いとしい小鳥きいろ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
五月の出会い 僕は妻とフランスに暮らしていた 勤めていた研究室からの帰り道、一羽の黄色いヒナと出会った 右脚にケガをしていた 妻と二人で看病をして、小鳥には「きいろ」と名づけた 擦りリンゴをのせたフランスパンのかけらが好きで、僕の肩にとまり、妻のピアノが大好きだった 大きくなった「きいろ」は青色になった メーテルリンクの青い鳥のモデル、メザンジュ・ブルーだったのだ 僕はワインの“ソーヴィニヨン:ブラン”の香りについて研究していたが行き詰まっていた あるひ、「きいろ」から“ソーヴィニヨン・ブラン”の香りがすることに気付く 〇白ワインの香りの研究に従事し博士号をとった富長敬俊博士の思い出を絵本にしたもの…だと思います 博士の若かりし頃の小鳥との思い出 天窓のガラスのエピソードと空高く飛んでいったきいろの夢に、博士の悔いを少し感じる きいろにとっても二人が大切であって、ガラスが小鳥の目には見えなかったのだろうと思う
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