イシュタルの娘~小野於通伝~(第七巻) の商品レビュー
時代は進み、秀吉の朝鮮出兵、茶々の再びの懐妊へ。戦国時代の歴史の表舞台と、その裏側の女や公家、文人たち。於通の視点で見る面白さ。
Posted by
2018.6.2市立図書館 秀吉は秀次に関白を譲って太閤となり朝鮮出兵へ。信輔はいろいろあって左大臣を辞したものの於通は一人で生きると言うし、秀吉の目の敵にされつつも帝の義兄という立場もあって無碍にはできず、行き場のない不満を託つ。大阪では拾(秀頼)が誕生するが、於通が茶々に見た...
2018.6.2市立図書館 秀吉は秀次に関白を譲って太閤となり朝鮮出兵へ。信輔はいろいろあって左大臣を辞したものの於通は一人で生きると言うし、秀吉の目の敵にされつつも帝の義兄という立場もあって無碍にはできず、行き場のない不満を託つ。大阪では拾(秀頼)が誕生するが、於通が茶々に見たものは… 茶々の妹江与が二度目の結婚で娘をもうけるも夫に先立たれる一方で、斉藤ふく(春日局)登場。このあたりの人物がこの先のキーパーソンか… 25 左大臣、面目失墜 26 秘密 27 肥前・名護屋にて 28 友の覚悟
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少女期の斎藤ふく(のちの春日局)が不美人に描かれていて...実際そうだったの?? ふくは幼いとき於通と出会っている。(1巻) 父親の斎藤利三が処刑される場で泣きわめいているところ、於通からお手製の花染めの手巾をもらったのだ。 それからは、ずっと心の慰めの品となり、於通を憧れのお姉さんとして、いつしか再会したいと想うのであった。 於通の源氏物語の講義中に、ふくは水簿らしい身なりで自分も受けさせて欲しいと願い出る。 そんなハングリー精神は立派。 綺麗な身なりの女御さんたちに睨まれようが、そんなこと御構い無し。 武家の男子が学ぶ儒学も習得したいとは、この時代にしては頭の中が男子化しているニュータイプのおなごで勇ましく、こういった人、好きだなぁ。 今後も登場しそうな気がしてならないのだけど、どう於通と絡んでいくのか楽しみだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いったんは別れた信輔と於通の間がまた近くなってきたようで、それはうれしいですけど、信輔は左大臣をやめて名護屋に行って、於通の義兄弟の真田兄弟と会ったりしてって、なんか忙しそうです。 お互いに好きだし、左大臣もやめちゃってるから、さっさと於通と結婚したらいいのにって思うのは、この時代ダメなんでしょうか。 淀君の不貞の疑惑はよく聞きますけど、確かにあれだけ側室がいた秀吉に子がいたのは淀君だけだと、周りも怪しいって思うかもしれないですよね。 波瀾万丈な於通の人生。 これからどう進むのか楽しみにしてます。
Posted by
しばらく本誌のほうを読んでなかったのですが 安定して面白いです。 この巻は淀君周辺の秘密と、近衛信輔さんが朝鮮出兵を願い出てかなわず暴走、 名護屋でお通と義兄弟の契りも交わしている真田兄弟と出逢うことなどが印象的な内容となっています。 悩める信輔さんはこれから薩摩に流されること...
しばらく本誌のほうを読んでなかったのですが 安定して面白いです。 この巻は淀君周辺の秘密と、近衛信輔さんが朝鮮出兵を願い出てかなわず暴走、 名護屋でお通と義兄弟の契りも交わしている真田兄弟と出逢うことなどが印象的な内容となっています。 悩める信輔さんはこれから薩摩に流されることになるのですが 薩摩に行ったら、なんとなくみんな逞しくなるイメージ。 (へうげものの小堀遠州とか?) 信輔さんもいっそ日焼けしてなんとか示現流でも学んで(?) 帰ってくればいいのに~などと あさってなことを考えております。
Posted by
無理なく展開が早い。人一人の歴史だもんね、あんまり丁寧にやってちゃどれだけ時間あっても足りないよ。 しかし二人が結ばれるのはいつになるんだろう・・・少女マンガだし、幸せな結末は迎えてほしい。このまま二人は別の道へ、心は繋がってる、っていうのも美しくはあるけどね。どうなるのかなぁ。
Posted by
- 1