石原慎太郎「暴走老人」の遺言 の商品レビュー

西条泰【著】

2013/06/30

タイトルの「暴走老人」は田中眞紀子氏がつけたものだが、本人が気に入るぐらい端的にこの人物を表したものだと思う。一部の発言を誇張して取り上げたマスコミ報道ばかりが目立ち、危険な人物という印象が与えられているが、この本を読むと、石原慎太郎という人物像というのがよりクリアになるように思う。

2013/05/26

石原慎太郎というと、震災時の問題発言など、私の中では印象の悪い人間だったのですが、この本を読んで、口が悪いだけじゃないのだと知りました。笑

彼は、日本のことを、我々日本人の事を一番に考えていたのだと。
それが、読んでるとヒシヒシと伝わってきます。(全部の意見に賛成できるわけではありませんが。。)

日本の事考えている石原慎太郎さんですが、彼はもう80歳なんですよね。
そのことについて、本書の中で発言がありました。

「そうです。まさしく80歳なんだよ。何で俺がこんなことやらなくちゃいけないんだよ。若いヤツしっかりしろよ、本当に」(p.39)

確かにそうなのかもそれません。
私自身、今は自分のことだけを考えがちです。
将来の日本のために、私も何かできないか、ちょっと考えてみようと思いました。