旅のグ の商品レビュー
バックパッカーな旅って、憧れないわけではないけど、本気でやりたいとは思ってないかな、という程度に旅人度の低い私ですので、あるある~というような共感はほぼない。けれど、それでもクスッと笑ってしまうことも多かったし、旅への憧れ心も少し満たされます。 ただ、旅なんかに出ようと思わないこ...
バックパッカーな旅って、憧れないわけではないけど、本気でやりたいとは思ってないかな、という程度に旅人度の低い私ですので、あるある~というような共感はほぼない。けれど、それでもクスッと笑ってしまうことも多かったし、旅への憧れ心も少し満たされます。 ただ、旅なんかに出ようと思わないこういう日本人を、どこか見下しているかのような価値観がそこはかとなく匂っている点が、玉に瑕…。デビュー作だって言うし、まだ若かったということだろうか。
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大好きなグレゴリさんのデビュー作。単行本は愛蔵の一冊なのだけど、新装版で文庫になったと知り、いそいそと購入。 これまた大好きな高野秀行さんのブログやツイッターを時々のぞいているのだが、高野さんは今タイにいて、そこで読む「旅のグ」がしみじみ良いと書かれていた。まったく他にはない味...
大好きなグレゴリさんのデビュー作。単行本は愛蔵の一冊なのだけど、新装版で文庫になったと知り、いそいそと購入。 これまた大好きな高野秀行さんのブログやツイッターを時々のぞいているのだが、高野さんは今タイにいて、そこで読む「旅のグ」がしみじみ良いと書かれていた。まったく他にはない味わいだなあと思う。ことさら旅のワイルドさを強調することがなく、「普通の女の子です」っていうアピールもない。「自分探し」なんて雰囲気などカケラもない。実に等身大でいいのだなあ。 グレゴリさんを「発見」した蔵前仁一さんの解説で、描き下ろしもたくさんあって嬉しい。だが…。 文庫サイズだと字が小さくて見えないのよ。トホホ…(泣)。まあいいわ、これは娘にあげよう。いや待てよ、これを読んでバックパッカー旅に目覚められても困るなあ。
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