる本だった。勉強にはなったが、これより一つ手前のレベルの本が今の私は求めていたなぁ。

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2024/05/01

詳説日本史研究のコピペ多しというか殆ど同じかも。出版社も著者も同じなので問題はないのだろうが、それにしてもねえ。ただし、内容的には悪くはないので、日本近代史にフォーカスして勉強したい人にはいいのかも。

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2023/05/30

明治以降の日本の近現代史について分かりやすく紹介されています。 日本の近現代史はどうしてもまず「イデオロギー」ありきで語られがちですが、本書では経済・戦争など様々な視点から日本の近現代について学ぶことが出来ます。 【こんな人におすすめ】 日本の近現代史についての入門書を探してる...

明治以降の日本の近現代史について分かりやすく紹介されています。 日本の近現代史はどうしてもまず「イデオロギー」ありきで語られがちですが、本書では経済・戦争など様々な視点から日本の近現代について学ぶことが出来ます。 【こんな人におすすめ】 日本の近現代史についての入門書を探してる人 日本の近現代史について広く浅く学びたい人

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2023/04/11

非常に良い教材でした。学生時代の歴史では、近代についてはほとんど覚えていなかったので体系的に学ぶことができた気がします。また、教科書より細かく、評論よりはざっくりとした内容だったので良い塩梅でした。 内容としては、開国および幕末から第二次世界大戦終結までの日本の歴史に関する変遷が...

非常に良い教材でした。学生時代の歴史では、近代についてはほとんど覚えていなかったので体系的に学ぶことができた気がします。また、教科書より細かく、評論よりはざっくりとした内容だったので良い塩梅でした。 内容としては、開国および幕末から第二次世界大戦終結までの日本の歴史に関する変遷が書かれていました。無理矢理記憶していた〇〇同盟や〇〇事変について、どういった背景でどういった日本の経済や思想や運動の元で成立していったのかを理解できました。 幕末から明治維新にかけての日本の発展は本当に驚かされる一方で、日清戦争からの諸外国との利害関係や国内外での揉め事の多さには呆れるばかりでした。

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2022/09/06

近現代史は、歴史的事実を淡々と叙述することは困難で、どうしても執筆者の価値判断や歴史観が反映される。 この本は山川出版であるが、著者が比較的中立的に叙述してくれている。 そのため改めて日本近現代史を学びなおすにはとても良い本である。 現在の憲法や安全保障環境を考えるうえで、近...

近現代史は、歴史的事実を淡々と叙述することは困難で、どうしても執筆者の価値判断や歴史観が反映される。 この本は山川出版であるが、著者が比較的中立的に叙述してくれている。 そのため改めて日本近現代史を学びなおすにはとても良い本である。 現在の憲法や安全保障環境を考えるうえで、近現代史の歴史を知っておくことは国民の義務であるとまで思われる。 是非、本書で近現代史を学びなおしてほしい。

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2019/01/29

黒船来航から第二次世界大戦の敗戦にいたる100年近くの日本の歴史。覚えるべき単語は結構多く出てくるが内容は平易で読みやすい。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou27201.html

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2014/11/13

普通の日本史教科書だと数ページなのが一冊分もある。 でも、第二次世界大戦の終戦までなのか。 この後、日本が辿った道も興味深いものがある。 授業では扱われないのだろうけれど。

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2013/09/27

ここで取り扱われている100年は黒船が来航してから日本が第二次世界大戦、および太平洋戦争に敗北するまでです。現在も何らかの形で影響を及ぼしているこの時代が詳細につづられていて、読み応えがあります。 僕が現役の高校生だったころ、とはいっても随分と遠い昔の話になってしまいましたが、...

ここで取り扱われている100年は黒船が来航してから日本が第二次世界大戦、および太平洋戦争に敗北するまでです。現在も何らかの形で影響を及ぼしているこの時代が詳細につづられていて、読み応えがあります。 僕が現役の高校生だったころ、とはいっても随分と遠い昔の話になってしまいましたが、日本史を授業でとっていても後半、近現代史は時間の関係上タイムアップでよく教わることがなかったように覚えております。 本書は大学受験用の社会科教科書といえば山川というくらいのスタンダードである(僕の通っていた高校では採用していませんでしたが…。)山川出版から発行された「もういちど読む」シリーズの日本近代史です。ここで扱われている日本史はペリー提督で有名な黒船が日本に来航した幕末時代から太平洋戦争が終戦を迎え、日本が負けるまでの約100年の歴史を一冊にまとめたものです。 日本史の中でも後半部の出来事を教科書1冊分に凝縮しているだけあって、その情報量はとても多く、珍しく読むのに骨が要った本でございました。これを読みながら現役のころに覚えていて、今では忘れてしまったことも本当に多く、明治維新の政党政治に関することや、日清戦争後の国際関係について、第一次世界大戦後に起こった金融恐慌のことなど、詳細な記述で時々行きつ戻りつしながらも 「あぁ、そういえばこうだったっけ」 ということを改めて思い出しました。 そして、第二次世界大戦へと時代が移り、日本が戦争へと突き進んでいく過程は本当に見ていてやるせなく、太平洋戦争でミッドウェー海戦を機に日本軍がアメリカの持つ圧倒的な物量をはじめとする総合力に敗れ去っていくさまは、本当に読んでいてつらいものがありました。 1945年8月15日に玉音放送が流れ、同年9月2日にミズーリ号で連合国との降伏文書調印式が行われ、第二次世界大戦は終わりを告げるわけですが、このときの影響が何らかの形で現在にも影響を及ぼしているということを、決して忘れてはならないと思っております。それを再確認したという意味で、この教科書を読んだ甲斐があったというものです。

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2013/05/31

≪目次≫ 序  日本近代史をどうみるか 第1章  近代国家の成立 第2章  近代日本とアジア ≪内容≫ 開国から敗戦までを高校の教科書チックにまとめたもの。それなりに良くできています。普通の教科書よりは詳しく、専門書ほどの濃密度はなく。私的には、教える部分も肉付の一つとして、役...

≪目次≫ 序  日本近代史をどうみるか 第1章  近代国家の成立 第2章  近代日本とアジア ≪内容≫ 開国から敗戦までを高校の教科書チックにまとめたもの。それなりに良くできています。普通の教科書よりは詳しく、専門書ほどの濃密度はなく。私的には、教える部分も肉付の一つとして、役に立ったと思いますが(これで肉付けなら、高校教師として失格?)、もうちょっと知りたい人には、物足りないだろうな、という感じ。できるなら、ほかの「もういちど~」シリーズもそうだけど、参考文献、というか「もうちょっと知りたい人のために」の文献リストをつけるべきなのではないだろうか?

Posted byブクログ