地獄の季節(文庫版) の商品レビュー
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普仏戦争直後のパリに詩人を目指してやってきたランボーは、弟子入りしたヴェルレーヌとの激しい恋に身を焦がす。 しかし家庭を捨てきれないヴェルレーヌとのすれ違いの末、 ランボーはついに文学に絶縁状を叩きつける。 彗星のごとく駆け抜けた若き天才の非凡な自伝でありながら、文学史上に燦然と輝く傑作詩集を漫画化。 ■地獄の季節 フランスの詩人アルチュール・ランボーの詩集。 1873年刊。 「地獄の夜」「錯乱」など9章から成る散文詩。 自身で出版した唯一の本で,著者 18歳のときの作品。 銃撃事件で終るベルレーヌとの放浪生活を通じ,最高にまで高められたランボーの詩的精神が, 汚辱と苦悩,生への渇望,「言葉の錬金術」となって激しく歌われている。 ■ランボー 「早熟の天才」としばしば評される。 詩人ヴェルレーヌに出会い、『地獄の季節』、『イリュミナシオン』でその才能を見せた。 マラルメはボードレールから始まる象徴詩の系譜に属しながらも、そ こに止まらない、という意味で「おそるべき通行人」と彼を評している
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「地獄の季節」そのものというより、ランボーがヴェルレーヌと過ごした数年間の伝記漫画みたいな感じ。 もちろん詩も出てきます。 個人的にはランボーの妹のエピソードなんかも欲しかったよな・・・。(兄にレモネードを奢ってもらったり、若くして亡くなった彼女の葬式でランボーは断髪したり) ...
「地獄の季節」そのものというより、ランボーがヴェルレーヌと過ごした数年間の伝記漫画みたいな感じ。 もちろん詩も出てきます。 個人的にはランボーの妹のエピソードなんかも欲しかったよな・・・。(兄にレモネードを奢ってもらったり、若くして亡くなった彼女の葬式でランボーは断髪したり) まあ、あくまで「地獄の季節」であり、ランボーの伝記ではないので求めすぎでしょう。 このシリーズの他の作品を読んでいないからなんとも言えませんが、悪くなかったと思います。
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