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在日外国人 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2021/08/10

大学の講義の予備知識を蓄えるために読みました。国籍について全く詳しくない私でも、その歴史と考え方について深く学べました。

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2021/02/25

在日外国人の人権を考えるなら、まずこれを読むべしだと私は思っています。最初の版が出たときの「やっとこういうものが!」の感激は今も鮮明です。2020年度までのテキスト。

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2013/07/05
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1963年に登場した「伊藤博文」の千円札留学生のあいだに、ある゛ざわめき”を生んだ 指紋が人間の同一性確認する最高の方法だということがピンと来ない 

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2013/06/28

これは大変参考になった。 大日外国人を取り巻く状況の変化がとてもコンパクトにまとめられていて、19945年(より正鵠を期すなら1952年以降)の日本国の外国人政策がいかに排他的且つ場当たり的か、ということがとてもよく分かる。

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2013/06/14

憲法改正の中曽根試案に「国民」が「なにびとも」にされていることを知った。 憲法改正というと、どうしてもネガティブに受け取りがちだけれど、最近の野中さんの尖閣発言もそうだけど、しっかり耳を傾けるだけの価値はありそうだ。 アメリカは生地主義。日本は純血主義。 日本で生まれ、育ってもい...

憲法改正の中曽根試案に「国民」が「なにびとも」にされていることを知った。 憲法改正というと、どうしてもネガティブに受け取りがちだけれど、最近の野中さんの尖閣発言もそうだけど、しっかり耳を傾けるだけの価値はありそうだ。 アメリカは生地主義。日本は純血主義。 日本で生まれ、育ってもいつまでたっても在任朝鮮人ということだ。 そろそろ「日本人」という過剰意識をなんとかしなければ・・・・・。

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2013/06/04
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田中宏『在日外国人 第三版 法の壁、心の溝』岩波新書、読了。留学生との交流・支援に人生を捧げた著者の筆による「在日外国人」に対する“扱い”の歴史と今。初版は91年、入管法改正を受け2版。最新版はデータを一新し、ニューカーマーも含め「国籍とは、民族とは、人権とは」を再度考える。 在日外国人といえば在日朝鮮半島の人々の戦後史。本書も中心的にその経緯を概観するが、誤解に基づくためにする議論が横行するなか、本書は、東奔西走した著者の思い出とともに、その基礎的知識を提供する。初学者にも反レイシズムの方にも手にとって欲しい。 例えば、李信恵「差別排外デモ」密着ルポ 在特会・桜井誠会長への突撃取材:ガジェット通信 http://www.asiapress.org/apn/archives/2013/06/03144101.php 救済措置の入管特例法の経緯をスルーし「特権と叫ぶ」のが排外主義者の常。しかし特例以上の切り捨てが実際の歴史。 そもそも「旧植民地出身者を、あたかも一般の外国人であるかのように装うことによって、“歴史の抹消”」を図った51年の「出入国管理令」に問題がある。これは大英帝国のそれとも、ドイツのオーストリアに対するそれとも非対称的である(国籍選択権の非認)。 因みに敗戦後、在日の朝鮮半島の人々に対する変化は何か。それは「参政権の停止」である。普選実施以降は、衆議員に11名が立候補し、二人が当選していたという。敗戦は発言の機会すら奪うことになる(今も同じ)。本書は新書ながら初めて知ることも多い。 著者は留学生から言われた。「田中さん、日本人は、外国人を“害国人”だと思っているんですか」。副題は「法の壁、心の溝」。法の壁が心の溝を深くし、心の溝が法の壁を当然と後押しした。右傾化が懸念される現在、新版した著者と岩波書店には敬意を表したい。

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