ドゥルーズ の商品レビュー
「哲学は」あるいは「哲学とは」という主語が思いの外、多かった。こんなにまで哲学を詳解する本だとは思わず、面食らいながら読んでいた。比喩や修辞が豊富で飽きさせない筆致。こんなにまでカラフルでヴィジュアルなテキストはそうそうない。ドゥルーズについての予備知識はほぼ皆無だが、先日述べた...
「哲学は」あるいは「哲学とは」という主語が思いの外、多かった。こんなにまで哲学を詳解する本だとは思わず、面食らいながら読んでいた。比喩や修辞が豊富で飽きさせない筆致。こんなにまでカラフルでヴィジュアルなテキストはそうそうない。ドゥルーズについての予備知識はほぼ皆無だが、先日述べた経緯で購入。十分楽しめる内容だった。 哲学(関連)書を読むというのは、他の本を読む骨法とは明らかに違う気がする。何か別の思考を持ち出さざるを得ない。もしそれが無い場合は、それを授けてくれることもある。知の階段を一段でも上る。頭での理解には至りにくく、時に肉体へ打ち込むような、体感するものなのである。知識を得るためというよりもむしろ、その難解な言説を読まんとし、何かを感覚し、その浮上するイメージを噛みしめる。そういうスタンスで対峙している。 やはりフルスイングしているのを見るのは気持ちがいい。 http://cheapeer.wordpress.com/2013/07/27/130727/
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